(目次)
大政奉還150周年企画!15年ぶりの鹿児島歴史紀行(1)
大政奉還150周年企画!15年ぶりの鹿児島歴史紀行(2)
大政奉還150周年企画!15年ぶりの鹿児島歴史紀行(3)



まもなく日が暮れようとしていました。鹿児島市内をめぐり終えた私は、行きと同じように鹿児島中央駅から帰路につくことにしました。川内まで鹿児島本線を北上してから、新幹線で新八代までワープ、そこから再び鹿児島本線で福岡方面を目指すつもりです。

今や博多でも鹿児島土産を買うことはできますし、とくに珍しいものでなければ土産物は買わないことにしています。荷物もかさばりますし。土産物店が軒を連ねるエリアを早々と過ぎて、あとは改札口を抜けてホームに降りるだけです。川内までの道中も817系なのでしょうか。

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すでにホームに止まっていた川内行き列車は、予想していた817系ではありませんでした。クリーム色に青帯という「オールドスタイル」は、鹿児島の土地でも十分に存在感を放っています。ここで思い出しました。415系の一部が北九州から南九州へと流れついていたのです。

これから乗車する列車の正体は、FK520と書かれた編成表示からすぐに察しが付きました。415系500番台のFK520編成、すなわち元FM520編成、さらに遡ると勝田車両センターのK620編成です。南九州という遠い地にいるものですから、かれこれ数年も見ていない編成です。見た目は7年前と何ら変わっているところはありません。車内に入ると、やはり落ち着いた内装のロングシートが広がっていました。

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▲セイタカヨシに包まれた市来駅
415系は爆音を鳴らしながら鹿児島本線を北上していきます。東市来までの区間では、電化に際して大幅なルート変更が行われ、おかげで線形の良い複線区間となっています。山間の住宅街に面した場所には新駅「広木」が開業していました。

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東市来から先は単線区間に入り、相変わらずトランポリンのような線路を爆走し続けます。南国の木々は伸び切って、今にも線路に覆いかぶさろうとしています。九州の大動脈鹿児島本線も、最南部はすっかりローカル線の形相を呈しています。特急が通らなくなったことで、いっそう寂れていきました。

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1面2線の寂しい構内が印象的な川内駅に到着しました。ホームの先端部では、肥薩おれんじ鉄道の単行気動車が今にも発車しようとしています。乗り換えて阿久根を目指す客は殆ど見当たらず、それが寂しさに拍車をかけているように見えました。

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川内では乗り換え時間十数分ほどで800系「つばめ」に乗り換え、トンネルばかりの区間を40分ほど過ごします。海沿いを走るとはいえ、八代海が見える区間は出水から新水俣までの極一瞬に過ぎません。しかし時間が時間なだけに、海が見えると水平線の先には太陽が沈まんとしているのです。

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▲九州新幹線800系の車内

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▲新八代駅に到着

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完全に日が暮れてしまおうという頃、新八代駅に到着しました。駅のすぐ横にはホークス一筋を貫いて、平成の三冠王として後世に名を残すことになった松中信彦氏の記念館「松中信彦スポーツミュージアム」が併設されています。そういえば八代は松中の出身地だったなと思い出し、近いうちに来てみようと考えながら鹿児島本線の旅に戻ります。

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新八代での待ち時間は20分近くもありました。列車が来るまでの間、人吉から特急「かわせみ やませみ」が来るというので、到着・出発の様子を動画撮影することにしました。一時期youtubeに嫌気がさし、動画投稿から身を引きかけたのも今は昔、今年はやけに動画を作っては投稿したがっている自分がいます。これなら、まだまだ動画を作っていけるかもしれません。

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熊本行きの列車は順調に走り出しました。新八代駅からおよそ1時間弱で終点の熊本に到着しました。普段なら八代から銀水まで走る列車ばかりですが、よりによって熊本止まりです。おまけに熊本から先は40分も待たねばなりません。最後の最後で待ちぼうけですか。

熊本の改札を抜けた私は、とにかく夕食を探すことにしました。しかし40分という中途半端な時間で満足な食事ができるわけもなく、仕方なくコンビニで握り飯とコーヒーを買って凌ぐことにしました。銀水行の電車はおそらく815系でしょう。もはや817系との遭遇は信じられず、とりあえず握り飯だけはとホームで頬張りました。珍しい魯肉飯風の握り飯でした。

高架駅になった熊本駅に入ってきたのは、やはり815系でした。ロングシートの2両編成はあっという間に満員御礼となり、混雑が止まない中、鹿児島本線を北上し続けます。空はとうに真っ暗になっていました。山の中をひたすら走る列車内で、冷めかけたホットコーヒーを啜りながら、時の経過を待ち続けました。

荒尾で見慣れた813系の普通列車に乗り換えると、あとは自宅の最寄り駅までこの列車が送り届けてくれます。鹿児島本線は荒尾から福岡都市圏の空気を含み、速い速度で走り出しました。もっとも、新幹線の開業で特急が通らなくなり、最高速度は随分と落とされてしまいましたが。

大食いの私には握り飯など足しにもなりません。このまま家に帰るのも良いですが、本格的な夕食にありつこうと博多で一旦下車しました。筑紫口に近い「やよい軒」に入り、よく注文する味噌かつ煮定食にありつこうと思ったのです。豚カツに味噌だれと卵黄が絡み、注文するたびに白米が止まりません。全国チェーンですし、その白米も食べ放題といいますから、旅行中はとくに重宝する食事処です。近年では台湾にも出店していると聞いています。今後おそらく、台湾でも「やよい軒」の世話になるときが訪れるのかもしれません。

ドンブリ飯3杯分と、ちと食べ過ぎてしまいました。もうやり残したことはありません。博多駅から乗り込むのは813系の普通列車でした。車内にはほろ酔い気分の乗客が目立ちます。天神や博多で遊んだ帰りなのでしょう。日常の風景を眺めさせながら、列車は東郷駅を目指してひたすら走り続けました。

撮影日:2017年9月9日




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