今回ご紹介する斗南駅は台湾西部、雲林県斗南鎮にあります。日本統治時代最末期にあたる、昭和20(1945)年に築造された木造駅舎が残っており、斗南を代表する史跡として知られています。

台鐵斗南站房、站前廣場的樣子。同站有在日治時期(昭和20年)所建的木造站房。
▲斗南駅駅舎・同駅前の様子
壁面は白、屋根瓦は黒で統一されており、そのシンプルさに「美」を見出すことができます。各地にある豪華絢爛な廟とは、また一味違う美しさを持っています。

駅前広場は近年、景観に考慮して整備されました。電柱が全くないのが良いです。



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駅前には台西バスの斗南バス停があり、ここから虎尾(こび)や麦寮(ばくりょう)方面に行くことができます。虎尾でシュガートレインを撮る方の多くが、ここからバスに乗られることでしょう。ちなみにですが、虎尾行きのバスは斗六からも出ています。

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駅横には、廃棄された倉庫を活用した施設「他里霧文化公園」《中文:他里霧文化園區》があります。園内には絵本館・漫画館・映画館・環境美学館など、多種多様な施設が入っています。

施設名になっている「他里霧」は斗南の旧地名で、平埔族に属する台湾原住民の一派「ホアニャ族」の言葉であるといわれています。

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駅前広場には、製糖鉄道で使用された小型DLと貨車が保存されています。

ここ斗南にはかつて、製糖鉄道の始発駅がありました。1067ミリの車両も走れるよう、斗南~虎尾駅間には三線軌道が敷かれていたのです。三線軌道といえば、新幹線「こまち」が通る奥羽本線秋田~大曲駅間が有名ですが、なんと台湾にもあったんですよ。

斗南站站房
▲斗南駅駅舎内部
駅内部も白を基調とした塗装になっています。木製の長椅子がこれまた美しいですね。優等列車も止まる大きい駅なので、コンビニも入居しています。

舊出站口有日治時期的風味
▲現在は使われていない出場口
出場口の上屋を支える鉄骨にご注目ください。武骨ながらも曲線や丸穴に美しさを見出せます。台湾に生きる日本は何も、人々の心だけではなく建物にも残されているのです。

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改札口を抜けると、たくさんの鉢植えが目に飛び込んできます。改札を抜けた旅人はきっと、色とりどりの植物に心を癒されることでしょう。その逆もしかりです。

台鐵斗南站的地下通路
駅舎とホームは地下通路で結ばれています。夏場はひんやりして心地良いでしょうね。

斗南站月台
ホームに出てきました。こちらの上屋もなかなかいい味出しています。

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▲ホームから斗南駅駅舎を眺めて

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ホームで列車を待っていると、珍しくDLの爆音が聞こえてきました。慌てて機材を用意して待ち構えていると、オートバイ輸送列車が通過していきました。

このオートバイ輸送列車、(前から順に)「電源車、10200系客車1両、荷物車・代用荷物車数両」という奇妙な編成でした。客車好きなので大いに楽しめましたが。

撮影日:2015年1月17日
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