【施設紹介】JR中央本線/篠ノ井線 塩尻駅(長野県塩尻市)―ブドウが実る高原のJCT

今回は長野県中部、塩尻市にある塩尻駅をめぐります。中央本線はここで系統が分かれ、名古屋方面は中央西線、東京方面は中央東線と呼ばれます。ここから長野方面に向かう篠ノ井線や、辰野経由の中央本線旧線「大八廻り」が分岐する、中央本線屈指の要所というべき地です。かつての塩尻駅は現在地より東にありました。中央西線から長野方面に直通する場合、ここで方向転換を余儀なくされましたが、1982(昭和57)年に現在地へと移転...

【施設紹介】JR上越新幹線/上越線 越後湯沢駅(新潟県湯沢町)―温泉&スキーリゾートの玄関口

今回は新潟県南部にある、越後湯沢駅をめぐります。所属路線はJR上越新幹線・上越線。なお、上越線を介して北越急行の列車も乗り入れています。▲市街地に面した越後湯沢駅舎(東口)まずは市街地に面した東口から見ていきましょう。スキーヤーの聖地ということもあり、駅前にはバス停車場を含む、広大なロータリーが整備されています。▲越後湯沢駅前(東口側)を一望して東口の自由通路がビュースポットです。眼下には駅前ロータリ...

【施設紹介】JR吾妻線 万座・鹿沢口駅(群馬県嬬恋村)―黒丸が付いたチョット珍しい駅

今回は群馬県西部、嬬恋村にある万座・鹿沢口駅をめぐります。所属路線はJR吾妻線。見ての通り、駅名に「・=中黒」が入った珍しい駅です。吾妻線の終点はここから一つ先にある大前ですが、大前に直通する列車は少なく、同駅での折り返し列車が多数設定されています。2016年に特急「草津」の定期乗り入れがなくなり、翌年には無人化されました。吾妻線の要所といえる場所ですが、年々寂しくなっています。▲万座・鹿沢口駅外観(国...

【施設紹介】JR烏山線 烏山駅(栃木県那須烏山市)―蓄電池電車が充電する駅

今回は栃木県那須烏山市にある烏山駅をめぐります。2014年に蓄電池列車「ACCUM」が導入された盲腸線、JR烏山線の終着駅です。▲どこか芸術的なデザインの烏山駅舎駅舎はローカル線によくある平屋の箱型ですが、待合室部分(終端部方面)のみ大型ガラス窓が取り入れられています。駅舎内の様子は後ほど見るとして、まずは駅周辺の様子からご覧ください。▲古い町並みが残る烏山駅前の風景烏山駅前から駅北西部にかけて、那須烏山市の...

【施設紹介】JR中央本線 竜王駅(山梨県甲斐市)―大屋根に覆われた展望台駅

今回は山梨県甲斐市にあるJR竜王駅をめぐります。駅番号はCO44。同駅発着の特急「かいじ」も停車する、やや大きめの駅です。▲竜王駅(南口=富士山ゲート)竜王駅に来てまず驚くのが、その駅舎の美しさ!平たく大きな屋根が、駅舎からロータリーにかけて延び、芸術作品のようになっています。いや、これはまさしく芸術作品でしょう。安藤忠雄氏による設計により、2008年に供用開始されました。南口には富士山ゲート、北口には昇仙...

【施設紹介】JR日光線 日光駅(栃木県日光市)―東武に主役を譲った駅の今

今回は栃木県日光市にあるJR日光駅をめぐります。観光地・日光東照宮への輸送手段として、東武としのぎを削ったのも今は昔。東武日光駅が名実ともに玄関口の座をつかんだことで、JR日光駅は一ローカル駅と化しています。主役の座から外れた今もなお、国鉄時代の華やかなりし頃の面影が、駅舎・ホーム双方に残されています。▲レトロなJR日光駅舎東武日光駅から若干南側に、JR日光駅はあります。土産物店が目立ち、巨大なロータリー...

【施設紹介】JR五日市線 武蔵五日市駅(東京都あきる野市)―秋川渓谷の玄関口

今回は東京都西部、あきる野市にある武蔵五日市駅をめぐります。所属路線はJR五日市線、駅番号はJC86。関東平野の西の果てから、少し山に入った場所に駅はあります。ここから秋川の上流部に向かって進むと、景勝地で知られる秋川渓谷に至ることから、秋川渓谷の玄関口ともいえる場所です。また、かつては駅東方の分岐点から、武蔵岩井に向かう支線が伸びていました。▲武蔵五日市駅前駅自体は立派な高架式です。バスやタクシーが数...

【施設紹介】JR成田線 佐原駅(千葉県香取市)―伊能忠敬像が出迎える水郷の駅

今回は千葉県香取市にある佐原駅をめぐります。所属路線はJR成田線。かつては特急すいごう・あやめが停車した、線内屈指の主要駅です。一駅先の香取駅から分岐する、鹿島線の実質的な始発駅であり、成田線・鹿島線系統ともに、佐原駅での折り返し列車が設定されています。▲水郷の玄関口にふさわしい和風デザインの佐原駅駅舎は周囲の古い景観に合わせた、和風デザインを取り入れています。駅前広場もきれいに整備されていました。▲...

【施設紹介】JR常磐線 原ノ町駅(福島県南相馬市)―野馬追の世界観に浸れる駅

今回は福島県南相馬市原町区にある、原ノ町駅をめぐります。所属路線はJR常磐線。常磐線のいわき以北では最大の駅にあたり、特急「ひたち」が停車するほか、普通列車は同駅を境に系統が分かれます。東日本大震災の発生直後、常磐線は津波・原子力発電所事故の影響を受け、年単位の不通区間を出しました。相馬以北は津波被害で移設を余儀なくされ、原ノ町以南は被害調査すら満足にできない状況です。さいわい、原ノ町~相馬間の被害...

【施設紹介】JR石巻線/仙石線 石巻駅(宮城県石巻市)―石ノ森漫画の世界に浸ろう

今回は宮城県石巻市にある、JR石巻駅をめぐります。小牛田と女川を結ぶ石巻線のほか、東北では珍しい直流電化の仙石線も乗り入れています。▲石巻駅舎を眺めて今でこそ駅舎は一つですが、宮城電気鉄道を買収して国鉄仙石線とした経緯から、仙石線用の駅舎が別にありました。1990年に駅舎が統合され、仙石線ホームは石巻線ホームの横に落ち着き、現在に至ります。▲石巻駅舎内部石巻市では昭和を代表する漫画家・石ノ森章太郎(現登米...

【施設紹介】JR総武本線 銚子駅(千葉県銚子市)―首都圏屈指の通勤路線の最果ては

今回は千葉県銚子市にある、JR銚子駅をめぐります。JR総武本線の終点であり、成東・千葉方面に向かう列車が発着するほか、成田線の列車も乗り入れています。▲銚子駅(現駅舎)駅舎にはガラスと木材がふんだんに使われ、明るさとぬくもりに包まれたデザインになっています。向かって右側には、2018年に役目を終えた旧駅舎の一部分が残されています。▲残された旧駅舎の一部▲にぎやかな銚子駅前ロータリー▲銚子商工会マスコット「ちょ...

【施設紹介】JR石巻線 女川駅(宮城県女川町)―温泉を併設する復興シンボル

今回は宮城県女川町にある女川駅をめぐります。所属路線はJR石巻線。今から10年前の2011年3月、女川の街を大津波が襲いました。駅も市街地も流され、残ったのは泥とがれきだけでした。それから長い歳月をかけて、土地のかさ上げ・住宅再建が行われ、2015年、女川駅は営業を再開しました。▲女川駅外観現在の駅舎は復興に伴い、200メートル内陸部に移設されています。旧駅時代から存在する温泉施設「女川温泉ゆぽっぽ」が併設され、...

【施設紹介】JR鶴見線 弁天橋駅(神奈川県横浜市鶴見区)

今回は横浜市鶴見区にある、JR鶴見線の弁天橋駅をめぐります。駅番号はJI04。いくつかの支線を持つJR鶴見線は、その大半が工業地帯の中を通っています。ここ弁天橋駅も例外ではなく、駅周辺を見渡すと工場だらけでした。ちょうど、年末年始かつ夜に来た関係で、操業していない工場が大半を占めていました。おかげで周囲はしんと静まり返っています。▲弁天橋駅を正面から眺めて鶴見小野~弁天橋駅間には、車両基地(鶴見線営業所)...

【施設紹介】JR奥羽本線/米坂線 米沢駅(山形県米沢市)―隠れかねたんを探せ!

今回は山形県米沢市にある米沢駅をめぐります。所属路線はJR奥羽本線。また、同駅から米坂線が分岐して、日本海沿岸の坂町とを結んでいます。▲米沢駅舎を正面から眺めて駅舎は市中心部に面した西側にあります。東側とをつなぐ陸橋もあるため、駅東西での「アクセス格差」は解消されています。駅周辺には住宅地や商店が密集していますが、これでも米沢市の中心部から若干離れています。今回の訪問に際して、僕は米沢の中心部に一泊...

【施設紹介】JR横須賀線 久里浜駅(神奈川県横須賀市)―スカ線の果てはローカル色濃く

今回は神奈川県横須賀市にある久里浜駅をめぐります。所属路線はJR横須賀線、駅番号はJP01。みなさま知っての通り、横須賀線最果ての駅です。ここまで直通する列車のうち、大半がE217系付属編成による逗子~同駅間の区間列車です。同じ横須賀線でも、逗子以北と以南とでは雰囲気が違い、趣味的に面白い路線だと思います。▲JR久里浜駅を正面から眺めて駅舎は趣ある木造建築です。雰囲気はどことなく、台鐵の斗南駅に通じるものがあ...

迫る世代交代・・・JR総武快速線のE217系を追え!

いつの間にか、E235系の横須賀・総武線バージョンが登場したんですって。ということはつまり、E217系の廃車が始まるということ!恥ずかしながら、横須賀・総武線系統に行く機会が少ないため、E217系を撮影したことはありません。これからE235系が増えるにつれて、勢力を狭めていくでしょう。いつの時代もそうですが、たくさん走っているうちに見ておくのが一番です。これから千葉駅を起点に、総武本線を上りつつE217系を撮っていき...

【施設紹介】JR仙石線 あおば通駅(宮城県仙台市青葉区)

今回は宮城県仙台市の中心部にある、あおば通駅をめぐります。所属路線はJR仙石線。同駅は2000年の仙石線地下化にともない誕生しました。当初、仙台駅の一部として開業する予定でしたが、現在地に仙台駅ホームが設置されることになり、この駅には「あおば通」という名前が与えられます。駅名の由来は地上を通る「青葉通り」から。▲あおば通駅コンコース隣の仙台駅からは400メートル離れています。この程度の距離なら、歩いて移動で...

【施設紹介】JR仙山線 作並駅(宮城県仙台市青葉区)―雪に埋もれた交流電化の碑

今回は宮城県仙台市東部にある、作並駅をめぐります。所属路線はJR仙山線。所在地が仙台市内だからと侮ってはいけません。ここは紛れもない山奥のローカル駅です。俗にいう「秘境駅」よりも若干開けていますが、ここが政令指定都市にある駅とは思えないほど、静寂に包まれていました。▲作並駅を正面から眺めて(停車中の車は宿の送迎車)駅舎は比較的新しい木造式で、無人駅のため窓口はありません。駅に降り立つと、ちょうど宿の...

【施設紹介】JR常磐線 夜ノ森駅(福島県富岡町)―復興のツツジが芽吹く駅

そこにあったのは、解体されたはずの旧駅舎でした・・・。今回は福島県富岡町にある、夜ノ森駅をめぐります。所属路線はJR常磐線。目次1 東日本大震災から再開までの経緯2 旧駅舎を再現した待合室3 東西自由通路で本岡地区からのアクセスが便利に4 きれいに整備された島式ホーム東日本大震災から再開までの経緯同駅は2011年の東日本大震災による福島第一原発事故の被害を受け、長期間の休止を余儀なくされました。のちに帰還困難...

【施設紹介】JR奥羽本線/津軽線/青い森鉄道 青森駅(青森県青森市)―北海道への玄関口は今

今回は青森県の県庁所在地・青森市にある、青森駅をめぐります。所属路線はJR奥羽本線(東北新幹線全通まではJR東北本線)。かつての北海道への接続路線・JR津軽線や、東北本線を経営分離した青い森鉄道線も、同駅に接続しています。▲青森駅駅舎訪問当時、青森駅のすぐ隣では新駅舎の建設工事が進んでいました。まもなく完成らしく、2020年度末には新駅舎(5代目)の供用が始まると聞いています。青函連絡船ありし頃の面影を残す、...

【施設紹介】JR小海線 中込駅(長野県佐久市)―高原のヘッドマーク博物館

今回は長野県佐久市にある、中込駅をめぐります。所属路線はJR小海線。同駅は小海線の最北部にある駅で、構内には小海線営業所が併設されており、運用上の要に位置付けられています。ただし利用者は、北陸新幹線と接続する佐久平の方が多いとのこと。千曲川の東岸部に広がる、中込地区の中心部にこの駅はあります。佐久市の市街地はいくつかの集落に分散しているらしく、佐久平駅周辺の地区も中込と同規模か、それ以上の大きな市街...

【施設紹介】JR上越線 水上駅(群馬県みなかみ町)―SLの転車台がある駅

今回は群馬県北部・みなかみ町にある、水上駅をめぐります。所属路線はJR上越線。上越線はこの駅を境に、大きく性格が変わります。同駅で系統が分割されており、寝台特急「あけぼの」の廃止後、高崎方面から越後湯沢へと直通する定期列車はありません。駅舎は主要駅らしい立派な造りになっています。駅前には大型バスも停車可能な、広いスペースが確保されているのが特徴です。旅客が多かった頃は、ここからスキー場に向かう利用者...

【施設紹介】JR大糸線 信濃大町駅(長野県大町市)―アルペンルート東の玄関口

今回は長野県大町市にある、信濃大町駅をめぐります。所属路線はJR大糸線、駅番号は23。同駅は大糸線中間駅の中でも最大規模にあたり、特急を含む全列車が停車します。その他、松本方面からの折り返し列車も設定されているなど、運行上の拠点として位置付けられています。駅舎は緑に抱かれた大町らしい、お洒落なデザインの木造洋式です。2010年にリニューアル工事が行われ、山小屋をイメージした屋根形状に変わったとのこと。駅舎...

【施設紹介】JR奥羽本線/陸羽東線/陸羽西線 新庄駅(山形県新庄市)―木のぬくもりに包まれた駅

今回は山形県北部・新庄市にある、新庄駅をめぐります。所属路線はJR奥羽本線・陸羽東線・陸羽西線。3つの路線が十字状に合流する「ジャンクション駅」で、山形新幹線「つばさ」は同駅まで乗り入れています。▲新庄駅西口駅舎は市街地に面した西側に向いています。▲新庄駅改札口・窓口駅舎内に入ると、高い天井に目が行きました。まるで公共施設のホールにいるかのような気分です。一面に木のぬくもりを感じました。▲観光案内所(き...

松本で駅撮りしていたら、電車ばかり撮ってしまった件

ブログで「施設紹介」と銘打ち、これまでたくさんの駅を紹介してきましたが、デカイ駅ってなかなか記事にしづらいんですよ。なんたって施設が大きくて、写真数もかさばりますから、記事にしようと思っても躊躇します。今回の松本駅でもやってしまいました。「施設紹介」どころか、電車ばかり撮りすぎて、単なる駅撮りになった話です。▲松本駅に到着まずは松本駅にやってきました。この駅に来るのは2007年以来、およそ13年ぶりです...

【施設紹介】JR奥羽本線 湯沢駅(秋田県湯沢市)―特急なき今も主要駅の風格は消えず

今回は秋田県南部、湯沢市にある湯沢駅をめぐります。所属路線はJR奥羽本線。かつては東北地方を縦断する一大幹線でしたが、新幹線の開業に伴い、いくつかの区間が寂れたローカル線になりました。とくに新庄~大曲間の寂れぐあいときたら凄まじく、特急列車が走らないばかりか、普通列車も毎時1本程度しかありません。▲市街地に面した湯沢駅東口駅舎は地方都市らしい立派な造りです。橋上駅舎の特製を利用して、駅東西をつなぐ自由...

【施設紹介】JR上越線 湯檜曽駅(群馬県みなかみ町)―土合「じゃない方」のモグラ駅

今回は群馬県北部、みなかみ町にある湯檜曽駅をめぐります。所属路線はJR上越線。上越線の中でも、とりわけ山深い区間にある駅です。険しい勾配を乗り切るため、ループ線や長大トンネルが続き、駅の中にはトンネル内に設置されている場所もあります。さて、トンネル内にある駅は通称「モグラ駅」と呼ばれていますが、上越線にある2つのモグラ駅。真っ先に思いつく方を言ってみてください。おそらく、大半の方が「土合駅」と答える...

【施設紹介】JR東北本線/陸羽東線/石巻線 小牛田駅(宮城県美里町)―空っぽ駅舎の謎

今回は宮城県美里町にある小牛田駅をめぐります。所属路線はJR東北本線・陸羽東線・石巻線。同駅は3つの路線が合流するジャンクション駅のため、古くから交通の要所として栄えてきました。一帯の中心地は陸羽東線沿いの古川ですが、幹線の駅ということで、東北本線の特急列車は小牛田に停車しました。東北新幹線が開業したことで、駅の様子に変化が生じます。小牛田は新幹線のルートから外れ、古川に新幹線駅が設置されました。特...

【施設紹介】JR東北本線 白河駅(福島県白河市)―かつての主要駅は寂しく

今回は福島県白河市にある、白河駅をめぐります。所属路線はJR東北本線。その名の通り、かつて関所も置かれた交通の要所・白河の主要駅です。古くから東北本線の主要駅に位置付けられてきましたが、東北新幹線の開業により、玄関口の座を新白河(旧・磐城西郷)駅に明け渡す形になりました。今では普通列車しか停車しない、一ローカル駅になっています。華やかなりし頃の面影を感じとりつつ、駅内部を見ていきましょう。かつての主...

【施設紹介】JR大糸線 南小谷駅(長野県小谷村)―電化区間の最果てにある小駅

今回は長野県北部、小谷村にある南小谷駅をめぐります。所属路線はJR大糸線、駅番号は"9"。この駅は大糸線の電化区間が終わる場所で、たいへん山深い場所にありますが、新宿から特急「あずさ」がここまで直通しています。また、JR東日本・西日本の境界駅でもあり、糸魚川からキハ120形が乗り入れています。駅自体の管轄はJR東日本が担っており、糸魚川寄りの場内信号機から先が、西日本の管轄区間です。▲やけに私鉄チックな南小谷...