2015年春、警固神社境内にある「今益神社」の狐像が何者かによる破壊を受けました。この悲劇は瞬く間に世間の知る所となり、犯人に対する怒りと狐像の再建を願う声が至る所で挙がりました。


▲狐像撤去後の警固神社(今益神社)
―撮影日:2015年5月2日

私もこの一件に対して深い悲しみと怒りを覚えた一人でして、5月初頭に現地を訪れ、あまりにもひどい状況に言葉が出ませんでした。狐像はすでに撤去されていたものの、本来ならばあり得ない位置に据え置かれている台座が、狐像の悲劇を代弁しているかのようです。

あれから半年、ついに狐像が再安置されたという知らせを聞き、遅ればせながら今益神社を訪れることにしました。

拙ブログでは事件前に1度、今益神社を取材しています。破壊前の狐像をご覧になりたい方は以下のページを参照のこと。
「今益神社(福岡市中央区天神)」


▲狐像が帰ってきた警固神社(今益神社)


破壊前の姿とほぼ変わりありません。狐像計4体のうち、3体は元の姿を参考に新しく作り直され、残る1体は折られた首と胴体を接着剤で接合する形で修復されています(『西日本新聞』2015年4月30日「破壊された福岡・警固神社のキツネ像修復へ 3体は作り直し」)。


拝殿側の狐像は黒光りしています。入口側2体が時代劇に登場する悪役俳優のような厳つい顔をしているのに比べ、こちらはユーモラスな表情をしているのが特徴です。


境内と外を隔てる玉垣は、都会の喧騒と神社の厳かさを分ける壁のような存在になっています。警固神社は雑踏に満ち溢れた天神のど真ん中にある、「都会のオアシス」といっても過言ではありません。


▲今益神社の神輿台
樹木に埋もれ、今やすっかり植木鉢状態になっています。

天神三越と日章旗とコマさん
場所を少し変え、今益神社のすぐ横にある警固神社に足を運んでみました。


警固神社の狛犬はいわゆる「鈴狛犬」です。いかつい狛犬ながら、首元に鈴が付くと何とも言えぬ愛らしさが出てきます。鳩胸なのもよい。


▲警固神社の御神水
良質な天然水を生成する地層を再現した、「ミネラルクリスター」という水供給装置によって生成された水を御神水として用いています。


▲今益神社横にある「針乃碑」
1979(昭和54)年、日本和裁士会福岡支部と福岡和服裁縫組合によって、針供養の伝統継承をねがい建立されたものです。

二度と狐像の惨事が起こらないよう、監視カメラの設置など防犯対策が進められている警固神社。その他、足湯や水飲み場の設置など、境内施設の充実も行われています。今後とも多くの人々に愛され、敬われ続けることを強く願いたいものです。

撮影日:2015年9月27日
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  コメント
やっぱり犯人には罰が当たればいい、と思いますよ。こんなのもそうですが、墓地で墓石破壊とかやった奴がいますが、人の範疇に入れちゃ駄目。


復活した狐像、末長く愛されますよう。無事でありますよう。
焼きそば #t50BOgd. [ 編集 ]    2015年09月28日(月) 23:43
焼きそばさん
最近ああいう類の事件が増えてますよね。神をあつく信仰していた日本人が、今やあんな体たらく。中には外国人も交じっているのかもしれませんが、それでもこういった事件に対して無関心な日本人があまりにも多すぎます。

宗教云々は抜きにしても、神社の像や石灯篭なんかは地域の宝ですから、ぜひとも守り抜こうという心が我々若い世代に浸透することを強く願うものです。
wra #9MBBB9Tg [ 編集 ]    2015年09月29日(火) 21:32
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