2015年3月14日、筑豊電気鉄道の新車・5000形が運行を開始しました。5000形が導入される前の同鉄道には「つりかけ駆動」の車両しか存在しておらず、長年「全車旧性能車」の鉄道として親しまれてきました。つまり5000形は筑豊電気鉄道にとって初となる、「VVVFインバーター制御」「カルダン駆動」の車両ということになります。

運行開始に伴い、黒崎駅前駅にて「5000形運転開始」記念式典が催されました。今回はその時の様子をお送りしますので、どうぞご覧ください。

私がは黒崎駅前駅に到着したとき、すでに式典が催されている最中でした。幸いにもテープカットは行われていませんでしたので、急いで式典会場に出向き、その様子を収録し始めました。

式典には関係者のほか、西鉄のIC乗車券「nimoca」のマスコットキャラクター「フェレット」や「エコトン」(福岡県)、「ていたん」(北九州市)、「なかっぱ」(中間市)、計4体のマスコットキャラクターも参加していました。

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▲筑豊電気鉄道のポスター「nimoca利用開始」「5000形運行開始」


式典は順調に進み、ついに終盤を迎えました。関係者を車内に乗せたあと、列車の横から白煙が勢いよく噴きだし、5000形が動き出して記念式典は幕を閉じました。

同日に北陸新幹線の金沢延伸・上野東京ライン開業があったものの、会場には大勢のレイルファンが撮影に来ていました。会場わきで利用者のアンチャンが「今日は北陸新幹線が開業したし、鉄道マニアは忙しかろう」と発言していましたが、的を得ています。


▲なかっぱ(中間市)
カメラを向けるとポーズをとってくれましたぬん。


▲ていたん(北九州市)


▲エコトン(福岡県)


▲フェレット(nimoca)
制服姿が可愛らしいです。「5000形運行開始記念nimoca」を模したパネルを持って歩き回っていました。




5000形の営業一番列車は12時台に出発します。それまで1時間ほどありましたから、暇つぶしに熊西駅の方まで歩いてみることにしました。

途中で西黒崎駅に立ち寄ったところ、ホームがやけに賑やかでした。その理由を探るためホームに上がってみると、車庫には先ほどの5000形5001編成が留置されていました。営業運転開始に向けて、スタッフによる最終準備が行われていました。


国道3号線を歩くこと10分、西鉄北九州線との分岐点だった熊西駅に到着しました。2015年2月までは、黒崎駅前~熊西駅間が西鉄北九州線として「名目上」残っていましたが、3月より同区間は完全に、筑豊電気鉄道の路線になりました。

熊西駅から北九州線折尾方面の路盤を眺めると、電車が走っていた頃の面影はだいぶ失われており、路盤の一部は住宅地化されていました。北九州線の記憶はゆっくりながらも着実に、「風化」が進んでいるのです。


熊西駅のホームに上がると、ちょうど黒崎駅前からは3000形が、筑豊直方からは古豪2000形が到着しました。

5000形が登場したとはいえ、まだ昔の風景は残っています。しかし油断はできません、5000形が増殖するのはこれからです。筑豊電気鉄道に「北九州線」の面影を見出したい方は、今のうちに訪問された方が良いでしょう。2000形の引退が近づけば、沿線の撮影地ではカメラの砲列が築かれることでしょうし・・・

熊西駅を後にした私は再度、黒崎駅前駅に戻ってきました。これから出発する5000形の営業一番列車に乗り込んで、筑豊中間を目指しましょう。一番列車は筑豊直方行きではなく、途中の筑豊中間まで行く列車でした。


▲筑豊電気鉄道5000形「営業一番列車」に乗り込む・・・もちろん「nimoca」で
車内は利用者のほか、撮影のため乗車したレイルファンでにぎわっています。車内のスピーカーからは自動放送が流れてきます。出入口にはステップがありませんし、古めかしいコンプレッサー音もしません。5000形は筑豊電気鉄道にとって、「初めて」となる要素が至る所にある電車なのです。

ゆっくりと扉が閉まり、5000形営業一番列車は静かに動き出しました。制御装置は路面電車・ライトレールではおなじみの東洋製です。


▲黒崎駅前出発前の一コマ


▲通谷駅到着前の運賃表示
列車は北九州市南西部を比較的ゆっくりした速度で進んでいきます。筑豊電気鉄道の最高速度は60キロですが、そこまで出してはいなかったと思います。沿線の撮影者はそれほど多くなく、各駅で数人ちらほらと確認できるぐらいでした。


黒崎駅前を出て数十分、終点の筑豊中間駅に到着しました。ここで列車は折り返しのため、乗客をいったん車外に出してから土手ノ内方面に移動します。そして渡り線を越えて、向かい側のホームに到着しました。

そういえば、土手ノ内は「希望が丘高校前」駅に改称されていましたね、失礼いたしました。




▲筑豊中間駅で折り返しの準備をする5000形
筑豊中間駅から再度5000形に乗り込み、黒崎駅前駅を目指しました。当日は非常に混雑していたため、日を置いて乗り直したいと思います。



撮影日:2015年3月14日
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  コメント
No title
おはようございます。
アルナ工機め、こんなところにも同形式の車両を提供したのですねえ…。
まあ、揺れは少なくて乗り心地がいいのでいい車両なんですが、もう少しいじれなかったのかなあ?

形が阪堺電車の『堺トラム』ことモ1001系と一緒で、色以外どこが変わったの?って思ってしまいました(汗)
うるふ #L8AeYI2M [ 編集 ]    2015年03月19日(木) 10:11
うるふさん
そうなんですよね・・・それは私も思いました。
路面電車を縦横無尽に走らせていた西鉄らしい、独自性あふれる車両を期待していましたが・・・昔でいうところの「日車標準型」に近い立ち位置なのでしょうか。
wra #9MBBB9Tg [ 編集 ]    2015年03月19日(木) 15:27
No title
先月は大変失礼なことをしたにも関わらず、私のブログをお読み続けてくださり、ありがとうございます。
次は7月前半頃に行きたいです。
そのときは、知友人との予定は全て後回しにいたします。

さて、西鉄5000形とありますが、以前は天神大牟田線で使われていたのでしょうか?

LED表示を見ると、筑豊にも系統番号が付いたようですね。
函館や鹿児島の市電みたいに見えますが、やはり筑豊は軌道線だということを、改めて感じております。

ゆるキャラも大量に出現していて微笑ましく見ております。
くまモンが九州新幹線を契機に誕生したのは知らなかったですが、北海道新幹線関連のは、頗る低調です・・・
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20150319/3055491.html
レラティー #rcEo15nI [ 編集 ]    2015年03月19日(木) 19:39
No title
追記

動画で、発車時のメロディーを聞きましたが、函館市電のと全く同じで驚いております。
レラティー #rcEo15nI [ 編集 ]    2015年03月19日(木) 19:44
No title
お詫び

何度もすみません。

先ほど、軌道線と書いてしまいましたが、鉄道線ですね。
大変申し訳ありませんでした。
レラティー #rcEo15nI [ 編集 ]    2015年03月19日(木) 19:48
レラティーさん
いえいえ、くれぐれもお仕事に差し障りないようになさってください。

筑豊電気鉄道は一応西鉄本社から独立した会社なので、車番は全く独立したものとして付けられています。西鉄の中でも、福岡市内線や北九州線の車両は別個に番号が振られていました。例を挙げると・・・路面電車の600形と大型線の600形が並列して存在していました。筑豊電気鉄道は西鉄グループなので、4000番台は忌み番として飛ばされ、今回の新車には5000番台が振られたのでしょう。

「きときと君」は・・・察しましょうか。
wra #9MBBB9Tg [ 編集 ]    2015年03月19日(木) 21:15
レラティーさん
アルナ製の路面電車には一つの規格がありまして、「リトルダンサー」シリーズと呼ばれています。あのMHは「リトルダンサー」で統一して用いられているものなんでしょうね。
wra #9MBBB9Tg [ 編集 ]    2015年03月19日(木) 21:18
No title
詳しくありがとうございました。

タイトルに「西鉄5000形」とありますが、どういう意味でしょうか?西鉄でも5000形を導入したのでしょうか?
レラティー #rcEo15nI [ 編集 ]    2015年03月19日(木) 21:27
レラティーさん
多分誤字です。ご指摘ありがとうございます。
wra #9MBBB9Tg [ 編集 ]    2015年03月19日(木) 22:50
No title
お手数をお掛けしました。恐縮です。
レラティー #rcEo15nI [ 編集 ]    2015年03月20日(金) 00:41
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