今回お届けするJR宇部新川駅は宇部市中心部にある、宇部線最大の中間駅です。

小野田線の列車は全列車が分岐駅の居能ではなく、ここ宇部新川を始発駅としています。宇部線列車の中にも同駅で折り返す列車があり、構内には電留線も備えられています。また、2000年代前半まではJR九州の415系も乗り入れていました。

宇部市内にはこれとは別に、宇部駅という市名を冠した駅があります。ただし市中心部からは非常に離れており、宇部新川駅から電車で10分ほどの場所に位置しています。

DSCN1499.jpg
▲宇部新川駅 駅舎外観
宇部新川駅を語るうえで欠かせないのは、何といっても旧型国電終焉の地という点でしょう。小野田線本山支線で余生を送っていたクモハ42形は宇部新川を拠点にしていました。旧型国電が全廃になってから15年が経過した今、宇部新川駅はどれほど変化しているでしょうか。

DSCN1501.jpg
▲宇部新川駅前のバスターミナル
宇部新川駅前には、九州方面に向かう高速バスも発着しています。ここから鉄道利用すると、福岡市まで何度も乗り換えを強いられますが、バスだと乗り換え不要で行くことができます。よって利便性はバスに軍配が上がります。

DSCN1500.jpg
▲宇部新川駅前に待機中のバス(宇部市営)

DSCN1502.jpg
▲宇部新川駅構内
駅構内には駅舎に面した単式ホーム1面、島式ホーム1面、計2面3線のホームがあります。木造の古い跨線橋が2つのホームを繋いでいます。

DSCN1504.jpg
▲宇部新川駅構内の池

DSCN1507.jpg
▲宇部新川駅駅舎をホームから眺めて
駅構内の雰囲気は15年前とほぼ変わらず、改札も相変わらずの有人タイプです。

DSCN1571.jpg
▲宇部新川駅構内
ホームはやけに広く、昔は乗降客の多い主要駅だったことをうかがい知れます。今では短くて1両、長くても3両の電車が行き来するに過ぎません。

DSCN1505.jpg
ただし、電車の色だけは15年前と全く異なります。すべての電車が濃黄色をまとい、なんとも無個性になりました。やってくる電車にはもはや、黄色以外存在しません。もちろん、茶色の電車もありません。

DSCN1506.jpg
▲105系101編成(クモハ105-23)を先頭にした3両編成
写真上のように、日中は増結車(クモハ105)を繋いだ3両編成の105系が構内で昼寝をしています。一昔前は九州の423系や415系の姿もあって、さぞかし賑やかだったことでしょう。車両使用料のやりくりが障害になったのか、今では下関で完全に系統がぶつ切りにされ、九州車は下関以東に、山陰線の気動車は九州に入らなくなりました。

DSCN1567.jpg
▲105系U-02編成(クハ104-10+クモハ105-10)

DSCN1570.jpg
▲105系101編成(クモハ105-24)を先頭にした3両編成

15年ぶりに宇部新川駅を訪れてみて分かったこと、それは電車の色以外、ほぼ15年前と変わらない点です。広島地区では227系が登場したり、下関駅では自動改札機が設置されたりと、ここ数年で広島支社は大変化を遂げました。しかし、宇部新川はまだまだ国鉄色濃い駅といえます。

撮影日:2016年7月23・24日
関連記事




にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道旅行へ にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ にほんブログ村 地域生活(街) その他ブログ ゆるキャラへ

「ご当地」の魅力をより多くの方にお伝えするため、ブログランキングに参加中です。

バナークリックの方もよろしくお願いいたします。



上のリンクからチャンネル登録できます。台湾旅行に興味のある方、レイルファン・ご当地キャラファンの方、どうぞ気軽にお立ち寄りください。




スポンサードリンク
  コメント
国鉄は、本線のほうの駅を市の代表駅としてきたので(岩国、八戸など改称してでもそうしましたね)、名前の上でも主役の座ではない感じはしますね。

末期色は、経費削減のためとはいえ、寂しく感じます。

九州への直通バスが登場したとは、驚きました。
下関-福岡のバスが設けられたときも驚きましたが、下関は半ば九州のような存在でしょうから、まだ需要はあるでしょうが、宇部でも需要があるんですね?



(北海道には寺社仏閣が少ないですが、少ない中でも、鳥居に様々な形があり、驚いています。
なお、浦幌町の神社ですが、上厚内神社が超過疎化のため、浦幌神社に合祀され、無くなってしまうなど、人口減の影響を受けています。
駅もいつまで存続するでしょうか?)
http://sapokachi.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-fe2a.html
レラティー #rcEo15nI [ 編集 ]    2016年08月11日(木) 10:30
レラティーさん
> 国鉄は、本線のほうの駅を市の代表駅としてきたので(岩国、八戸など改称してでもそうしましたね)、名前の上でも主役の座ではない感じはしますね。

ホーム長や構内の広さといった「本線としての風格」の有無で、駅の雰囲気は変わってくるものですよね。


> 九州への直通バスが登場したとは、驚きました。
> 下関-福岡のバスが設けられたときも驚きましたが、下関は半ば九州のような存在でしょうから、まだ需要はあるでしょうが、宇部でも需要があるんですね?

宇部は広島よりも九州に近いので、買い物や仕事で利用する方がいるのでしょう。管見の限りだと、割高な新幹線も本数が少ないうえに九州直通列車すら消滅した鉄道よりも、バスの方がはるかに有利な状況だと思います。


> (北海道には寺社仏閣が少ないですが、少ない中でも、鳥居に様々な形があり、驚いています。
> なお、浦幌町の神社ですが、上厚内神社が超過疎化のため、浦幌神社に合祀され、無くなってしまうなど、人口減の影響を受けています。
> 駅もいつまで存続するでしょうか?)
> http://sapokachi.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-fe2a.html

JR北海道の現状を考えると、日高本線はもはや風前の灯火といったところでしょうか。海岸が崩れたっきり廃止になりそうです。北海道を含む地方鉄道がよもや、ここまで弱り切ってしまうとは思ってもいませんでした。ついに、少子高齢化の弊害が目に見える時代に入ってきたんですね。
wra #9MBBB9Tg [ 編集 ]    2016年08月13日(土) 01:01
コメントを投稿する
URL(任意):
コメント:
Pass(削除用):