2015年1月、台湾西部を5日間かけて漫遊しました。3日目は雲林県の虎尾から始まります。

朝7時に起床した私は、サトウキビ運搬列車の出発時間を見越して早めに行動を始めました。事前に得た情報によると、一番列車は8時ごろに運転を始めるようなので、早々と朝食をとり、台糖馬公厝線沿いを西へと歩いていきます。ちなみに今回は朝食店でトーストを頼みましたが、急いでいたので写真にはおさめませんでした。

急いでいたとはいえ、線路沿いではいろいろと撮影したんですよね。細かいことは個別記事で取り扱うとして、朝食を済ませて歩くこと20分、虎尾市街地を抜けて郊外に出てきました。一面畑だらけで、市街地独特の油臭さはありません。

線路横の農道を歩いていると、後方からDLの警笛とけたたましいジョイント音が近づいてくるではありませんか。どうやら一番列車が虎尾製糖工場を出発したようです。逆行気味ですが、早速記録に収めました。

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一番列車を見送り、さらに歩を進めます。続行できた二番列車を見送ってから台湾高鉄のガード下を潜り、さらに進んで墾地集落の近くまでやってきました。さすがに九号積込場までは距離が遠くていけませんが、できる限り虎尾市街地から遠く離れた場所から取ろうと思い、一番列車の復路便は墾地集落の近くで収めました。

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次いで二番列車は高鉄のガード下で収めようと思い、また高鉄高架の近くまで戻ってきました。しばらくすると、運搬列車の音が聞こえてくるではありませんか。しかし、列車の姿はまだ見えません。その直後、高鉄の700T型が目の前で「すれ違い」ました。惜しい!
700T型すれ違いから2分後、二番列車の復路便が目の前を通過していきました。タイミングが合えばとてつもなく素晴らしい動画を撮ることができましたが・・・糖鉄を撮ることが本来の目的なので、これで良しとしておきましょう。
ちなみに二番列車復路便の通過から1分後、またしても高鉄の列車が目の前を通過していきました・・・

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再度虎尾市街地に戻り、三番列車・四番列車も動画に収め、虎尾駅や製糖工場のある方へと移動しました。このあたりで修復された糖鉄虎尾渓鉄橋を撮影し、台糖の売店でアイスクリームをいただきました。甘さ控えめで美味しうございました。

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▲「庄脚所在」外観

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▲「庄脚所在」メニュー表

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▲「庄脚所在」の魯肉飯と綜合湯

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▲「庄脚所在」卓上の調味料
虎尾から台西バスに揺られ、嘉義を目指すため斗南に戻ってきました。電車の到着まで時間があったので、昼食をとるため駅前の「庄脚所在」に立ち寄りました。ここで魯肉飯と綜合湯をいただきましたが、どちらも日本人好みの味付けだと思いました。魯肉飯の豚肉は角煮のような味わいで八角は入らず、綜合湯も大根が入っておりヘルシーでした。

斗南から嘉義まではあっという間で、ついに3日目の宿がある嘉義に到着しました。ここは映画「KANO」の公開で非常に注目を集めている場所です。駅前にある「新高ホテル」にチェックインして、身軽になってから市街地を散策してみましょう。

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▲嘉義噴水ロータリーの「呉明捷像」
嘉義農林学校出身の客家人で、同学校が甲子園で準優勝した際に大活躍しました。台湾球界に名を残す存在です。

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▲「噴水鶏肉飯」外観

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▲「噴水鶏肉飯」の鶏肉飯(30元)
この町は日本家屋の比率が非常に多く、歩いていると飯塚や田川を散策しているような気分になります。噴水ロータリーで呉明捷像を見学し、次いで嘉義農林学校の教員宿舎を撮影後、旧嘉義神社を目指して歩きました。
ちなみにですが、噴水ロータリーの横にある「噴水鶏肉飯」で小腹満たしに鶏肉飯をいただきました。有名な所ですし、行かないわけにはいきませんよね?


旧嘉義神社に到着しました。すぐ近くには嘉義農林学校があった場所―今の嘉義商業高校―があります。嘉義市立野球場の横を抜けると、そこには神社の参道が広がっていました。牌坊を除けばまんま神社です。
一通り施設を撮影し終え、ホテルに戻ろうと引き返していたところ、台語でガイドをされる高齢の男性に出会いました。気になったので日本から来た旨を告げると、快く会話に応じてくださいました。

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▲取材に快く応じてくださった陳献宜氏
その方―御年81歳の陳献宜氏は昭和8(1933)年彰化のお生まれで、旧制国民学校に3年間通われたとのことでした。陳氏を通じて、嘉義神社に関する情報を伺うことができました。最後にお写真とブログ掲載のお許しをお願いしたところ、快諾いただいたので上に掲載いたします。
年々少なくなる日本語世代から貴重なお話を伺うことができ、僅かながらも拙ブログの厚みが増したような心地です。お話並びに写真掲載のお許し、大変感謝しております。

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▲「35年嘉義火鶏肉飯」の鶏肉飯と貢丸湯
陳氏に別れを告げ、ホテルが近くにある嘉義駅前に戻ってきました。夕食をとるため「35年嘉義火鶏肉飯」に立ち寄り、鶏肉飯(30元)と貢丸湯(20元)をいただきました。嘉義にお越しになった際はぜひ、鶏肉飯を召し上がってください。美味しいですよ。

食後、台湾南部に店舗を展開するドリンクスタンド「茶の魔手」で、プリン入りグリーンミルクティーをデザート代わりに購入し、ホテルに戻って3日目を終えました。

3日目の歩行距離:約21キロ

撮影日:2015年1月17日
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  コメント
嘉義名物
先日、仕事で横浜に伺ったついでに中華街の台湾料理店をひさびさに再訪、本場仕込みの美味しい魯肉飯などをいただきました。
魯肉飯、美味しいですよね。日本でももっと普及して欲しい…それこそレトルトとか売って欲しいものですが。

で、映画『KANO』で注目の嘉義では鶏肉飯が名物なんですか?噴水鶏肉飯という言葉は以前見たガイドブックで見知ってましたが、こういう料理なんですね。美味しそうです。
汁物も、どちらも(=多分さっぱりしてそうで)美味しそうですね。

鶏肉飯…とりあえずこれを出してる店が日本に無いものかと思いました…いや、もちろん台湾で食べたいのですが。
中林20系 #- [ 編集 ]    2015年01月24日(土) 20:38
wraさん
こんばんは。

2時間前にKANOを鑑賞して戻ってきたところです。
タイムリーに嘉義の記事が掲載されていて感慨深くしたところです。
噴水ロータリーには現在は呉選手のモニュメントがあるのですね。
シンザ #LkZag.iM [ 編集 ]    2015年01月24日(土) 21:53
中林20系さん
鶏肉飯は南部の料理であるためか、なかなかそこいらの台湾料理店に行ってもなさそうですね。私も地元では鶏肉飯を見たことはありません。さっぱりした味わいが人気ですから、「KANO」人気に乗じて評判が広がっていくといいですが・・・

食品関係では「韓国風」がやたらと表に出ている傍ら、同じ旧外地でも「台湾風」が少ない現状はどうにかならないものかと思います。「台湾風そぼろ飯・角煮飯」という名で出してくれたら、もう飛び上がるほどうれしいですよ。
wra #9MBBB9Tg [ 編集 ]    2015年01月24日(土) 23:55
シンザさん
私自身もちょうどいい時期に嘉義を訪れることができて良かったと思っています。
他の西部諸都市と若干雰囲気が異なり、どちらかというと花蓮に近いと感じました。街角の菓子屋、商店・・・どれも昭和の匂いが詰まっており楽しめました。

その結果、歩きすぎてしまいましたけれどね・・・!
wra #9MBBB9Tg [ 編集 ]    2015年01月24日(土) 23:59
No title
凍乳(?)の賞味期限が、104年とありますが、これは民國暦ですよね?

『KANO』は、『ROOKIES』や『スクール☆ウォーズ』など、この手のドラマ好きな者として、早く見ておきたいと考えております。
レラティー #rcEo15nI [ 編集 ]    2015年01月25日(日) 00:53
レラティーさん
民間企業あたりでは以前ほど使われなくなりましたが、役所等では民国暦が多用されています。104年はプラス西暦2015年、今年ですよ。民国暦の下2ケタにプラス11すれば、西暦の下2ケタになります。

まだ観ていない私が言うのもですが、『KANO』は視聴を強くお勧めします!
wra #9MBBB9Tg [ 編集 ]    2015年01月25日(日) 13:17
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