2015年3月、私はJRからの経営分離を間近に控えた信越本線脇野田駅にいました。ここで数十分ほど、北陸新幹線上越妙高駅の様子を記録に収めたのち、続いて臨時快速「信越線スイッチバック号」で二本木を目指して移動します。

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脇野田から乗車した「信越線スイッチバック号」は115系国鉄色編成で、いわゆる「山スカ色」と呼ばれるツートン塗装を纏っています。

私は福岡在住なもので、「山スカ」色とは無縁に近い生活を送っていたものですから、この塗装は今まで鉄道雑誌やインターネット上で見るだけでした。今回ついに「山スカ色」115系の実物を、しかも銀世界の信越線で見ることができ、感激したのは言うまでもありません。

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車内はモケットこそ張り替えてあるものの、国鉄時代の雰囲気をよく残しています。ボックスシートの形状は国鉄型ファンにはうれしい原型です。

山陽本線を下関から相生へと移動しているときに、原形のボックスシート車にあたると辛いですが、今回は短距離利用(脇野田~二本木)ということで、辛い気分にはならないでしょう。ワクラン気分で空いている区画に落ち着きました。

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脇野田を出発した列車は本州内陸部へと入っていきます。進むにつれ平地は山岳地帯へと変わり、残雪も多くなってきました。2014年3月に訪れた新井を過ぎ、ついに本格的なヒルクライムが始まりました。列車は電気鋸のようなMT54モーターを唸らせながら、坂を上がりカーブを曲がっていきます。


115系「山スカ色」の旅は短く、あっという間に二本木駅に到着しました。同駅はスイッチバック式のため列車は一旦折り返し線に入り、逆走してホームへと入ります。

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▲二本木駅を出発する115系臨時快速「信越線スイッチバック号」

二本木駅で下車後、十分ほど駅構内・駅舎・駅前の様子を記録に収め、信越本線二本木駅の最初で最後の訪問を済ませます。そして後続の長野行き「妙高」に乗るため、急いでホームに戻りました。

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▲折り返し線に入る189系「妙高」
長野方面のホーム先端部は大量のレイルファンでごった返しており、駅周辺の斜面上にもカメラの砲列が築かれています。189系「妙高」が到着するということで、一種の緊張がホームを包みはじめました。

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▲二本木駅ホームに到着する189系「妙高」
長野行きの「妙高」が折り返し線に入りました。カメラのシャッター音が次々に鳴り始めます。そしてスイッチバックを終えた「妙高」は二本木駅ホームへと到着しました。

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▲JR終盤の二本木駅は大賑わいで

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▲二本木駅で交換する189系「妙高」と、115系直江津行き―撮影者に出迎えを受けながら
撮影者の中には女性も多数いらっしゃいます。

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二本木から乗車した189系「妙高」の乗車率は高く、さすがは「18きっぷ」シーズンだなと思いました。空席はありましたが、基本的にすべての区画に乗客が座っている状況でした。

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列車は二本木を出発後、旧スイッチバック駅の関山(せきやま)、運行の要所・妙高高原を経て、ついに長野県へと入りました。長野入りするのは2007年以来8年ぶりです。ゆっくりとした速度で銀世界の中を進んでいきます。

牟礼駅付近では、車掌による「妙高」廃止に関するアナウンスが流れました。飯山線と合流して豊野を出ると、ようやく千曲川沿いの平地に出ます。山岳区間が終わると速度が少し上がり、特急型本来の性能を発揮できる区間に入ります。

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北長野駅では疎開留置中の211系に遭遇し、いよいよ長野が近づいたことを感じさせられます。そして北陸新幹線の線路が寄り添って構内が広くなり、終点の長野駅に到着しました。

撮影日:2015年3月7日
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  コメント
No title
ヒルクライムさんと鉄道の関係は分かりませんが・・・

115系は、座席などの雰囲気が北海道の711系と近いものの、115系のほうがレトロで、普段乗るにはキツいとは思いつつ、旅行中に乗るには雰囲気があっていいですね。

この臨時列車のために、数少なくなった(?)山スカ塗装の車両を充てたJR東の配慮には、感激しました。
新潟に行っても、新塗装の車両にばかり当たった者からすれば羨ましいです。(運悪くE127,E129系には当たりませんでした・・・)

妙高はねうまラインになった区間は、かなり以前に特急「あさま」で通過しただけで、当時を思い出そうとするも、ちょっと思い出しきれませんが、こんな雰囲気だったろうな、という気分には浸らせていただいております。
「あさま」だと、当然スイッチバックの駅には立ち寄らず、貴殿が羨ましく感じます。
(遠軽、十和田南、大畑、真幸は経験ありますが・・・)


いっときは205系が青森にも疎開回送していましたが、処分(?)が済んだのか、今は211系があちこちに疎開回送されている様子ですね・・・
一部は長野の115系の置き換えに使われましたが、廃車されるほうが多いのだろう、と感傷に浸っております。

またまとまらない雑感で恐縮です。
レラティー #rcEo15nI [ 編集 ]    2015年04月10日(金) 12:44
レラティーさん
冒頭のヒルクライムについてですが、先ほど同語句で検索にかけてみるとミュージシャンが出てきました。恐らくそれを想像されたのかもしれませんが、山を登るという単純な意味でそう名付けただけなんですよねぇ・・・

長野には211系のほか、ずいぶん昔に引退した京浜東北線の209系もありました。長野の疎開車両は随分と話題になっていましたので、この目で見ることができてよかったです。
wra #9MBBB9Tg [ 編集 ]    2015年04月11日(土) 00:02
No title
ヒルクライムさんというと、ミュージシャンのほうしか存じませんでした・・・

単純に訳すと、確かに仰る通りの意味ですね。
大変失礼いたしました。
レラティー #rcEo15nI [ 編集 ]    2015年04月11日(土) 09:11
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