北陸新幹線の金沢延伸により、北陸本線筒石駅は第三セクター鉄道に移管されました。それまでの間、頸城トンネル内にホームがある同駅は「モグラ駅」「トンネル駅」として、「青春18きっぷ」利用者に親しまれてきました。

「青春18きっぷ」で同駅を通過できなくなった現在、おそらく以前よりも訪問者は減ったかもしれません。それでも、今後同駅を訪れる皆様のために、筒石駅周辺の地理・風景を参考としてお届けします。

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▲筒石駅
電化時に行われたルート変更により、線路は海岸沿いを通るルートからトンネルでショートカットするルートに改められました。この時、筒石駅も海岸沿いから頸城トンネル内に移設されています。

ホームから長い階段を歩いた先にある駅舎は山中にあり、海岸沿いの集落からだいぶ離れた場所に位置しています。駅前には民家がなく、時おり北陸道の高架を通るトラックの音が聞こえる以外は静かです。移設前の筒石駅は海岸沿いの集落内にありました。

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駅前から伸びる短い上り坂道―曲がりなりにも「駅前通り」を進み、山間部と海岸部を結ぶ1.5車線路に出てきました。ここからゆるやかな坂を下り、北陸道の高架を潜って筒石の集落を目指しましょう。1.5車線路は谷に沿うようにして伸びており、谷を挟んで向かい側には熊手で削ったような模様の露頭(地層)があります。

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▲北陸自動車道の高架を潜る

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北陸自動車道の高架橋を潜ると、日本海の水平線が見えてきました。ここまでくれば海岸まであと少しです。

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道路わきには幾つか沢が流れています。荒々しい山々が日本海目指して急に落ち込んでいる地形なので、沢の流れは急峻です。水の流れる音は旅で疲れた我々を癒してくれることでしょう。沢のたもとで腰を下ろして水をひとすくいすれば、掌に清涼感を覚えます。

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のり面から水が滴り落ちてくる場所もあります。

筒石駅付近で見つけたフキノトウ
それにしても、至る所にフキノトウが生えているんですね。わが地元の福岡ではあまり見かけません。そもそも私が山間部に住んでいないから、見かけないだけかもしれませんが。

糸魚川市立磯部小学校
人家が見えてくると、まもなく国道8号線が通る海岸部に到着です。集落の子供たちが通う磯部小学校は、つい最近になってから改築されたようで、真新しい校舎とアスファルト舗装が印象的でした。

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筒石駅から歩くこと15分、ようやく海岸沿いの集落に到着しました。海岸に沿って国道8号線が通っています。

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海岸には筒石漁港・「磯部の浜 港南公園」があります。左端には北陸本線旧線を転用したサイクリングロードが通っています。

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▲磯部の浜 港南公園

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▲新潟県糸魚川市・筒石漁港

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▲北陸地方の大動脈・国道8号線

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しばらく国道8号線沿いを歩いてきましたが、続いて北陸本線旧線上を歩いてみることにしましょう。

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線路跡の雰囲気は良く残っています。カーブを描く路盤を遠くから眺めると、今にもD51が遠くからやって来そうな感覚を覚えます。

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線路跡の両脇にはバラストのような石ころが転がっています。

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海岸沿いにもフキノトウがありました。

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橋台は鉄道時代のまま、その上に自転車・歩行者用の橋桁を架けています。

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▲おや・・・「ブラック番長」だ

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サイクリングロードは旧線跡の上を忠実になぞっているというわけではありません。写真上のように、鉄道の橋桁が撤去された後、新たに橋桁が掛けられないままになっている箇所もあります。

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▲寺院と北陸本線旧線の橋台

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▲糸魚川市の地名板「筒石」
どうやら糸魚川周辺では、集落ごとに地名看板が建てられているようです。台湾でも似たような看板を見かけることがあります。

筒石観音堂
▲筒石観音堂
このほか、付近には水嶋磯部神社もあります。

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筒石駅前から歩いて海岸線を目指し、海沿いの集落を巡ってきました。列車が来るまで駅の中でじっとしていたり、通過する列車を撮ったりするのも良いかもしれませんが、このように少々時間・体力を要しても農村・漁村の風景を楽しむ価値は十分にあると思います。

撮影日:2015年3月7日
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  コメント
No title
お久しぶりです。
コメントできずにいましたが、ブログ読ませてもらっていました。
新幹線が開業してもこうしたローカル線は何時までも存続してほしいものですね。
影武者2号 #YH9wa2gA [ 編集 ]    2015年05月21日(木) 22:28
影武者2号さん
コメントありがとうございます。

今、新幹線に並行する旧JR線はかなり経営に苦労しているようで、今後どうなるか極めて心配です。昭和末期に誕生した第三セクター路線もいくつか廃線になり、今や「新幹線・幹線以外の」鉄道氷河期になったといっても過言ではないでしょう。
wra #9MBBB9Tg [ 編集 ]    2015年05月22日(金) 00:08
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