2017年10月15日のラストランを前日に控える14日、西鉄の特急型電車8000形の定期運用が終了しました。最後まで残った8051編成は、2014年から太宰府線向けの観光列車「旅人」で使用されていましたが、ラストランを前に原色へと戻され、1週間だけ「ラストラン運転」として特急を中心に使用されました。

14日は定期運用最終日の「プレ・ラストラン」にあたり、午前中に筑紫~福岡(天神)駅間を1往復する運用が組まれました。早速8000形最後の定期列車に乗車するため、西鉄沿線へと出向きました。

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定期運用最終日の8000形は筑紫以南に入らず、特急運用にも入りません。この日は朝7時42分に筑紫を出発し、普通列車として福岡(天神)に向かうと、その後は急行として筑紫に戻るだけの簡単な運用です。

今回はJR二日市駅から徒歩3分という「乗り換え」に便利な紫駅から、8000形福岡(天神)行き普通に乗り込むことに。駅に到着すると、天神に向かう一般客に混ざり、レイルファンも3人ほど待機しています。おそらく私と同様、JRからの乗り換え組なのでしょう。

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8000形の普通列車は順調に走り出し、太宰府線が分岐する二日市駅に到着しました。ラストラン間近ということで、車内には多くのレイルファンが乗り込んでいます。しかし、前面展望席が予想よりも混雑していないのには驚きました。これが関東だったら、阿鼻叫喚なのかもしれませんが。

二日市駅では特急を先に通すため、数分停車します。この時間を使って、レイルファンが続々とホームに出てきて、思い思いに列車の姿を記録に残していきます。そんな風景を見ると、改めて8000形が間もなく過去の存在になることを、否が応でも実感させられるものです。2000形が姿を消してからはや7年、この日が来るまであっという間でした。

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▲二日市駅に停車中の8000形を車内から
8000形名物の展望席では親子連れを中心に、最後の前面展望を楽しんでいます。レイルファンの姿もあり、西鉄のマニアックな話題に花を咲かせています。特急を先に走らせ、間もなく出発の時間が近づくと、ホームで撮影していた子供たちが急いで駆け戻ってきました。

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下大利から先の区間は高架工事中のため、ゆっくりと走りながら北上します。結局、高架駅となった春日原を8000形が走行することはありませんでした。あの駅が高架駅になる頃、西鉄はもはや新しい通勤電車ばかりになっているに違いありません。

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8000形の名物は前面展望だけではありません。先頭車両最前部の側面には、これまた大きな窓が左右一枚ずつ配されているのです。その他の側面窓も比較的大きく、8000形は展望性を意識したデザインになっていました。

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紫から30分ほど走り続け、列車はターミナルの福岡(天神)駅に戻ってきました。ここで8000形は短い折返し作業を済ませ、定期運転最後の列車、すなわち筑紫行き急行になります。福岡駅ホームの撮影者は意外にもまばらでした。



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▲定期列車としては最後の福岡(天神)駅入りとなった西鉄8000形
改札をいったん抜けてホームにトンボ返りすると、8000形は間もなく出発しようとしていました。急いで車内に入ると扉はすぐに閉まり、8000形はついに定期列車最後の旅路へと入ります。

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ラストラン直前になって原色に戻されたため、前頭部の座席モケットをはじめ、車内は「旅人」の面影を色濃く残しています。一部ラッピングは剥がされていますが、かつて乗車記念スタンプ台のあった場所には、8000形ラストラン記念のスタンプ台が引き続き設けられています。また、天井の広告スペースには8000形ラストランを告げるオリジナルポスターがも設置されていました。

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最後の定期運行となる筑紫行き急行の道中では、走行音を収録しながら過ごしました。前頭部では最後の前面展望を楽しもうと、筑紫からの往路以上に多くのレイルファンで賑わっていました。

二日市で各駅停車に代わり、福岡(天神)からおよそ30分で終点の筑紫駅に到着しました。到着後、駅ホームでは大勢のレイルファンが見送りをしようと待ち構えています。人数が多くなることを想定してか、駅員も警備に動員されています。到着から1分後、8000形は電子ホーンを一発ならし、最後の定期運用を終えました。

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筑紫駅で客を降ろした8000形は、続いて車庫に隣接する車体洗浄線に入っていきます。車両基地の沿道でも数名のレイルファンが撮影をしていました。

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洗浄線に入った8000形は、洗浄装置を一往復半してから車両基地の奥へと消えていきました。翌朝のラストランに備え、早めの休養に入ったのです。



これまで当たり前のように見てきた8000形ですが、次に見ることはもうないでしょう。あとは写真と思い出の中に残るばかりです。複雑な思いを抱きながら、筑紫駅を後にしました。

撮影日:2017年10月14日




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