近年、"LCC"(格安航空会社)と称される航空会社が次々に誕生したことで、飛行機が気軽に利用できる時代になっています。

座席は狭いうえに機内食等のサービスは有料ながらも、航空運賃は従来の航空会社よりも安めに設定されているのが、このLCCの特徴です。つまるところ、余計なサービスを省いたり有料化することで、LCC航空会社はコストを抑えているのです。そんなLCCは国内線だけでなく、もちろん国際線にも就航しています。たとえば福岡空港だと、韓国・中国・香港・マカオ・フィリピン、そして台湾に向かう航路にLCCが参入しています。

台湾行きのLCCには、チャイナエアライン傘下のタイガーエアと、トランスアジア航空傘下のVエアの計2会社が就航していました。ところが、度重なる不祥事によりトランスアジア航空が解散すると、Vエアの路線も休航になってしまいました。そのため、現在ではタイガーエアのみが福岡空港を発着する唯一の台湾行きLCCです。

今回はタイガーエアを利用する機会がありましたので、LCCと通常の航空会社の違いを比べつつ、福岡から桃園までの道中についてお届けします。今回の旅はいつも通り、福岡空港国内線ターミナル前から始まりますが・・・

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いつもと違うのは、雨が降っているということです。これまで台湾に行くときはたいてい、福岡は晴れていましたし、桃園も大方晴れていました。ところが今回、福岡では結構激しい雨が降っているのです。出発前に見たニュースによると、台湾にも分厚い雲がかかっている模様で、これから先の道中が思いやられます。

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福岡空港国際線ターミナル前には、出発2時間前に到着しました。手続きは出発2時間30分前から始まり、45分前で締め切られます。チェックインカウンターに向かうと、やはり列は全くできておらず、すんなりと搭乗手続きが行えました。手続きをするのであれば、早いに越したことはありません。

今回は預け荷物はなく、機内持ち込みはバックパック1つのみです。LCCは機内預けを設定すると高額な手数料がかかるため、機内持ち込みだけにするのは一つの凌ぎ方といえましょう。ただしこの場合、液体物を持ち込むのに相当な制約がかかるので、どんな荷物を持っていくのか熟考するべきです。

また、荷物は重さ10キロまで持ち込み無料です。大きさも主要な荷物が38×23×54センチまでと、サブバッグを1つまで持ち込みでき、両者を足した重さが10キロを超えると高額な手数料がかかります。出発前に体重計を使って重さをはかっておきましょう。今回は明らかに小さな荷物だったせいか、出国だったせいか、とくに計量されることはありませんでした。

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今回登場するIT241便の出国手続きは既に行われているため、チェックインを終えてから出国審査場に直行します。すんなりとイミグレーションを抜け、制限区域にやってきました。飛行機の搭乗手続きはまだ1時間以上も後ですし、これからしばらくの間、発着する飛行機でも見ていきましょう。

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今回搭乗するタイガーエアIT241便となる、桃園発のIT240便が到着しました。同機はこの後、ターミナルから少し離れた場所に沖止めされます。つまり、これからタイガーエアに乗る時は、50番乗り場から送迎バス・タラップを経由するいうわけです。

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▲香港行きキャセイパシフィック航空CX511便
こちらC511便も桃園空港に立ち寄るため、過去に1度利用したことがあります。機内食が美味しい航空会社です。

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▲釜山行きエアプサンBX147便?
エアプサンはLCCながらも充実したサービスで知られています。福岡便では設定されていませんが、簡単な機内食サービスも付いています(福岡便はドリンクのみ)。

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▲スワンナプーム行きタイ国際航空TG649便
バックパッカーの聖地として名高いバンコクには、安くて美味しいグルメがてんこ盛りだと聞いています。辛いものが多いだけに、タイは非常に興味深い国です。バンコクにあるシク寺院の無料朝食、行ってみたい・・・

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▲シンガポール行きシンガポール航空SQ655便

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国際線の飛行機を見学していると、そろそろ搭乗時間がやってきました。駐機場に向かうバスが出る50番ゲートに向かうと、すでに多くの搭乗者が待機しています。タイガーエア利用者は台湾人率が多いと耳にしていましたが、やはりその通りで、日本人は殆どいません。

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西鉄の送迎バスに乗り込んで移動すること1分、ついに機材が待つ駐機場に到着です。タラップを上がり機内に入ると、黒くて落ち着いた色合いの座席がずらりと並んでいました。

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座席をできるだけ多く設定するため、LCCの座席は足元がやけに狭くなっていますが、これなら許容範囲です。前の座席に膝がつくものの、2時間程度の移動ならばさして窮屈ではありません。

嬉しいことに、今回は窓側の席です。確実に窓側がいいという場合は、有料オプションで座席を指定することができますが、窓側にこだわらなければ付ける必要はありません。通路側の席になったら、2時間ずっと眠っていればよいのです。

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LCCにありがちな遅延はなく、定刻で福岡を離陸しました。雨が降りしきる福岡上空を抜け、分厚い雲の中で激しく揺れたかと思いきや、徐々に青々とした空が見えてきました。それにしても下界がずっと雲に覆われていますが、桃園の天気は大丈夫でしょうか。

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桃園までの2時間強、とにかくすることがありません。こういう時は、前もって用意していたアイマスクと耳栓を付けて眠れば、いつの間にか着陸間際になっているでしょう。おかげでいつも以上に搭乗時間が短く感じられました。

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飛行機は高度を下げるにつれ、再び分厚い雲の中に入っていきます。また激しく揺れたと思いきや、またしても雨が降りしきる大園市街地が見えてきました。それから間もなく桃園空港に着陸です。いったい、どれだけ雲が分厚いというのでしょうか。

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▲あれは・・・Vエア
桃園空港の滑走路は激しい雨に包まれていました。水滴が垂れ下がる窓から空港の様子を眺めていると、遠くに見覚えのある青い飛行機が佇んでいました。あれは・・・Vエアじゃないですか。一度も乗ることのなかったVエアの機体が、寂しそうに留め置かれていたのです。

Vエアの尾翼には、同社のマスコット「Vベアー」が描かれています。このマスコットは近年の台湾で乱立する「熊キャラ」の一つで、中文では「威熊」と書かれることから、私は「イグマ」と呼んでいました。まさかこのような形で、「Vベアー」を紹介しようとは思ってもいませんでした。もうイグマを見ることもないでしょう、残念です。

さて、桃園空港にも無事定刻に到着できました。機内預け荷物はありませんし、これからイミグレーションを抜けて換金すればもう外界に出られます。台北から空港へのアクセスは長らくバス一つでしたが、2017年3月に桃園メトロ空港線が開通したことで、鉄道も利用できるようになりました。安さを選ぶならバス(125元)を、時間の確実さを選ぶなら鉄道(160元)が良いでしょう。

撮影日:2017年3月31日
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  コメント
空の旅の搭乗まで自分なりに過ごす時間や搭乗中の過ごし方いろいろありますね。
自分も珍しい航空機を見つけると撮影してしまいます。
飛行中の撮影も楽しいですね。
こーたろー #- [ 編集 ]    2017年04月10日(月) 20:22
こーたろーさん
> 空の旅の搭乗まで自分なりに過ごす時間や搭乗中の過ごし方いろいろありますね。
> 自分も珍しい航空機を見つけると撮影してしまいます。
> 飛行中の撮影も楽しいですね。

とくに、近年になって航空法が改正されましたので、機内から動画で離発着シーンを撮れるようになったのが嬉しいです。今回、はじめて機内から離陸・着陸シーンを収録することができました。
wra #9MBBB9Tg [ 編集 ]    2017年04月11日(火) 23:05
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