開業から明治末年までの数年間存在したという、九州鉄道の城山峠越え区間について調べていると、ふと面白い記述を見つけました。『宗像市史』によると、峠越え区間の最急勾配は22.7パーミルもあったそうで、あまりの険しさに箱根の険に擬えられるほどだったとか云々。

その22.7‰は現在の福岡教育大学の西側にあったと言われています。そこで今回は、現地に出向いて幻の急勾配を探ってみようというのです。

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宗像市内の旧線区間は県道69号線・国道3号線に転用されています。この道は何度も通っているので、急勾配のある場所は心得ています。さっそく、線路挟んで城山中学校と向かい合う場所にやってきました。

ちょうど写真上の場所が、とくに勾配のきつい場所になっています。釣川沿いの低地から台地に上がるため、とくに勾配がきつくなっているのです。

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▲九州鉄道城山峠22.7‰比定地を眺めて
隣を走るJR鹿児島本線は切通しの中を通っています。かつて急勾配の線路があった真横を、列車が高速で駆け抜けていきます。明治の頃、同じ場所が急勾配区間だったなんて、まるで信じられませんよね。

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ついでに城山峠を越えて、岡垣の方まで行ってみましょうか。福岡教育大の横を通り過ぎた後は、緩やかな坂で高度を稼ぎながら、城山峠のピークを目指します。

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国道3号線バイパスに合流すると、廃線跡は片側2車線の快適な道になっています。写真上のあたりに城山信号場があったと云われていますが、具体的な場所はよくわかりません。

置くとしたら平らな土地上だと思いますが、この区間に平地は少ないです。規模はそれほど大きくなかったのかもしれません。

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峠のピークを越えて岡垣町に出てきました。現行線の城山トンネル坑門付近に来ると、ちょうど883系特急「ソニック」が通過していきました。

撮影を終えて海老津方面に向かっていると、ふと見慣れぬ電車が通り過ぎました。車体は815系のようですが、窓は小さく、青いロゴマークが入っているではありませんか。なんと、821系の回送列車に出くわしていたのです。

せっかくチャンスがあったのに・・・撮れなかったのが残念。

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再び九州鉄道の旧線跡に合流して、海老津駅を目指します。有名なレンガアーチ橋の近くには、取り壊された別のレンガアーチ橋の残骸が残っています(写真上)。探してみれば、結構遺構が残っていますね。

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廃線跡を改良した道路を進み、今回のゴール海老津駅に到着しました。

駅南側に面した改札口はありませんが、地下道を通って駅南側に出られるようになっています。写真上のように、南側にも立派なロータリーがあります。

撮影日:2018年8月




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