南台湾屈指の大都市であり歴史都市でもある台南には、安平城址や孔子廟など、鄭氏政権・清統治時代の史跡が多数残されています。そのため台南に行けば、日本による台湾統治が始まる前に台湾がどのような場所だったか、鮮明とはいかなくても思い描くことができるのではないでしょうか。

そんな台南には、日本統治時代に建造された建築物も多数現存します。今回お送りする小料理屋「鴬料理」もその一つです。

和風建築が美しいこの建物は戦後、長年放置されたことで劣化が進み、極め付けに台風が建物を襲い、玄関部が完全に倒壊してしまいました。しかし、老朽化と台風に耐えた区画は整備を受け、昔の美しさを取り戻し、今では台南を代表する和風建築として知られつつあります。

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「鴬料理」は湯徳章記念公園のあるロータリーの近く、旧台南測候所のすぐ裏手にあります。大通りから少し外れた、路地沿いにあるので見落とさないように気を付けましょう。

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▲台南「鴬料理」入口の門

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▲台南「鴬料理」説明板
説明板を通して、同建築を収めた古写真も見ることができます。

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門を抜けてすぐの場所には、日本庭園と広場があります。この広場にはかつて、「鴬料理」の玄関口にあたる建物が建っていました。台風で倒壊する前は非常に荒廃しており、いつ倒壊してもおかしくない状態だったといわれています。

倒壊せず残った奥の建物は修復を受けましたが、縁側は修復されず省略されており、原形通り「復原」されたというわけではないようです。

(参考)munch氏『漂浪。島嶼--munch』「台南鶯料理與北投溫泉館」
http://blog.yam.com/munch/article/6221835

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▲「鶯」と刻まれた石が置かれているのが良い

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▲台南「鴬料理」のオブジェ

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10年ほど前まで荒廃していたとは思えないほど、美しく修復されています。

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▲台南「鴬料理」庭園の池

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内部も小料理屋時代にできる限り戻されています。ただし、すべての部屋がこのように修復されているというわけではなく、中には修復前の状況を色濃く残している(であろう)区画もあります。室内に飾られた調度品は日本から取り寄せたものでしょうか。


▲台南「鴬料理」、おそらく未修復の区画

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▲「鴬料理」から旧台南測候所を眺めて

撮影日:2015年1月18日
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