福岡県東部、京築地方と筑豊地方の境界付近にあるのが、今回お届けする田川線の崎山駅です。同駅には国鉄時代に建てられた駅舎が荒廃しながらも残っており、貨物列車が行き交いし頃の姿をよく留めています。

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▲崎山駅駅舎
平成筑豊鉄道には国鉄時代の駅舎がいくつか残っていますが、その中でも崎山駅は一番のオンボロぶりを見せています。屋根の一部は崩れ、壁面にはツタが這い茂っています。

古いマンガ本が置かれた待合室に入ると、蒸し暑い中で蜂が出入りしていました。おそらく屋根裏に蜂の巣があるのかもしれません。駅舎全体を見渡しても、もはや廃墟にしか見えないのが実情です。少し前に肥前長野駅のような、寂しい雰囲気のある駅だと思いました。

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▲便所
駅舎の横にはやはり古びた便所が残っています。こちらは便所というよりもむしろ「厠」と呼んだ方が良いかもしれません。遠くから見るだけでも臭いが漂ってきそうですね。

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駅舎には古いマンガ本以外にも、色々なものが置かれています。たとえば改札口の近くには、これまた古い洗濯機が置かれています。洗濯槽の中には雨どいが差し込まれているところから見て、おそらく雨水溜めに使われているのでしょう。

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▲崎山駅ホーム
崎山駅は交換可能な2面2線の相対式ホームを有し、国鉄時代に貨物列車が運転されていたことから、有効長は非常に長いです。

また、駅舎の事務室側にはホームを見下ろす窓がズラリと並んでいます。崎山駅の歴史は意外にも浅く、戦後になって信号場として開業しました。駅舎の大窓は信号場時代の名残りだったのです。9600の貨物列車が行きかっていた頃、列車交換が行われるたびに、事務室の大窓から列車の往来を監視していたのでしょう。

山間の小駅にしてはやけに大きな駅舎だと思いましたが、当初信号場だったことを知り合点がいきました。

崎山駅周辺の風景

崎山駅周辺には小さな集落があるのみで、商店の類は見当たりません。非常にのどかな風景が漂っています。だからこそローカル線の風情があって面白味のある場所だと思います。

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▲崎山駅設置記念碑

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崎山駅から数百メートル西側に「八幡宮」があります。こちらの神社、なんと参道入口が線路で分断されています。ちょうど一の鳥居と二の鳥居の間を線路が横切っており、だからと言って踏切の類が置かれているわけでもありません。おそらくJR奈良線でいうところの「勝手踏切」のような立ち位置にあるのでしょう。

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そんな八幡宮の入口には狛犬が一対置かれています。左側の狛犬は二足立ちして、右側のは逆立ちしています。そうそう見ることのない格好なので、思わず見入ってしまいました。

総括

以上、オンボロ駅舎のある平成筑豊鉄道崎山駅からお届けしました。今にも崩れんばかりのオンボロ具合ですから、いつ解体されてもおかしくない状況です。一見する価値はあると思います。

 撮影日:2017年7月30日




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