台湾では比較的最近まで、手動扉・非冷房の旧型客車による鈍行列車が各地で運行されていました。そんな台湾でも車両の近代化が急速に進み、非冷房客車鈍行は南廻線(枋寮~台東)に一往復残されるのみとなりました。

今回は南廻線の非冷房客車鈍行こと、台東行き普快3671次の乗車記録をお送りします。

台湾南部枋寮に到着しました
普快3671次の始発駅は屏東線の終着駅・枋寮ということで、高雄から「池上一郎文庫」のある竹田に立ち寄ってから、「冷房付き」客車鈍行で向かうことにします。枋寮駅に到着すると、既に台東行き普快は停車していました。車両を撮影する前に、一旦改札を出てから切符を買い直すことにします。

十数分後に出発するということで、改札を急いで抜け、車両の止まる第一月台(ホーム)へと向かいます。

台鐵枋寮駅 pangliau station
▲枋寮駅(屏東県枋寮郷枋寮)


車両は前2両が日本製のSPK32700形、後ろ1両がインド製のTPK32200形の3両編成でした。SPK32700形は窓わりがスハ44形に似ていることで知られている20メートル級客車で、同型車にSP32900・SP32400・SP32550・SPK32600があります。後に一部が冷房車に改造され、SPK2300に改番されました。

TPK32200形は両開き扉・セミクロスシートを持つインド製近郊型客車で、同型車に日本製のTP/TPK32700・TP/TPK32770・TP/TPK32800・TP/TPK32850(TP/TPK32800までは片開き扉)があります。一部車両が自動車運搬車 RCK100に改造されました。

SPK32700旧型客車
▲一両目(台東方から) SPK32778

SPK32700旧型客車
▲二両目 SPK32757

TPK32200印度仔
▲三両目 TPK32215


休日ということもあり、車内は多くの行楽客・レイルファンなどで賑わっていました。余りの賑やかさに「お祭りか?」と思ったほどです。

非冷房ということで大半の窓が開いていましたが、筆者の座った区画の窓は開いていなかったので、早速開けることにしました。窓は薄汚れており、車窓を楽しむのであれば開けた方が良いと思いました。

リヤカーと台湾の旧型客車
▲古めかしいリヤカーと台鉄の旧型客車(右)
左は冷房付きの客車鈍行


▲SPK32700の車内


▲TPK32200の車内



12時9分、台東行き普快3671次はゆっくりと動き出しました。ここから台東まで約2時間の旅が始まります。
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  コメント
1. このような客車
出会えて羨ましいと思う反面、暑い土地では辛いのではないでしょうか?

また、標準軌にしては、硬座が1+1列しかなく、車体が狭く感じます。



さて、普快とは、普通と快速の中間でしょうか?
レラティー #79D/WHSg [ 編集 ]    2013年06月10日(月) 23:31
2. レラティーさん
日本統治時代に建設された台湾総督府鉄道の軌間は内地と同じ1067mmで、戦後も当時のシステムを活かしながら現在に至っています。基本的に、中国の鉄道とは全く異なるものと見ていいでしょう。

普快は普通列車に相当する種別で、同じ等級に区間車がありますが、冷房の有無で区別しています。以前は同じ各駅停車でも、使用車両によって種別が異なったりしていましたが、ここ数年でだいぶ整理されました。

確かに暑いですが、窓を開けるとそれほど辛くなかったです。扇風機はついていました。
TSURAYUKI #79D/WHSg [ 編集 ]    2013年06月11日(火) 00:08
3. 非冷房ですね
窓を開けて車窓と風を楽しむ鉄道の旅が
日本ではできなくなりつつあるから台湾で体験出来るのは貴重ですね。自強号で駆け抜けてしまったのでブログ拝見しながら乗車した気分になります。
たまねこ #79D/WHSg [ 編集 ]    2013年06月11日(火) 18:05
4. おおっ
乗客が誰もいない車内、よく撮影出来ましたね?!すばらしい!

しかしまだ非冷房車ってのも存在するんですね。

快適とは言えなくとも、味はありそうかな?なんて思います。

考えてみれば、俺の子供の頃は、地元の電車の車内にはデカい扇風機だけ、なんてのが珍しくなかったもんなあ…。
焼きそば #79D/WHSg [ 編集 ]    2013年06月11日(火) 22:30
5. たまねこさん
南廻線に残った非冷房客車最後の一往復も、そう遠くはないうちに消滅するといわれているので、今のうちに と乗車することにしました。
海沿い区間も山越え区間も絶景ばかりで、レイルファン以外の人をも引き付けている理由がよくわかりました。
TSURAYUKI #79D/WHSg [ 編集 ]    2013年06月11日(火) 23:42
6. 焼きそばさん
途中で乗客の半分ほどが下車したので、その時に車内を撮影しました。
本土で旧型客車に乗車する機会が全くない中、非常に貴重な記録を残すことができたと思っております。
TSURAYUKI #79D/WHSg [ 編集 ]    2013年06月11日(火) 23:44
7. 無題
冷房の無い列車ですね。

もう何年、乗って無いでしょうか?

昔は席の窓わきにON・OFFスイッチで扇風機が
利用出来た記憶が・・・。



ちょうさん #79D/WHSg [ 編集 ]    2013年06月12日(水) 19:15
8. ちょうさん
今や台湾でも自動扉・冷房列車が主流となりつつあり、懐かしい風景はなかなか見られなくなりました。
これほど蒸し暑くも「楽しい」列車は、初めて乗車しました。扇風機も趣があってよかったです。
TSURAYUKI #79D/WHSg [ 編集 ]    2013年06月12日(水) 23:33
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