毎年廃止・トラック転換が噂されているという、台湾西部・虎尾のシュガートレイン(サトウキビ運搬鉄道)ですが、2014年度冬も無事に運転されました。

予てより、台湾最後の「本来の用途で使用される」シュガートレインとなった台糖馬公厝線を撮影したかったので、新年明けの1月、私は鉄道・バスを乗り継いで雲林県虎尾へと足を運びました。虎尾のホテルで一泊したのち、シュガートレインを撮影するため早朝の虎尾郊外に駆け出し、工場発の列車を2本撮影して旧改良場駅へとやってきました。

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▲旧改良場駅
西へ2キロ半行けば、撮影地として名高い9号積込所です。一番列車を撮影してもう1時間が経ちましたから、もうすぐサトウキビを満載した列車が戻ってくるでしょう。

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サトウキビ満載の列車が戻ってきました。すでに撮影の準備は十分に整っています、さあ列車を出迎えましょう。


一番列車がサトウキビを満載して戻ってきました。往路と同じく、結構速度が出ています。




馬公厝線の線路は殆ど泥に埋もれていますが、写真上のように、枕木が露出している箇所もあります。

虎尾シュガートレインわきのハイビスカス
農道わきにハイビスカスが咲いていました。さすがは南国です。

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▲踏切標識
道路との交点が踏切とされている所から察するに、併用軌道ではなく一応専用軌道とされているようです。

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もと来た道を戻り、再び「台湾新幹線」こと高鉄との交差地点に戻ってきました。到着後、2番列車の折り返しが戻ってくるまでそう時間はかかりませんでした。1号積込所で列車の通過を待ちかまえましょう。


▲サトウキビを満載した2番列車の折り返しが通過する
警笛を一発鳴らし、けたたましい音をたてながら通過していきました。残念ながら、高鉄はシュガートレイン通過の1分前に通過していきました、しかも目の前ですれ違いましたから、悔しさはこの上ないものでした。




▲虎尾製糖工場に戻っていくシュガートレイン


虎尾市街地に戻ってきたところ、今度は3番列車が工場からやってきました。土に埋もれた線路、路盤に散らばるサトウキビの茎・・・虎尾の魅力をこの目でしっかりと確認することができました。

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▲虎尾市街地を通過するシュガートレイン3番列車



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▲走り去るシュガートレイン


続いて手動踏切のある場所にやってきました。ここで4番列車の通過を待ちましょう。
詰所に目をやると、踏切監視員の方が煙草をくゆらせながら、列車の通過をじっと待っておられました。


いよいよ列車が来るということで、監視員が警報器を操作し始めました。巻きつけられたワイヤーが動き出し、上から遮断機が下ろされます。
やがて列車が近き、機関士と監視員は手で合図を送り合い、やはりけたたましい音を立てながら過ぎ去って行きました。


▲サトウキビ畑を目指してシュガートレイン4番列車が走る
土が乾いて白くなった場所があり、列車がそこを通ると砂埃が立ち上がります。


線路脇にいる猫はやはり、警戒心MAXのままでした。それでもうっかりするようで、写真上のキジ猫は舌を出したままこちらを見つめていました。


路地裏に入ると、そこには台湾西部の田舎によくある光景が広がっています。黒ずんだ打ちっぱなしのコンクリ、古びた赤煉瓦・・・やっぱり西台湾はこれじゃないと。


虎尾製糖工場手前にある、未舗装の併用軌道区間は近年整備されたようで、綺麗に砂利がひかれていました。線路が3本敷かれていますが、現在使用されているのは真ん中のみで、一番左側の線路は三線軌条です。

撮影日:2015年1月17日
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