(目次)
松山小倉フェリー「くるしま」乗船記録 (小倉→松山→小倉、1)
松山小倉フェリー「くるしま」乗船記録 (小倉→松山→小倉、2)



九州と四国を結ぶ松山小倉フェリー「くるしま」に乗船して、小倉と松山を往復してみます。前回は写真を交えながら、ちょっとした船内探検をやってみました。続いては乗船記と銘打って、船内でどう過ごしたかお届けします。

小倉港→松山観光港(往路)

今回の度は小倉港から始まります。フェリー乗り場には出航時間の21時55分より1時間早い、21時前に到着しました。乗船はまだ始まっておらず、乗船券を購入後は十数分ほど待合室で待機となりました。

小さな待合室には、お遍路巡礼者とおぼしき高齢者の姿が目立ちます。前回、同フェリーに乗船したときも高齢の巡礼者に多く遭遇しています。このフェリーは九州の巡礼者にとって欠かせない存在なのでしょう。

21時、乗船が始まります。乗船口にはすでに20人ほどの列が出来上がっており、私も比較的前方に並んでいました。タラップを伝い船上に上がり、階段を上るとエントランスに到着です。

船内入りした後は、まず二等船室に荷物を置いておきます。指定された区画は大部屋で、室内にはまだ乗船客の姿がありません。名門大洋フェリー(一部)や阪九フェリーの二等船室の場合、自由に寝場所を選べますが、松山小倉フェリーの二等船室の場合は指定制になっています。自分の区画に荷物を置いたら、続いて浴室でひとっ風呂浴びておきます。

浴室に入ると幸い誰もいません。さて、ゆっくり温まろうかと思ってはいましたが、お湯が熱めなので長居はできません。結局10分ほどで浴室を出て、その後はエントランスで時間を潰すことにしました。

エントランスを散策していると、新たに軽食コーナーが設置されていることを知りました。「さんふらわあ」時代はおでん販売だけでしたから、供食サービスは経営移管を機に相当進化を遂げているということになります。早速軽食コーナーにて、名物おでんを300円分ほど胃袋におさめておきました。おでんのほか、うどん、カレー、丼物など数種類の軽食を注文することができますよ。

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おでんを口に入れていると、間もなく出航する旨のアナウンスが流れてきました。食後、甲板に出てみると今まさに出航しようとしているところでした。外は辺り一面真っ暗闇で、涼しい風が強く吹き付けてきます。あまりにも寒いので、数分滞在してから二等船室に帰還。

二等船室に戻ると、そこには大量の高校生がたむろしているではありませんか。彼らの正体は地元福岡の高校野球部で、これから四国の方に遠征するのでしょう。騒がしい生徒が目立ちましたが、それを咎める上級生とおぼしき生徒もいて感心しました。

松山小倉フェリーは距離が短いので、自ずと航行時間も短いです。よって松山観光港に到着する時間も早く、その時間はなんと早朝の5時。朝が弱い私は翌日苦労しないように、早めに就寝することにしました。船が1987年生と古いため、エンジンの轟音が振動になって体に振動を与えます。一応敷布団があるものの、カーペット時の堅さを和らげるには頼りない存在です。船旅に快適な睡眠などあったものじゃないですが、もし快適な睡眠を求めるのであれば、二等寝台D以上のクラスにするのが望ましいです。

夜は更け、やがて松山観光港到着を告げるアナウンスで目が開きました。今回指定した大部屋はどうやら、港に到着しても室内等を再点灯しないようです。件の野球部員は列をなして下船していきました。

一通り下船が終わると、防犯対策のためいったんタラップを引き上げて、6時になるまで下船はできなくなります。私はまだ寝足りない上に、7時まで船内休憩ができるため再度眠りに入りました。

再び目覚めたとき、時刻は6時を過ぎていました。すでに2度目の下船が始まっており、あれだけ高校生でごった返していた大部屋はひっそりと静まり返っています。私も6時半を目途に船を降りることにしました。

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▲松山小倉フェリー「くるしま」ファンネル

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▲夜明けの空になびく旗

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下船前に一つ、やっておくことがありました。甲板から夜明けの瀬戸内海を撮影することです。乗船当日はなかなか良い天気でした。

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▲松山観光港に停泊する「くるしま」

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当時、愛媛県南予地方では「えひめいやしの南予博2016」が催されていました。以前松山に来た時もたしか、「えひめ南予いやし博」の期間中でした。

松山観光港→小倉港(復路)

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帰路も行きと同じく、21時前に松山観光港入りしました。既に乗船は開始されたようなので、乗船券を購入後、すぐに乗船口に向かいます。長く薄暗い通路を歩き続けると、「くるしま」の姿が見えてきました。

乗船後、特にすることはありません。風呂は道後温泉で入ったばかりということで、帰りはあえてスルーします。帰りの二等船室は大部屋ではなく、エントランスに近い小部屋でした。マットを敷いた後はもう寝るだけです。出港前から翌朝までずっと寝たまま過ごすことになりました。

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翌朝も行きと同じく、船内休憩を利用して7時まで船内にとどまり、やはり6時半を目途に船を出ることにしました。下船前に甲板に出てみると、ちょうど夜明けの薄暗い空がちと怪しげに広がっています。松山小倉フェリーは時折昼行になる場合を除いて、基本的に明るい時間帯に航行しません。ここで甲板から明るい空を背景に船体を収めておきました。

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▲夜明けの小倉港と「くるしま」

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▲松山小倉フェリー小倉港待合所

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▲小倉港に停泊中の「くるしま」

まとめ

今回は二度目となる小倉~松山航路の乗船記をお届けしました。航行時間は短いながらも、さすがは夜行フェリー。船内には浴室や軽食設備など、充実した設備が備わっています。航行距離のわりには過ごしやすいフェリーといえましょう。

「くるしま」は2012年に乗船した「はやとも2」の兄弟船ということで、両船ともに船内設備に違いはほとんど見られないことが分かりました。古いながらも綺麗に整備されていると思います。九州から四国入りする際は、ぜひ積極的に利用したいところです。

撮影日:2016年11月5日
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  コメント
船と鉄道とは違いますが高校生~社会人の初めまで時 関西方面に行く時は大垣夜行か臨時座席急行の銀河をよく利用しました。
時間的に同じで深夜に乗車して途中時間を稼ぎながら目的地に早朝に着く便利な列車でした。
ただ横になれないので年齢を重ねるとつらい列車でした(笑)

来年になると思いますが日曜日にUPしているアメリカ旅行記が年内で終わると思うので次はかなり昔になりますが
JR関係者から声が掛った廃止前プレス発表前の富士ぶさ旅行記の予定です。
こーたろー #- [ 編集 ]    2016年11月23日(水) 16:22
こーたろーさん
座席夜行は利用していると辛い所があります。私の場合、旅先ではベッドだと寝付けるものの、それ以外の場所で就寝となると全く寝付けないことが多いです。座席で夜を過ごすとなると、眠りに入るどころか余計なことばかり頭に飛び込んできて、全く眠れなくなるんですよ。

仰る通り、座席夜行は便利な列車なんですけれどね・・・


> 来年になると思いますが日曜日にUPしているアメリカ旅行記が年内で終わると思うので次はかなり昔になりますが
> JR関係者から声が掛った廃止前プレス発表前の富士ぶさ旅行記の予定です。

そういえば、アメリカ旅行記もだいぶ長期連載になっていますね。4年連載とは驚きです!
wra #9MBBB9Tg [ 編集 ]    2016年11月23日(水) 23:23
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