現在地は国道3号線名島交差点の東隣、香椎操車場跡地のちょうど南端部にあります。黒田官兵衛ゆかりの地であり、門が福岡城址に移築され現存するという名島城址が近く、その所在地は駅から直線距離にして約800メートル西です。
多々良川から千早駅にかけての約2キロで、西鉄貝塚線はJR線と並走しています。ホームに立つと東にはJR鹿児島本線が並走し、西鉄電車を豪快に追い抜くJR特急の姿に出会えますよ。

▲名島駅舎
名島城が近くにあるためか、駅舎は和風をイメージした造りになっています。移転前にあった旧駅舎は、切妻三角屋根のモダンなデザインでした。
旧駅舎があった頃の貝塚線(宮地岳線)は、現在とは異なるルートを通っていました。今日では操車場跡の東側を通っていますが、再開発・ルート変更前の同線はその西側を通っていました。線路端に畑があったとは思えないほど、近代的な沿線へと様変わりしています。

▲名島駅前交差点
現在の駅周辺は先述のように操車場跡地にあるので、周囲の住宅はいずれも近年建設されたものばかりです。名島駅周辺は住宅地で、一戸建て住宅と集合住宅が混在しています。

駅舎・ホームは駅前より2~3メートル高い場所に置かれています。さらに線路沿いには防音壁も並んでいるため、駅前からだと電車は上半分しか見えません。
駅舎から離れると、地下道に入る小入口が見えてきます。駅構内を貫くこの地下道を通れば、名島駅東・南側に行くことができますよ。

さて、場所は変わって国道3号線。こちらには西鉄バスの名島バス停があります。
西鉄バスの停留場はそこいらにゴマンとあるもので、わざわざ取り上げる機会は少ないですが、今回はとある物件に目が行き、名島駅と合わせて取り上げることにしました。

その物件こそズバリ、「西鉄旧社紋」です。
西鉄がコーポレートマークを導入して20年経ち、今や旧社紋を目にする機会は限られてきました。バス停標識も順次新しいものに交換されている中、名島バス停には辛うじて、昔の標識が残っています。
名島は歴史の街です。官兵衛ゆかりの名島城址、レトロな名島橋、そして旧社紋が残るバス停標識・・・過ぎ去った昔の光景に思いを寄せながら、名島を散策してみてはいかがでしょうか。
撮影日:2016年5月22日
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