今回は韓国・釜山広域市西区に保存されている釜山市電をたずねて、東亜大学富民キャンパスにやってきました。地下鉄1号線土城駅から歩いて3分という、比較的利便性の良い場所にあります。

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地下鉄出口から道を進むと、古びた路面電車が見えてきました。キャンパスの奥に保存されているわけではないので、これなら簡単に見つけられますね。

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電車の横には何やらレリーフが置かれていますね。何でしょうか・・・チョット気になったので近づいてみることに。

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このレリーフには個人的に見覚えのある文章が転写されています。これはハングル成立の経緯が記された古文ですね。といいうことは・・・

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ありました、愚民
ハングルは元々、漢字の知識が乏しい愚民でも分かるようにと発明された表音文字です。

朝鮮半島を中心に話される朝鮮語は、中国語とは異なる言語で、文法構造は大きく異なるうえに独自の単語も少なくありません。

教養のある貴族層なら漢文を駆使して、感情表現を文字に表せたでしょう。一方で漢字に疎い庶民層には、文章での感情表現が困難を伴ったはずです。これを解決するために朝鮮語の表音文字、すなわちハングルの原型が誕生しました。

やがて、ハングルは日本統治下で体系化され、現地教育で広く用いられたのは周知のとおりです。

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ハングルの説明はそれぐらいにして、大学キャンパス内に入っていきます。これから電車を間近で眺めてみようと思うのです。

ここに展示されている電車は、戦後アメリカから輸入されたもので、日本製とは若干異なるデザインになっています。座席配置も日本ではあまり見かけないクロスシートです。

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電車には行先表示が掲示されています。おそらく保存に際して制作されたレプリカでしょう。風化で文字が見えづらくなっているため、画像加工をして表示を見やすくしたものが、上の写真です。

表示はいずれも漢字で、実際に路面電車が走っていた1970年前後まで漢字が使用されていました(釜山市電は1969年に廃止)

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説明板はハングルばかりのため省いて、最後に日本統治時代の資料(写真上)をご紹介してシメとします。上の写真は説明板の一部を拡大したもので、明らかに日本統治時代の資料を複写・拡大したものです。

運賃と系統・電停名が表示されており、これは恐らく切符ではないかと思います。

撮影日:2018年5月




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