宗像市・福津市一帯に分布する「宗像・沖ノ島と関連遺産群」が文化審議会によって、2017年世界文化遺産登録の候補地に選ばれたことにより、ようやく宗像の史跡が全国的に知られるようになりました。

福津市のうち旧津屋崎町北部には大規模な古墳群が広がっており、津屋崎古墳群と総称されています。津屋崎古墳群は複数の古墳群によって構成され、そのうち新原・奴山古墳群は関連遺産群のひとつに選ばれているほか、関連遺産群に指定されていない古墳群も国指定史跡に登録されています。

今回は津屋崎古墳群のうち、須多田地区・在自地区に分布する須多田古墳群の風景をお届けします。

須多田ニタ(にた)塚古墳


国道495号線のすぐ横にある直径34メートルの円墳です。かなり立派な作りだったようで、かつて壕が張り巡らされていました。石室は長さ3メートル、幅1.6メートル、壁には赤く色が塗られています。


▲椀を伏せたような形の須多田ニタ塚古墳

須多田下ノ口古墳


現在では敷地内に忠魂碑・観音堂が建っている前方後円墳です。前方部は殆ど削平され、後円部もかなり崩れていることが分かりました。付近には須多田上ノ口古墳(前方後円墳)もありますが、こちらと異なり森林に埋もれているので、散策を断念しました。


▲須多田下ノ口古墳上にある観音堂


▲忠魂碑と削平された須多田下ノ口古墳後円部

須多田天降神社古墳


現在、天降神社が建立されている位置には、全長83メートルという比較的大きめの前方後円墳が眠っています。天降神社は少彦名命を祭神とする須多田地区の産神であり、本殿は古墳後円部にあります。墳丘に近づくと、壕が張り巡らされている様子を観察することができますよ。


古墳入口にはなんとも親切なことに、古墳・神社の位置関係を示した地形図が併記されています。古墳を巡るときはこの図をスマホ等で撮って、それを観ながら歩いて回るとより古墳を理解できるのではないでしょうか。


▲天降神社鳥居と拝殿
これだけ見てもごく普通の神社にしか見えず、古墳が奥に眠っているだなんて分かりませんよね。拝殿を越え、さらに奥に入ると墳丘が見えてきます。

須多田天降神社古墳の壕
▲天降神社本殿がある後円部
拝殿を越える窪地に入ります。この窪地こそがかつての周壕で、現在でも西側のみ良好な状態で残されています。

須多田天降神社古墳
▲後円部から前方部を眺めて

須多田天降神社古墳の壕
▲森に埋もれた周壕
写真で見ただけでは何が何なのか分からないと思うので、実際に見てみるのが一番です。

在自剣塚古墳


名前が示す通り、この古墳は須多田地区ではなく在自地区にあります。宗像地方最大の大きさを誇る前方後円墳で、長さは何と100メートルを越えます。近畿の巨大古墳に比べるとはるかに小さな存在ではありますが、宗像地方の古墳の中ではずば抜けて大きな部類に入ります。

宗像地方最大の前方後円墳
▲在自剣塚古墳遠景―左が前方部、右が後円部

須多田ミソ塚古墳

ミソとは味噌か、どうなのか?
丘陵のど真ん中にあり、しかも開けている場所にあるので、小さいながらも存在感抜群の前方後円墳です。

撮影日:2010年6月5日




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