十分は台湾北部、新北市平渓区にある集落であり、街路のど真中を線路が通っていることで知られています。現在では観光地化されており、天燈挙げが名物となっています。

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瑞芳駅で列車の待ち時間が2時間ほどあったので、その時間を利用して、夜中の十分を訪れてみました。瑞芳から菁桐行きのDR1000形に揺られ、静かな山あいにある十分(旧:十分寮)駅で下車します。

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▲十分駅を出発する菁桐行き
菁桐行きの列車が見えなくなると、周囲は静寂が支配していました。十分は台北近郊を代表する観光地ですが、観光客がいなくなる時間帯はとにかく静かなのです。喧騒が嫌いな筆者にとって、これがなんとも心地いいこと!

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駅を出て、少しだけ十分老街を歩いてみます。周囲は静かで、聞こえてくるのは虫の鳴き声と二胡の演奏音だけでした。通行人もほとんどいませんし、野良犬も大人しそうに寝そべっています。

台湾の野良犬というのは群れで襲い掛かってくる連中と、臆病で可愛らしい連中の両極端に分かれています。前者には夜の玉里で遭遇しましたが、もうできる限り出遭いたくない存在です。

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道端の低いコンクリ壁に目をやると、白猫とキジ猫が寛いでいました。白猫は大人しくて逃げる気配はなく、思う存分に触らせてくれます。決して媚びることはないものの、決して人を嫌っているわけでもないようです。

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件の白猫に別れを告げ、十分駅横のトイレで手を洗ってから用を足していると、かすかに猫の鳴き声がしました。「あの白猫かその仲間だろう」と思いながら用を足していると、猫の鳴き声は徐々に大きくなり、ついに茶トラ猫がトイレの中に入ってきました。

茶トラの方はクールな白猫よりも自己主張が強く、たちまち筆者の足元にすり寄ってきました。こちらも触らせてくれる個体で、しばらく筆者の横でじっとしていました。

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駅で野犬がふらふらするのを眺めたりしていると、菁桐発の最終列車がやってきました。この列車に乗り逃すと、翌日まで瑞芳に戻ることができないので、到着したらすぐに乗車します。

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車内から駅事務室をのぞくと、タブレットキャリアが見えました。九州で比較的最近まで通票閉塞だった路線といえば、真っ先に後藤寺線を思い出すものですが、初めて乗車した時点で既に自動閉塞化されていたので、通票閉塞の路線を経験するのは初めてとなりました。

今回の散策を通して十分老街とは、昼は観光客が、夜は猫が元気に歩いて回る街であることが分かりました。

撮影日:2014年7月5日




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