台湾北東部、新北市瑞芳区にある三貂嶺(さんしょうれい)駅にやってきました。こちらは東海岸の大動脈・宜蘭線から、山間を走る平渓線が分岐するジャンクション駅です。

ジャンクションといえば、鳥栖駅のように大きな駅を連想しがちですが、こちらはなんと山と渓流に挟まれた小駅。しかも駅前には何もないのです。今回はそんな三貂嶺駅にあえて降り立ちました。目的は一つ、駅最寄りの集落「魚寮」を探るためです。

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▲山間の三貂嶺駅

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▲三貂嶺駅ホーム
駅は基隆河と険しい山に挟まれた、ごく僅かなスペースに置かれています。ホームは狭いうえに跨線橋を造るスペースもなく、未だに構内踏切があります。そんな中を自強列車が高速で通過するわけですから、もう危ないのなんの。

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▲三貂嶺駅 駅舎内部
スペースの関係上、駅前には広場を造る余裕もありません。おかげで、駅前には狭い歩道がある以外に何もなく、駅舎の全体像を眺めようとしても、まず不可能です。

それにしても、駅前に何もないというのは言い過ぎでした。駅前のごくわずかなスペースには、荒れ果てた廃墟がレンガの基礎を曝け出しています。つまり厳密にいうと、駅前には「その廃墟以外」何もないということです。

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三貂嶺駅前から伸びる歩道は観光客向けの遊歩道になっています。さらに滝が近くにあるためか、三貂嶺駅の利用者はそれほど少なくありません。観光需要で成り立っている駅なのです。

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遊歩道には桜が植えられています。春になればお花見しながら散策することができるのです。

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基隆河を遡るように線路沿いを進むと、やがて川向かいに埋められた廃トンネルが見えてきました。宜蘭線の旧三瓜子トンネルです。その右側には宜蘭線の現行線・トンネルがあります。

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三貂嶺駅付近は列車の撮影名所としても知られています。偶然「PP自強号」が近づいてきたので、スナップ撮影したのが上の写真です。ここに長時間滞在して、鉄道動画を撮ってみるというのも面白そうですね。

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宜蘭線の線路を潜り、平渓線沿いをさらに進んでいきます。線路のすぐ横に歩いていくため、まるで線路を歩いているかのような気分を味わえます。それにしても「勝手踏切」が多いですね。奈良線じゃないんだから・・・

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▲平渓線を通るDR1000形
平渓線はローカル線ながら観光路線のため、比較的高頻度で運転されています。おかげで遊歩道を少し歩くだけでも、結構な確率で列車に遭遇すると思います。

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やがて人家が見えてくると魚寮集落に到着です。こちらは日本統治時代まで「魚寮子」と呼ばれていました。

魚寮は住民の少ない小さな集落ですが、かつては学校(碩仁小学校)がありました。廃校になった今でも校舎は残っており、校庭に入ってみるとハゲ頭の銅像がそのまま残っていました(写真上・右奥)。

撮影日2017年4月3日
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