(目次)
和室もある東台湾の名湯「瑞穂温泉山荘」(外観編)
和室もある東台湾の名湯「瑞穂温泉山荘」(内装・温泉編)




台湾東海岸を代表する温泉地・瑞穂温泉には、日本統治時代に建てられた古い温泉旅館が存在します。それが「瑞穂紅葉温泉旅社」と、今回お届けする「瑞穂温泉山荘」(みずほ温泉リゾート)です。前者は警察招待所として建設されたもので、万栄郷の山奥にあります。一方、瑞穂温泉山荘は瑞穂郷にあり、交通の便は後者の方が良好です。

とはいえ、圧倒的に有名なのは「瑞穂紅葉温泉旅社」の方でして、瑞穂温泉山荘の存在はその陰に隠れがちです。そんな瑞穂温泉山荘は結核療養所として建設されました。その後、民間の湯治場となり現在に至ります。大規模な増築を経ながらも、かつて「滴水閣」と呼ばれていた頃の和風建築が今も残っており、日本統治時代の面影を随所にとどめています。

前の「外観編」では建物の外観を中心に、瑞穂温泉山荘の現状についてみてきました。今回は「内装・温泉編」と称して、建物内部の様子や温泉浴場についてお届けします。

フロント

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入口から階段を上ると、真っ先に見えてくるのがフロント・ロビーです。こちらは日本統治時代に建設されたオリジナルの建物ではなく、戦後になって増築された部分にあたります。

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ロビーわきには浴場利用者のためにドライヤー・鏡・洗面台・水着脱水機が設置されています。これなら髪が濡れても何の問題もありませんし、水着のせいで荷物が濡れてしまうこともないでしょう。

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また、ロビーにはバーカウンターもあります。カップや電子レンジが備え付けされていますが、一体どんなときに使用するものでしょうか。少なくとも滞在時に稼働しているのを見ることはありませんでした。

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ウォーターサーバーも完備されています。水を飲む際はバーカウンターのグラスを使用できます。また、ウォーターサーバーの隣にはごみ箱も置かれており、何か食べた後も捨てる場所に困りません。

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瑞穂温泉山荘には展望デッキが2か所あります。うち1か所は温泉プールの真上にあり、もう1か所は「離れ」(和室)の横にあります。「離れ」横のデッキは朝食会場としても利用されています。

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▲玄関ロビー全景
写真上は瑞穂温泉山荘の玄関ロビー全景を写したものです。手前が入口、奥が(日本統治時代の)本棟、左側が「離れ」で、右側には洋室棟があります。前方奥にある引き戸は、増築前の本棟玄関口とダブります。

本棟部分は管理者の住居部分になっているようで、少しのぞき見するとロビーよりも一段高くなっており、そこに建物の古さを感じました。

和室(離れ)

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瑞穂温泉山荘の目玉の一つ、それが畳敷きの和室です。和室があるのは日本統治時代に建設された「離れ」で、ちょうどフロントの背後にあります。外観は増築・リニューアルのため、ほぼ原型をとどめていませんが、内部は昔の雰囲気をよく残していると思います。

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▲和室がある「離れ」の玄関・靴箱
離れの入口は網戸になっています。網戸を開けて中に入ると、そこには靴箱があります。和風建築のため、靴箱から先は土足厳禁です。

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▲和室のある「離れ」廊下の様子
廊下は標準的な板張りで、あたかも親類の家に来たかのような錯覚を覚えます。廊下は壁伝いに通っており、和室は廊下より内側、すなわち建物中心部にあります。

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▲和室内部
室内は4畳~4畳半(部屋による)とやや狭く、換気用のためか廊下に面した窓が1つあります。畳は随分と古びており、老朽化は否めません。毛布は薄いですがよく眠れました。

なお、こことは別に2人向けの広い和室(7畳半?)もあります。そちらは1人向けとは異なり、外に面した窓がついています。

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▲ぬくもりのある和室の伝統

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▲和室の鍵
和室の扉は重く、立て付けは非常に悪いです。開け閉めする際は随分と力がいるかもしれません。

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▲「離れ」の便所
便所も昔ながらの造りです。

洋室(廊下のみ)

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瑞穂温泉山荘には和室と洋室があります。和室よりも若干高額になりますが、設備はちゃんとしているようです。洋室があるのは入口から向かって右側、すなわち温泉プール・個人風呂の裏側にあります。

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洋室棟は戦後建築された区画にあたります。そのため、廊下部分や客室の雰囲気は、標準的な台湾のホテルそのものです。

温泉

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▲温泉プール
温泉は瑞穂温泉山荘一番の目玉といっても良い存在です。露天・水着着用の温泉プールと、屋内・個室タイプ・全裸可の個人湯が存在します。そのため、水着を持ってこなくても入浴することができます。また、宿泊だけでなく日帰り入浴も可能です。

温泉プールには3種類の湯船(高温・ぬるめ・水)があります。高温が非常に熱い一方で、ぬるめの方はちょうどよい湯加減です。

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▲シャワー室兼更衣室

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▲湯船横には荷物棚も

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▲個人風呂は温泉プールの上にある

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▲個人風呂内部
更衣室と個人風呂には石鹸・シャンプーが揃っています。おかげで汗を完全に洗い流すことができます。

展望デッキ・朝食会場

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瑞穂温泉山荘には朝食のサービスが付いています。食事会場は「離れ」横の展望デッキで、野菜メインのバイキングスタイルとなっています。野菜炒めの他、白飯、お粥、饅頭、ホットミルクティー、ホットコーヒーもあります。

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▲白飯・お粥コーナー

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▲コーヒー・ミルクティー・飲料水コーナー

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▲朝食盛り付け一例
個人的には油揚げと野菜の甘辛炒めを一番気に入りました。これがお粥と見事に合うのです。お粥の付け合わせといえば、腐乳もなかなか良いと思います。

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▲食事会場からの眺め
外には見渡す限りの大自然が広がっています。そんな中で森林浴をしながらの朝食はとても美味です。野菜が多いからと侮ってはいけません。しかも食後にはコーヒーも飲めます、贅沢すぎます。しかし、宿泊料金はそんなに高くないんですよ。

そりゃ、チェックアウト(午前10時)時間ギリギリまで滞在したくなるわけです。

総括

以上、2回に分けて「瑞穂温泉山荘」についてお届けしました。老朽化しているとはいえ、個人的には何度でも利用したいと思いました。安価で宿泊できるし、温泉に入れるし、畳の上で寝られるし、朝食も付いているし、都会の喧騒はないし、安宿にしては良いこと尽くしです。

撮影日:2017年4月1~2日
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  コメント
台湾は訪れたことがないですが
海外でも日本に近い内容なんですね。
親近感が持てました。
こーたろー #- [ 編集 ]    2017年04月27日(木) 20:24
こーたろーさん
東海岸は結構日本家屋をはじめとする和風建築が多いです。建物を見ることでより親近感がわくという方、結構いらっしゃるでしょうね。
wra #Eowdl.tg [ 編集 ]    2017年04月29日(土) 23:52
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