ゴールデンウィーク恒例の行事「博多どんたく港まつり」が福岡市内で催されました。博多松林に起源を持つ同イベントは、今や福岡を代表する伝統行事の一つとして多くの人々に知られています。

そんなどんたくでは昨年、初日のパレードが大雨のため中止になりました。どんたくに雨はつきものと言いますが、さすがにパレードが中止になるほどの大雨に見舞われることは珍しいです。さて、2017年は無事にイベントが行われたのでしょうか。今回はどんたく初日の様子について、写真をふんだんに交えながらお届けします。

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今回、私は地下鉄箱崎線経由で福岡市内に入りました。呉服町駅で地上に出てから、まずは櫛田神社へと向かいます。博多の街は普段以上に賑やかなのが、どんたくシーズンの特徴です。通りには人があふれかえり、さすがは全国・海外に名の知れた行事なだけはあります。

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まだパレードが始まるまで4時間もあります。続いては松囃子を構成する「稚児流」を探し、大博通り近辺を移動していきます。今回は西流が稚児流の当番を受け持っていました。

大博通りを越えて疎開道路に入り、御供所町方面に向かうと停車中の大型バスが見えてきました。稚児流は福岡市博多・中央区の広範囲を練り歩くため、子供たちを乗せる大型バスを使用しています。もしやと思いバスのある方に向かうと、その先にいたのはやはり稚児流でした。

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稚児流は疎開道路から東町筋に入り、さらに聖福寺境内に入っていきました。ここで稚児流と一旦分かれ、福岡市郊外の演舞台に足を運んでみました。せっかく地下鉄の一日乗車券を購入したので、使えるだけ使っておかねばなりません。

天神駅から地下街を通って天神南駅に向かい、そこから七隈線で別府駅まで久々の移動です。城南区役所の最寄り駅で降りたということはつまり、城南区演舞台にやってきたというわけです。

城南区演舞台

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数年ぶりにやってきた城南区役所の演舞台は相変わらずにぎやかです。ちょうど地元のダンスチームによる演舞が行われているところで、ステージ前の観客席は満員御礼状態でした。なお、会場内ではフリーマーケットや食品の販売等が行われていました。

それにしても「ニッコりん」と「ワルもん」がおりませんね。やっぱりいないのでしょうか。あの二体を最後に見たのは2011年ですから、はや5年以上も見ていないのです。あの頃は地元の有志と応援団やサポーターまがいのことをやっていましたが、今ではすっかり鳴りををひそめています。

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▲大勢の来場者でにぎわう城南区役所演舞台

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とはいえ、「ニッコりん」の活用ぶりは健在です。区役所入口の扉もご覧の通り・・・一応福岡市マスコットのなかでも、「グリッピ」と並んで最も活用されている存在ではないでしょうか。

NHK演舞台

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六本松駅で地下鉄を降りた私は、徒歩で福岡城跡方面に向かいました。ゴールデンウィーク中ということで、大通りは相変わらず賑やかです。大濠公園が近づいてきたところで、NHK本舞台が見えてきました。会場内には「どーもくん」の巨大なエア遊具があり、存在感を放っています。


大濠公園に入ると、福岡県立美術館のある場所が高い壁に覆われているのが見えました。同美術館はリニューアルのため、昨年から数年間、休館になっているのです。建物はまだ壊されておらず、辛うじてその姿を壁越しに見ることができました。

博多駅本舞台

大濠公園駅から地下鉄に乗り、天神中洲を飛び越えて博多駅に向かいます。

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地下鉄ではどんたく期間中、特別なラッピング電車を走らせています。その他にも地下鉄車両にHMを付けていることがあり、今回はHMを付けた1000系を見ることができました。

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博多駅前の大屋根(イベントスペース)には博多駅本舞台が設置されていました。こちらでも地元ダンスチームの子供たちが元気そうに踊っています。空を見上げれば天気は良いし、これならここ数年で最高のどんたくになりそうです。この時はそう思っていました。

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博多駅前には自衛隊の広報ブースも設置されていました。毎年パレードに参加している、広報隊鳥の「ピコット」(自衛隊福岡協力本部)はこちらでグリーティングしていました。どうやら今年は専ら博多駅前で活動していたようです。

西日本シティ銀行演舞台

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こちらの演舞台は博多駅から住吉通りを挟んで向かい側にあります。人通りの多い場所にある演舞台の一つです。

博多区演舞台

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博多区役所の近くに設置された演舞台です。規模は小さいですが、博多中心地に近いため人の入りが良いです。

博多川水上本舞台

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その名の通り、博多川の真上に仮設された演舞台です。ちょうど上川端商店街と明治通りに挟まれた場所にあり、舞台客席からの眺めは良好です。屋根はなく天気が良いと暑い日差しが照り付けてきますが、同時に海からの心地よい風が吹き付けてきます。

一日目のパレードは順調に始まった・・・が

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上川端商店街までやってきたところで、パレードの時間が近づいてきました。早速定位置の呉服町拠点に行ってみると、すでにいくつかのどんたく隊が待機していました。すでに花自動車や高島市長等を乗せたVIP車が通った後のようで、これから古典どんたく隊が歩き出します。

どんたく隊の待機所になっている赤間町通りには、すでにいくつかのどんたく隊が列をなして本番を待っていました。

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▲新天町どんたく隊の三十三羽鶴

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タイトル隊が通り、ついで福岡市議会どんたく隊が通っていきます。おや、花車の側面には博多祇園山笠振興会のマスコット「雄伊沙」「貴緒衣」があしらわれていますね。二体で一つ、「博多祝めで鯛」といいます。

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▲福岡市議会どんたく隊が通る

さて、肝心の福岡市役所どんたく隊はといいますと、どうもいつもと様子が違います。マスコットの参加がありません。午後に天気が悪くなるというので、着ぐるみを濡らさないための予防措置というものでしょうか。

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▲てれビー(TNC)
決してマスコットの出番がないというわけではなく、TNCや西日本新聞は例年通りマスコットを用意しています。

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▲おリカ(西日本新聞)
ナカノオニイサン、オツカレサマッス。
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▲どんたく隊として練り歩く「てれビー」

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パレードは順調に進んでいきます。呉服町拠点~赤間町通り~冷泉公園とめぐりながら、どんたく隊の様子を見て回ります。音楽隊がいる一方で、場所を変えれば"なまはげ"もいます。

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さらに歩くと柳川の"どろつくどん"が待機中です。それにしても、まだ肝心なのがお見えになっていないようですね。

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▲なまはげが通る
明治通りに戻ると、間もなく他都市どんたく隊の通過時間になろうとしていました。海外からはタイ・インドネシアの二か国が参加しています。プミポン前国王の崩御による喪中のためか、タイ王国どんたく隊のパフォーマンスは例年よりも控えめでした。

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▲久留米市城島大獅子どんたく隊と「インガット君」2体
久留米市城島町のどんたく隊からは「インガット君」(久留米市城島町)と「くるっぱ」(久留米市)が登場しました。うち「インガット君」は2体も参加しています。

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▲明治通りを練り歩く「インガット君」
他都市どんたく隊には毎年多くのご当地キャラが参加していますが、その中でも「インガット君」は常連中の常連です。

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▲明治通りを練り歩く「くるっぱ」
それにしても、徐々に天気が悪くなってきましたね。つい先ほどまで晴れていたというのに、いつの間にか空は真っ黒になり今にも雨が降りそうです。

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▲鹿児島おはら隊

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続いて県南部の大牟田市から「大牟田市制100周年記念世界遺産祝賀博多どんたく隊」がやってきました。こちらには同市のマスコット「ジャー坊」が参加しています。

このマスコット、イラストを見ればすぐに分かる方も多いと思いますが、『イナズマイレブン』『妖怪ウォッチ』等でお馴染みのゲーム会社・レベルファイブ監修のもとで生み出されたものです。

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▲広報の方にポーズをとる「ジャー坊」

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続いて現れたのは、「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群世界遺産登録応援「むなかた三女神記」 どんたく隊」の「キラリ姫」。地元ながら相変わらず見る機会の少ない3体の姫様方です。そんな「キラリ姫」を見送った直後・・・

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なんじゃこりゃあああ!

真っ黒に染まった上空から雷が鳴り響いたと思いきや、直後に大粒の雨が降り出したのです。ここ数カ月で、こんなにもひどい大雨に出くわしたことはありません。

背後で待機していた柳川市の「「どろつくどん」どんたく隊」は屋根の下に待避できました(こっぽりー・・・)。一方で、ずぶ濡れになったどんたく隊の姿もありました。悲鳴が聞こえました。雨と雷が悲鳴をかき消しました。こうして和やかな明治通りは一転して地獄絵図と化しました。

雨は十数分で止みましたが結局パレードは中止となり、明治通りの交通規制はすぐに解除されてパレードは終わりました。よりによってマスコットが一番出る初日のパレードに限って、強い雨が降ったり中止になったりと散々な状態に終わることが多いです。

どうりでマスコットの参加を自粛するわけだ・・・と思いながら明治通りを後にして、どんたく初日は幕を閉じました。

撮影日:2017年5月3日
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  コメント
もう少し天気が持ちこたえてくれるとよかったですね!
でも賑やかなイベントですね。
去年博多に行ったので街並みの風景がなんとなく懐かしいです。
こーたろー #- [ 編集 ]    2017年05月06日(土) 20:48
こーたろーさん
> もう少し天気が持ちこたえてくれるとよかったですね!

どんたくに雨はつきものと言いますけど、よりによってマスコット色の濃い1日目に雨が来たか~と残念に思いましたよ。


> でも賑やかなイベントですね。
> 去年博多に行ったので街並みの風景がなんとなく懐かしいです。

今回も例年と同じように、多くの来訪者で賑わいました。海外からの見物者も多く、世界レベルでどんたくの知名度が上がっていることを実感しているこの頃です。
wra #9MBBB9Tg [ 編集 ]    2017年05月06日(土) 23:03
博多には50年前迄福岡支店に勤めてました。最初は呉服町の勧銀ビル、後で駅前の全日空ビルでした。東中洲でのうなぎ釣りが得意でしたがどんたく懐かしいですね。中洲流れに出さして貰った事もあります。博多の記事は楽しみです。
エースの城 #- [ 編集 ]    2017年05月07日(日) 16:36
エースの城さん
エースの城様、この度は当ブログへのコメントありがとうございます。

50年前ということはちょうど両親が生まれた頃じゃないですか。写真を見る限りだと、当時に比べ博多の街は相当変わったと思います。あの頃の写真をよく目にしますが、低い建物が多くて今とは全く風景が違うので毎度驚かされますよ。
wra #9MBBB9Tg [ 編集 ]    2017年05月09日(火) 19:10
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