2004年8月、北海道を巡りました。帯広から国道273号を北上すること1時間、上士幌町にある糠平温泉までやって来ました。温泉で一泊したのち、士幌線末端区間の廃線跡を探ってみます。

朝の爽やかな空気の下、まず士幌線の最果て・十勝三股駅跡に向かいます。

大雪山系の麓にあり、かつては林業で栄えていました。現在では昔の面影なく、過疎化は急激に進行した現在、駅前の集落に残る民家は数軒だけとなりました。早朝の十勝三股は涼しいというよりもむしろ肌寒く、高原地帯らしさを感じます。


90年代まで残っていた駅舎や給水塔は取り壊され、駅跡は草地と遊歩道と化しています。駅舎跡よりもさらに先、上川方面へと少しだけ伸びる路盤跡は、今も形をとどめています。レイルファンの間で有名な、森林鉄道の機関庫も記録に収めました。

アーチ橋梁群


続いては、これまた有名なアーチ橋梁群を見て回ります。


山奥にそびえる巨大な鉄道橋をこの目で見た瞬間、大いに感激しました。痛みが目立ってはいましたが、いつまでも産業遺産として残ってもらいたいものです。

橋梁付近を散策する際、ヒグマ対策はいうまでもなく、さらに夏場は草が生い茂っているので、虫よけスプレーを持参するか塗布した方が良いです。

タウシュベツ川橋梁―湖畔に眠れるアーチ橋


廃線跡ファンでなくても抜群の知名度を誇る、タウシュベツ川橋梁にも立ち寄ります。

駐車場から橋梁に移動する途中、ヒグマの冬眠穴を見つけて冷汗をかいてしまいました。糠平界隈は猛獣ヒグマの生息地ですから、鈴を用意するなりの準備が必要です。

糠平駅跡・鉄道資料館


糠平駅跡にある資料館も見逃せません。資料をじっくりと見て現役時代に思いを馳せ、駅構内跡に保存されている車掌車を見て回ります。


現在では、NPO法人「ひがし大雪アーチ橋友の会」による鉄路再現調査事業が行われ、糠平周辺の線路跡にはトロッコ運転用のレールが敷かれています。

駅構内の敷地自体は、草地として原形をとどめていますし、腕木信号機も当時のまま残されています。

黒石平駅跡

帯広方面へ戻る際、黒石平駅跡にも立ち寄ってみます。国道273号の脇にひっそりたたずむ、崩れかけた階段を降りると・・・


夏草に覆われた駅跡が残っています。現在もコンクリート製の構造物が残っていますが、ホーム跡そのものではないようです。

士幌駅跡

国道273号線を南下し、士幌駅にやって来ました。カーナビがうまく作動してくれず、20分ほど士幌町内を迷いに迷い、ようやく到着しました。

市街地を少し外れると、広大な畑地ばかりが広がっているため、同じような風景ばかりでどこがどこなのか、まるで分からなくなります。


▲士幌駅舎


駅舎や車掌車、貨車等が残っていますが、草ぼうぼうです。現在はどうなったのでしょうか?

撮影日:2004年8月
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  コメント
1. 士幌線
 初めまして、毎度ぺタありがとうございます。
 士幌線は平成4年と平成11年の2度まわりましたが、黒石平は気付きませんでした。
 士幌駅の状態ですが、3年前に行ったときは、駅舎は修繕工事が行われていました。
 下りホームと、貨車周辺の路盤の草刈が行われていましたが、貨車が留置されている上りホームは雑草に覆われていました。
 車両も、多少錆びはあるものの、保存はされています。
 この他にも、上士幌、音更駅跡に保存車両があります。
 当ブログの2009年9月17日~10月8日でアップしてますので、良かったら見てください。
キマロキ #79D/WHSg [ 編集 ]    2012年09月17日(月) 00:24
2. キマロキさん
こちらこそはじめまして。この度はコメントありがとうございます。
士幌駅舎は大切にされているのですね。

上士幌の客車は屋根が落ちていたりと凄かったようですが、残念ながら解体されたとのことです。
実物を見たわけではありませんが、あれだけ酷いと解体されて逆に良かったのではないかと思ったりします。大切にされるのが一番なんでしょうけれども・・・
TSURAYUKI #79D/WHSg [ 編集 ]    2012年09月17日(月) 21:05
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