今回は台鉄(TRA)縦貫線の嘉義駅に立ち寄ってみましょう。同駅は台湾西部、嘉義市の中心部にあります。嘉義は日本統治時代より、阿里山で伐採されたヒノキの集積地として栄え、ヒノキ運搬のため森林鉄道が整備されました。市内には木材加工工場が設けられ、加工作業に従事する作業員のための宿舎も多数建設されました。これら宿舎は現在でも、阿里山森林鉄道北門駅の近くに残存しており、一部は歴史テーマパーク「桧意森活村」として活用されています。

日本統治時代の嘉義を代表するものといえば、何といってもヒノキと「嘉農」こと嘉義農林学校でしょう。嘉義農林学校の野球部は元々弱小チームでしたが、新たに監督となった近藤兵太郎氏によるスパルタ練習の甲斐もあって、ついに1931(昭和6)年に甲子園進出を果たし、準優勝しました。以降、近藤監督の下で数回甲子園進出をしています。

ゆえに嘉義は「野球の街」としても親しまれています。近年、嘉義農林学校野球部を描いた映画『KANO』が公開され、いよいよ嘉義の知名度は日本人の間でも上昇しています。その他にも、嘉義にはご当地グルメ「鶏肉飯」や古い日本家屋があり、実に魅力的な街なのです。

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今回お送りする嘉義駅にも、日本統治時代の面影が多数残されています。現在の駅舎は1933(昭和8)年に建て替えられたものであり、外観は上野駅(東北本線)や真岡駅(樺太西線)、小樽駅(函館本線)によく似ています。

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ホームには大きな上屋がかかっており、その雰囲気は新竹駅や台中駅等に通じるところがあります。基本的に全種別(自強143次を除く=2015年4月時点)が停車し、一部区間車は同駅で折り返します。IC乗車券はもちろん利用可能です。

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撮影中、手動扉の莒光号が入ってきました。客車好きの筆者は早速、客車に近づいて車両観察を始めました。すると・・・

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▲嘉義駅に停車する、手動扉の莒光号客車

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なんと、食堂車DC32850形からの改造編入車・FP1016が組み込まれていました。この車両を見るのは2013年3月以来、実に2年ぶりです。前回見たときは、対中から台北まで乗車した莒光列車に組み込まれていました。

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▲嘉義駅に停車するEMU500型

阿里山森林鐵路嘉義車站e招牌
阿里山森林鉄道のホームは台鉄の第1ホームとの共用で、配線は機回し線を除けば1本のみと比較的シンプルです。乗り場入口には赤い大きな看板があるので、森林鉄道ご乗車の際はそれを目印にしましょう。看板には親切にも「嘉義駅」と記されていますよ。


▲阿里山森林鉄道嘉義駅構内


▲嘉義駅に停車中のEMU500型区間車―ラッピング編成が組み込まれている


▲嘉義駅に到着するE1000型自強号
乗るんだったら、韓国製じゃない2000番台の車両・・・ね?

撮影日:2015年1月18日
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  コメント
No title
KANOの舞台でしたか!

ここもそうですが、日本の車輌に見た目似ているものが多いと感じますが、如何でしょうか?

(今日は、「台湾デー」だったようですね。毎年4月11日なんでしょうか?)
http://ameblo.jp/risukepj/entry-12013031150.html
レラティー #rcEo15nI [ 編集 ]    2015年04月11日(土) 21:15
レラティーさん
台湾の鉄道車両は日本製の割合が高いせいか、戦後も日本規格の車両が続々と導入されているんですよ。

たとえば、キハ10系とほぼ同じ車体のDR2600型「飛快車」なんてその典型例ですし、TEMU1000型「タロコ号」に至っては885系をベースにした存在です。台湾自国生産分の車両も日本の技術をベースにしているので、おっしゃる通り国鉄・JR型に似ているものが多いです。

この台湾デーはどうやら、台湾関係の組織が協賛となって行ったようですね。私は今初めて知りました。
wra #9MBBB9Tg [ 編集 ]    2015年04月11日(土) 22:15
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