大阪市生野区は大阪最大級の朝鮮部落を抱える地域です。ゆえに鶴橋駅周辺には韓国料理店が多く軒を連ね、今では大阪を代表する観光地と化しています。

今回の旅では鶴橋駅を起点に、生野区内を散策しながら朝鮮菓子「ホットク」を食べ比べてみたいと思います。なんでも生野のホットクはとにかく安いそうですが、その噂は果たして本当でしょうか?

ことの真偽は実物を見てみないとわかりません。早速生野に繰り出してみましょう。

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近鉄鶴橋駅の改札を抜けると、そこには一面薄暗いアーケードが広がっていました。鶴橋駅周辺には鶴橋商店街が広がっており、こちらもほぼ朝鮮部落と化しています。

商店街を歩けば朝鮮食材店・チマチョゴリを扱う服飾店に、カン流芸能人のグッズ店ばかり・・・しかも所々で見かける老婆は互いに、朝鮮語で会話をしているではありませんか。まるで釜山の市場にいるかのような感覚を覚えます。

「デバっ家」の釜山式ホットク

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まずは鶴橋商店街内にある「デバっ家」で釜山式の種入りホットクをいただきましょう。

鶴橋駅周辺は物価が高く、後述の御幸通商店街の方がはるかに安値です。しかし釜山式のホットクを供する店舗は少なく、種入りを食べたければ同店へ来ることになるでしょう。

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ホットクを頼むと、アジュマがまだ熱いホットク生地をハサミで切り取り、中にヒマワリの種を詰めていきます。コップに入れて供するところも含め、現地と変わりありません。値段はやや高めの200円。

大量の油で揚げ焼きにする釜山式らしく、生地の表面はカリカリ、中はしっとりとして弾力性があります。劣化した油の味に思わず気を移しそうになりますが、種の食感と蜜の甘さがそれを打ち消してくれました。

鶴橋から御幸通商店街へ

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先ほどのホットクを頬張りながら、次の目的地・御幸通商店街に向けて移動します。道中には信貴山への古い道しるべがあり、朝鮮部落が多いとはいえ、近代以前の「古い大坂」の姿が残っているのも見て取れました。

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鶴橋を出て10分、御幸通商店街に到着しました。ここはいわゆる「コリアンタウン」として知られており、大阪では一番観光地化された朝鮮部落ではないでしょうか。もとの地名は「猪飼野」といいます。

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▲御幸通商店街入口

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▲大阪・御幸通商店街の「百済門」

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御幸通商店街には凄まじい数の食事処が軒を連ねています。焼肉やビビンバなど、言わずと知れた料理を扱う店もあれば、キムチサンドのような創作料理を出す店だってあります。

また、この通りは物価が非常に安く、鶴橋駅前では1500円もするような料理でも、最も安い場合だと600円でいただくことができます。後述のホットクもなかなかの安さでしたよ。

「光華」の100円ホットク

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この店は近年になって名前が変わったのか、あまり知られていません。朝鮮料理バイキングを提供しているほか、から揚げ・海苔巻き・チャプチェ・ホットク・チヂミといった屋台料理も販売しています。

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こちらのホットクは作り置きされているようで、店頭に並べて置かれています。店頭のアジュマにホットクを注文すると、10個ほどある中から一番重いものを選んでくれました。

作り置きということで口を火傷するような熱さはありませんが、もっちりしっとりとした生地が良く、これはこれでありかなと思いました。中の糖蜜も沢山入っています。

こちら「光華」を含むいくつかの店では、ホットクを100円という超お手頃価格で販売しています。低予算で旅行している身としては、なんとも嬉しい存在じゃないですか。

「ニシハラ」のパン風ホットク

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最後にこちら、「ニシハラ」のホットクをいただきましょう。こちらは御幸通商店街の中でも一番有名な、ホットクを扱う店ではないでしょうか。

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▲「ニシハラ」店頭の様子
屋台料理や鍋料理など、非常に多くの食材が販売されています。持ち帰り用の充実ぶりが嬉しい。

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「ニシハラ」のホットクは種類豊富なことでも知られています。標準的な黒糖味のほか、カレーチーズ、チョコざくろ、キムチ(ミンチ入り)、ゆずはちみつ、小倉あん、チャプチェ、チーズ・・・と、多くのフレーバーが勢ぞろいしています。

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今回はその中から、黒糖味とゆずはちみつ味を選んでみました。注文後、鉄板で軽く焼いてくれます。どちらも1個120円と、こちらも非常に安価。

生地からはイーストの香りがただよい、食感はふんわりとしています。その味はパンのようで、標準的なホットクとは一線を画しています。1個あれば十分に腹の足しになるのではないでしょうか。個人的には小倉あん味も試してみたいところです。



生野のホットクは朝鮮現地と同様、日本円にして「100円台前半」という破格の安値で販売されていることが分かりました。ホットクは辛くないうえに変な臭みもありませんから、周囲を気にせず美味しくいただけます。

「韓国には行きたくないけど朝鮮料理は気になる」という方、ぜひ生野でホットクを頬張ってみてはいかがでしょう。

撮影日:2016年7月3日
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