台湾北部、新北市瑞芳区にある、猫村で有名な侯硐にやってきました。
(侯の後の字は「石偏に同」)
猫村を散策し終え、次に向かったのが炭坑関連施設の遺構です。


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民国50年(1960年代ごろ)の末から石炭の生産量が大幅に増加し、また部分の品位に格付けされた石炭の売れ行きが滞り、元来の貯蔵庫の容量では足りなくなり、隣接の空き地に貯炭場を建設した。
ところが石炭品位を選別する粒径別回転選別機は高所に設置されているので、選別された石炭を新しい貯炭場へ置くため、輸送コンベアベルトを支えるように、一定の距離間隔をおいて支柱を設置し石炭を運搬していた。


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瑞三整炭工場(中文:瑞三整煤廠)と呼ばれていたそうで、前を行く観光客(台湾人)についてゆくと・・・


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どうやら階段をのぼると、工場遺構の二階に行くことができそうです。
保存するにあたって整備された階段を上ってゆきます。すると・・・


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ご覧のように、廃墟ファンの方必見の風景が広がっていました。

保存する際にも、安全のために最小限の整備(柵など)がされたぐらいで、その他は廃坑当時のままでしょう。
この遺構は基隆河を跨ぐ運炭橋(中文:運煤橋)と直結しており、橋を伝って対岸に渡ることができます。


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長崎県の軍艦島を彷彿とさせる荒れ具合・・・
台湾の歴史を知る上でも、行く価値は十分にあると思います。


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工場遺構からは台鉄(台湾鉄路局)侯硐駅舎が見えました。
奥の方には、先ほど訪問した猫村があります。


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工場遺構に直結する橋は整備されており、歩いて渡ることができます。
昔はトロッコの線路が炭坑に向かって延びていたのでしょう。足元にはレールが敷かれていました。


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基隆河の眺めもこれまた美しい。
さらに奥へ進むと、町中を平渓線の線路が通っていることで有名な十分があります。


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橋の上にはトロッコがオブジェとして展示されています。


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▲残念なことに、中文表記の日治時代を表す表記が「日據」(日本による台湾占領:日本による台湾統治に批判的なニュアンスを含む、中国国民党よりの表記である。現在では日治の呼称が定着してきている。)とされている

運炭橋は基隆河を跨り、三階建ての選炭工場と隣接しているため、通称「三階鉄橋」と呼ばれた。大正9(1920)年の鉄道開通に合わせ、川東岸の炭坑から採掘した石炭の選炭と洗炭をするため選炭工場へ運搬、そして販売するために建てられた。運炭のほか生活道路としても使用されていた。
現在のアーチブリッジは民国54年に再建されたが、橋脚は依然としてオリジナルのままであり、この建築物は日本領地時代から今日まで常に侯硐のランドマークとなっている。

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(参考)猫村から見た運炭橋
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  コメント
1. 無題
こう言う場所、好きですね~。

九州に出張時、時間が有れば炭鉱跡地に
何度か行ってますが言葉で言い表せない
歴史を感じる感動的な?

そんな気がしますね。
ちょうさん #79D/WHSg [ 編集 ]    2012年07月15日(日) 08:11
2. こんにちは
>ちょうさんさん
筑豊や大牟田といったもと炭坑密集地帯は日本のエネルギー史を知るにあたって、見る価値がある場所だと思います。
遺構を見るたびに、一昔前の繁栄やパワーを感じ取ることができますよね。
TSURAYUKI #79D/WHSg [ 編集 ]    2012年07月15日(日) 18:43
3. 去年に…
去年に田川伊田の三井炭坑記念館に行って
来ました。昔の鉱夫さん達は相当酷い環境の
中で働いていたんです。おまけに奥さんも
主人と一緒に上半身裸で良く辛抱していたと
思っています。昔はこんな状況で働いていた
事が解りました。
三ちゃん #79D/WHSg [ 編集 ]    2012年07月15日(日) 22:07
4. 炭坑
>三ちゃんさん
僕も何度か伊田や直方の記念館に行きましたが、行くたびに何か考えさせられるものがあります。
多くの炭坑関連遺構が風化しつつありますが、少しでも形が残っているうちに記録に残していけたらと思っています。
TSURAYUKI #79D/WHSg [ 編集 ]    2012年07月15日(日) 22:48
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