福岡市動植物園にコツメカワウソがいるんですってね。カワウソといえば色々な種類がいますけど、その中でもコツメは特にかわいいのです。

もちろん、それぞれのカワウソにも良さはあります。対馬や樺太にいるというユーラシアカワウソは、ワイルドな外観に可愛さが見え隠れしていますよね。ツメナシカワウソはどことなく悲しそうな、「しまねっこ」に通じる表情が良い。アマゾンのオオカワウソは・・・怖いだけですよね(笑)

カワウソを語りだすと止まりません。それを止めるには「実物を見るしかない!」と。そう思った私は、貴重な休日を使い福岡市動植物園に向かいました。

巴蜀の酸辣湯麺

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その前に腹ごしらえです。なんでも博多駅から歩いて15分の美野島エリアに、辛い料理を出す中華料理店があるそうです。その名も「巴蜀」。う~ん、名前だけでも辛さが伝わってきそうですね。

博多駅から線路に沿って歩き続けると、東領公園が見えてきました。そこから美野島方面に進路を変え、商店街に入っていきます。まもなく「巴蜀」が見えてくるはずです。

ところが、中華料理店なんてどこにも見当たりません。不思議だ、地図でちゃんと下調べしたのに。そう思いながらタブレットの地図を見直し、店の前にやってくると、そこにあったのはオシャレな洋風の建物でした。

間違いありません、そこが「巴蜀」でした。入口にはボードが掲げてあり、中華料理のメニューが数品書かれています。やはりそうですね。古びた大衆食堂をイメージしていましたが、良い意味で期待を裏切られました。さっそく入店することに。

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店内はそれほど広くありませんが、運よく空席がありました。カウンター席に通され、メニュー表を見ながらふと思いました。「ここ台湾料理扱ってるよね?」と。

メニュー表には「魯肉飯」「嘉義鶏肉飯」など、台湾で見られる料理が並んでいるじゃないですか。魯肉飯は一般的な中華料理店でも稀に見かけますが、鶏肉飯は超レア級です。まさか嘉義のご当地グルメを福岡でもいただけるとは・・・。

今回は辛いものと決めていたので、お気に入りの「酸辣湯麺」を注文しました。750円。底の深い器に入ったスープは真っ赤で、全体的にサラサラしています。上にはそぼろ肉、もやし、ネギがトッピングされ、最後は酸辣湯スープとしてもいただけますよ。

一般的なレベルで見ると、結構辛い部類に入ると思います。麺を食べ終えてスープを飲み干せば、どんなに寒い日でも耐えられるほど、体が暖まりますよ。酸味も強めなのが嬉しい。

まずは福岡市植物園へ

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おいしい酸辣湯麺を食べたところで、福岡市動植物園に移動しましょう。博多駅から西鉄バスに乗り込むと、あとはバスが動植物園まで運んでくれます。58番の動物園・小笹経由、桧原営業所行きに乗りましょう。30分もしないうちに動植物園前に到着。

コツメさんの前に、まずは隣接する植物園に向かいます。こちらも敷地が広くて、散策のし甲斐があるんですよ。入園料は600円と安く、ICカードでの購入も可能です。これで動物園・植物園双方に入ることができ、一日中楽しむことができます。

植物園に入ると、真冬というのに春らしい風景が広がっていました。その黄色い花は、どこからどう見ても菜の花です。なんでもアブラナの仲間なんだそうで、一足早い春を感じることができました。早く暖かい春にならないですかね。

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グリッピが出迎えてくれました。福岡市のマスコットでは屈指の人気を誇るといいますが、いかんせん見る機会は少ないです。まあ、どこそこのイベントに出ますよ~っていう予告、あまりしなくなりましたからね。

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冬場でもきれいな花が沢山咲いています。

とくに写真上のストックという花は凄い。青白い花から甘い香りを漂わせ、強い存在感を放っています。どんなに寒くても、そこだけ春の香りがしています。花言葉は永遠の美、愛情の絆、求愛。

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さらに進むと展望台があります。その前には白いテントがあって、一瞬モンゴルのテント(ゲル・ユルタ)かと思いましたが、それにしては小さすぎる。一体何でしょうかね?

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道脇にはダイダイの樹が植えられていて、ちょうど実が沢山ついていました。なんでも地元の小学生が観察に使っているらしく、小さな札が括り付けられています。

冬でも春爛漫?温室をゆく

植物園の一番奥まで行くと、そこには巨大な温室があります。ちょうど寒さしのぎに良いと、さっそく入ることに。思った通り中は暖かく、熱帯植物が生育できるようになっています。

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熱帯植物を見ながら歩くと、やけに毛の生えた巨大植物が見えてきました。その名もマルハチヘゴといって、小笠原に自生するシダ植物です。

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独自の生態系が発達していることから、「東洋のガラパゴス」と呼ばれる小笠原は、日本でも特に生きにくい場所として知られています。生態系保護の点から見ても、人が多く訪れるべきではないのでしょうが、それだけに自然・歴史的な魅力がいっぱい詰まっています。

どんなに時間をかけても、小笠原諸島はいずれ行ってみたい場所の一つです。いつかこのブログ上で、「おがさわら丸」甲板から写した、竹芝ふ頭の風景をお届けする日が来るでしょう。

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続いて食虫植物のコーナーに来ました。ウツボカズラが沢山壺を垂らしています。中に落ちた虫には気の毒ですが、見ていて不思議と癒される存在です。

平日の植物園は閑散としていますが、この温室だけは例外で、多くの来場者が寒さを逃れやってきています。植物を観察する人もいれば、ベンチに座って長時間滞在する人、さらには写生をする人だっていました。

散歩がてら植物園に来ているリピーターも多いのではないでしょうか。

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最後に熱帯樹木の部屋へとやってきました。

こちらには熱帯フルーツでおなじみの樹木が沢山植えられています。ちょうどバナナがあったので近づくと、青々とした実の下に、凄まじい長さの花が垂れ下がっていました。バナナの花ってこんな形をしているんですね。

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しかし、ここまで長くなるとは・・・。バナナの花に圧倒されながら温室を出ると、再び寒い真冬の現実世界に引き戻されます。

旧平尾浄水場の名残り

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ここからは植物園を出て動物園に移動します。両者をつなぐ連絡通路があって、一枚のチケットで植物園・動物園双方を楽しめるようになっています。

動物園側に行くため、植物園ゲートに戻ってきました。するとここで、古いレンガ積みの構造物を見つけました。あやしがりて寄ってみると、それは旧平尾浄水場の配水池点検用通路の入口建屋でした。

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福岡市植物園の敷地は元の平尾浄水場です。福岡市初の浄水施設として大正2年に建設が始まり、同12年に給水を開始しました。浄水機能が夫婦石(南区桧原)に移されると、昭和51年にその役目を終えました。現在では配水池点検用通路の入口建屋がモニュメントとして、現在地に移築のうえ保存されています。

福岡市植物園のスロープカー

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連絡通路を進むと、徐々に動物の鳴き声が大きくなってきました。ここまでくると動物園は目と鼻の先ですが、その前に急坂を下らなければなりません。動物園から植物園に行く際は、逆に急坂を登ります。

子供や高齢者でも安心して坂を上り下りできるよう、動植物園にはスロープカーが用意されています。このブログができたばかりの2010年末にも掲載しましたが、改めてご紹介します(写真上)。

スロープカーは2台設置されており、同時に稼働させることができます。まるで複線のように見えますね。一見するとモノレールに見えますが、これでもエレベータの一種です。

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最後に動物園側からスロープカーを一枚収め、動物園に向かいました。

肝心のカワウソですが、ちゃんと見てきましたよ。福岡市動植物園のコツメカワウソは「綱に噛みついて体を高速回転させる」ことで有名らしく、それもしっかりと動画に収めてきました。アゴの強靭さとお腹の柔らかさが対照的で、一言でいうなら「カッコかわいい」という印象を受けました。

カワウソはただ可愛いだけじゃないんですよね。それがまた良い。

撮影日:2019年1月23日




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