夜行列車で台東県にある関山(「せきやま」ではなく、「かんざん」と読みます)へと向かうため、台北駅にやってきました。ここからは台北23時ちょうど発のキョ光号606次(樹林発台東行き)に乗り込みます。
縦貫線の夜行列車にはビジネスクラス《中文:商務車》が連結されていませんが、こちらには連結されており、自強号料金で乗車することができます。運賃制度が特殊であるため、ビジネスクラスは料金も列車番号も自強号扱いとなっています。
今回は普通車に乗車しました。


やってきた列車はFPK10400系主体の編成でした。
この系列は、台鉄の客車の中でも最後に新製されたグループで、それ以前に製造された客車も順次、FPK10400系に準じたアコモデーションに改造・改番されています。車内はPP自強号によく似ていました。

列車は縦貫線~宜蘭線~北廻線~台東線と進み、頻繁に停車しながら南下していきます。減灯はないので、アイマスク・耳栓を持って行くと良いでしょう。
ちなみに殆ど眠れませんでした。

眠れなかったとはいえ、かなりぼんやりとしていたので記憶が飛んでいますが、以下、覚えている限りにおいて夜行列車での出来事をお伝えします。
花蓮駅ではELを切り離し、電源車・DLを連結するため、停車中、数分車内の電光が消えます。台鉄の客車は基本的に、特殊な集中電源方式を採用しており、電化区間では電気機関車を通じて、非電化区間では電源車を通じて、電源が供給されています。
池上から台東県に入りますが、明るくなる気配は全くなく、結局関山駅到着まで、外は真っ暗なままでした。


夜明け前の関山駅に到着しました。
亜熱帯ですが、一月の早朝は非常に寒く、ジャケットを羽織っても震えが収まることはありませんでした。震えながらホームを歩いていると、横を歩かれていた老夫婦(日本語世代ではありませんでした)が「寒いの?大丈夫?」「寒いからもっと着こんだ方が良いよ」などと心配してくださいました。
「日本から旅行で訪れましたが、ここも寒いですね。まだ長袖を持っているので大丈夫ですよ。」と(いったような内容で)答えると、心配げな顔がほころび、笑顔へと変わるのが見えました。
心遣い・思いやりの心をここでも感じることができました。台湾を訪れるたびに、現地の方と交流する機会が増えているのを実感します。

せっかく関山まで来たのだから、駅前をほんの少しだけ歩いて見ることにしたいと思います。


▲関山駅前通り


▲日本統治時代に建設された旧関山駅舎
旧駅舎は現在、台湾の自転車メーカー「ジャイアント」が保有する施設として活用されています。


駅に戻ると、ちょうど普快4672次の送り込み列車が台東からやってきたところでした。
切符を買おうと思いましたが、小銭が足りないので自動券売機では買えず、窓口で切符を買おうと向かいましたが、駅員はいません。おそらくDLの機回しの確認を行っているのでしょう。

関山発台東行きの普快4672次は、平日のみ運転される通学列車で、沿線の高校生が主な乗客です。高校生が改札を通ろうとして窓口を覗いていましたが、やはり駅員は不在でした。駅員がいない間、続々と高校生が駅にやってきます。

やっと駅員が戻ってきたので、切符の販売・改札業務が再開されました。
切符を購入する際、普快は「普快」というよりも寧ろ、「普通」と言った方がより通じるような気がします。どうやら、非冷房各駅停車の呼称が統一されていないようで、インターネット上の時刻表では「普快」と表示されている一方、駅の電光掲示板では「普通」と表示されています。


改札を通り、ホームに出ました。ちょうど第二ホームAに、DR2700型普快4673次(台東発玉里行き)が停車しており、カミンズ製エンジンをアイドリングさせていました。

撮影日:2014年1月13日




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