東台湾の花蓮県鳳林鎮には日本統治時代の名残りが色濃く残っています。その最もたる代表格は内地人移民村の「林田村」で、各集落に日本家屋が現存していることは有名です。

さて今回は、鳳林鎮の行政機関が集中する鳳林市街地をめぐりながら、日本家屋を捜索していきます。市街地に眠る日本統治時代に建てられた建造物は、決して住居(日本家屋)だけではありません。倉庫や店舗建築も探せば沢山見つかります。

今回の捜索で一体どれ程の戦前建築が見つかるでしょうか。

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鳳林駅前を起点に、まずは駅前周辺をめぐっていきます。ここで早速、色あせた木造の建築物に遭遇しました。壁は板張りで、屋根はトタンで葺かれています。屋根の形状からして相当古い建物に違いありません。

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建物の入り口付近には「巧縁」の二文字が大きく踊っています。場所柄、鉄道関連の施設だったと思われます。駅前商店で陳さんに聞いておけばよかった・・・

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どうやら鳳林駅前には猫が数匹住み着いているようで、「巧縁」の前でサビ猫に出くわしました。近づくと逃げます。

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サビ猫の近くには茶トラと三毛猫もいました。やはりこの二匹も近づくと、反発しあう磁石のように遠ざかってしまいます。茶トラの方は成長したら人馴れしそうに見えました。

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またまた鳳林駅前にて、古い木造家屋が青色に塗られながらも建っています。残念ながら居住者はいないようですが、窓には民主進歩党のポスターが張り付けてありました。

原住民と客家が多い場所柄、東海岸は依然として中国国民党の支持者が多いですが、蔡英文総統や民主進歩党の支持者も決して少なくありません。

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駅前を離れて市街地をめぐっていきます。大通りは軒並みコンクリ建築に変わっていますが、路地に入ると戦前築とおぼしき木造建築に多数出くわします。

日本家屋は壁・骨組みともに木造なので、築80年も経つとさすがに老朽化は否めません。これ以上の腐食を抑えるために、多くの物件では屋根・壁がトタンで覆われています。写真上の物件はまさにその典型例です。

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▲2棟仲良く並んでいる戦前の木造建築

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鳳林の木造建築は大方リフォーム・増築されて、本来の姿からかけ離れていますが、部分的に昔の面影を残していることもあります。写真上は原型をとどめた窓際を写したものです。

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鳳林の中心部に入り、狭い路地を通るとまた日本家屋がありました。写真上の物件は比較的原形をとどめているのではないでしょうか。

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日本家屋や戦前の建築物ではありませんが、「鳳林客庄玩美工坊」という施設の前に来たところで、今回の捜索は終了です。

鳳林では戦後、日本人がいなくなった場所に客家が次々に移住してきました。今では鳳林のみならず、東台湾は客家の多い地域となり、客家の伝統工芸を用いた町おこしも行われています。鳳林で「客家」「客庄」の文字を頻繁に目にするのはそのためです。

撮影日:2017年4月2日




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