まだ冬の色濃い2月19日、雨が降り、あまり外出したくない空模様でしたが、まだ映画『KANO』を見ていなかったので博多に出てきました。JR博多シティ9階にある「T・ジョイ博多」での『KANO』上映が2月19日までということで、これが最後のチャンスと思い、足を運んだのです。

チケット購入後、上映開始まで駅周辺で暇をつぶすこと2時間、ついに『KANO』の上映が始まりました。観客数は15人~20人ほどと少なく、騒音を気にすることなく鑑賞できました。


まず冒頭で、基隆港に停車する列車の描写がありましたが、最新のCG技術でSPK32700が木造客車風に加工されており、初っ端から見ごたえ抜群でした。さすがに17メートル車体・二重屋根も再現・・・とまではいきませんでしたが、監督・スタッフのこだわりを見て取ることができました。

台湾総督府鉄道の客車は満鉄や鮮鉄に比べ情報量が少なく、写真もあまり残されていません。ただ私が知っているのは、木造客車が比較的後年(70~80年頃)まで残されていたことと、戦後32720系等が入線するまで17メートル客車が主流であったということぐらいです。どなたか台鉄客車についてご存知の方がいらっしゃいましたら、どうかご教示願います。

続いて私を興奮させたのは、嘉義駅ホームのシーンです。このシーンは旧山線旧泰安駅で撮影されたものですが、スクリーンで目にして足を運んでみたくなりました。旧山線沿線には勝興駅、龍騰断橋等々、古い鉄道施設・遺構が残されており、予てから魅力を感じています。


gomeisho statue
▲筆者が嘉義市で撮影した、噴水ロータリーの呉明捷像
この噴水ロータリーは『KANO』でも描写されている

この『KANO』で一番の見どころといえば、なんといっても躍動感あふれる人物描写でしょう。永瀬正敏氏演じる近藤監督やその家族、嘉農生徒や教員といった主要人物の描写もさることながら、札幌商業の錠者投手と同校監督の描写もなかなか良かったです。青木健君演じる錠者投手はまさに、『KANO』影の主人公であり、彼の心の葛藤と心境の変化は見ている者の心を大きく動かしたことでしょう。

大沢たかお氏演じる八田與一技師の描写に、台湾人の氏に対する畏敬の念を感じることができました。『KANO』を通じて嘉農の活躍だけでなく、日本統治時代に行われた治水事業にもより関心が持たれることを願っております。


それにしても、こんなに素晴らしい映画は生まれてこの方23年、見たことがありませんし、良い意味で鳥肌立つ映画を見たのも初めてです。映画館の巨大スクリーンで、高音質の音響装置を通して見た価値は十分にあります。
関連記事




にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道旅行へ にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ にほんブログ村 地域生活(街) その他ブログ ゆるキャラへ

「ご当地」の魅力をより多くの方にお伝えするため、ブログランキングに参加中です。

バナークリックの方もよろしくお願いいたします。



上のリンクからチャンネル登録できます。台湾旅行に興味のある方、レイルファン・ご当地キャラファンの方、どうぞ気軽にお立ち寄りください。




スポンサードリンク
  コメント
wraさん
こんばんは。

鉄道ファンのwraさんならではの列車の解説ですね。
私では、まったく目につかなかったところです。

私は封切り初日に鑑賞したのですが、それでも100人程はいる
部屋には年配者ばかり15人ていどの入りでした。

日本人の映画離れは少し残念です。
シンザ #- [ 編集 ]    2015年02月20日(金) 18:56
シンザさん
「年配者ばかり15人・・・」と記されていますが、これは我ながら意外に思えました。封切日とはいえ、場所によっては少なかったものなんですね。
映画を見る前に嘉義で事前に予習しておいてよかったです。
wra #9MBBB9Tg [ 編集 ]    2015年02月21日(土) 00:03
コメントを投稿する
URL(任意):
コメント:
Pass(削除用):