JR日南線の観光特急「海幸山幸」に乗る(南郷~宮崎)

九州南端の一ローカル線として、このまま苦境の道を進むと思われていた、JR日南線。観光特急「海幸山幸」の運転が始まるなど、観光客誘致に向けたてこ入れが行われつつあります。今回はそんな日南線の現在を知るべく、南郷駅から宮崎まで「海幸山幸」に乗車しました。高千穂鉄道でトロッコ列車として使われていた車両が、いったいどれだけ変貌を遂げたのか。さっそく確かめてみたいと思います。15時20分ごろ、「海幸山幸」の乗車が...

【施設紹介】JR三角線 三角駅(熊本県三角町)―観光列車のデビューで一変した駅

今回は熊本県三角町にある、三角駅をめぐります。所属路線はJR三角線(通称:あまくさみすみ線)。実をいうと、この駅に来るのは20年ぶりでかつ2回目です。前回来たときは地味な終着駅というイメージでしたが、観光列車「A列車で行こう」の運転を機にリニューアルが行われ、雰囲気が一変しました。▲三角駅舎を正面から眺めてたしか、以前は駅舎の真ん前に展望台がありましたよね。あれが撤去されたことで、駅舎を遮るものは消えて...

【施設紹介】JR日豊本線/日南線 南宮崎駅(宮崎県宮崎市)―駅舎は小さいけど構内は広い!

今回は宮崎県宮崎市にある、南宮崎駅をめぐります。所属路線のJR日豊本線のほか、同駅から日南線が分岐しています。宮崎市が大淀川の北岸部なのに対し、この駅は南岸部にあります。車両基地が併設されていることから、特急列車を含む多くの列車が、ここを起終点としています。かつては寝台特急「富士」「彗星」も、ここで折り返していました。駅舎自体は小さく、通常タイプと橋上式をごちゃまぜにしたような外観が特徴です。一般的...

【施設紹介】JR日南線 南郷駅(宮崎県日南市)―西武ライオンズ一色の駅舎

今回は宮崎県日南市にある、南郷駅をめぐります。所属路線はJR日南線。2009年3月までは旧南郷町の代表駅でした。特急「海幸山幸」を含む、一部列車が同駅で折り返しています。一時期無人化されていましたが、現在は南郷町観光協会が入居する簡易委託駅です。駅舎は国道220号線に面しています。どうやら駅周辺がかつての南郷町中心部らしく、すぐ近くには旧町役場(現南郷総合支所)があるようです。ちなみにここ南郷では、2004年か...

【施設紹介】JR指宿枕崎線 指宿駅(鹿児島県指宿市)―人気ポケモンイーブイを探せ!

今回は鹿児島県指宿市にある、指宿駅をめぐります。所属路線はJR指宿枕崎線。路線名の一部にもなっているように、同線屈指の主要駅です。観光特急「指宿のたまて箱」がここまで運転されているほか、普通列車の折り返しも数本設定されています。▲指宿駅外観▲指宿駅前広場何か面白いものがないかと駅前広場に出ると、そこにあったのは石碑でした。そこには、日本最北の駅とされる稚内駅との姉妹駅締結を紀念する、小さな石碑が鎮座し...

あの折尾駅が帰ってきた!令和生まれの「最新だけどレトロ」な新駅舎をめぐる

2021年1月、JR折尾駅の新駅舎が供用開始されました。2012年秋から翌年にかけて旧駅舎が解体されて以来、大規模な工事が続けられてきました。新駅舎が開業を迎えたことで、工事はようやく終盤に突入した形です。新駅舎の供用開始から2週間後の1月16日、折尾駅がどのように変わったのか、さっそく現地に行ってみました。目次1 旧駅舎を彷彿とさせるレトロな新駅舎2 立体交差時代の面影残るコンコース3 真新しくて広々としたホーム...

【いぶたま】JR指宿枕崎線の観光特急「指宿のたまて箱」に乗る(指宿~鹿児島中央)

破格でJR九州内の特急列車に2日間乗り放題という「みんなの九州きっぷ」には、6回だけ無料で座席指定できるという特典があります。これをうまく活用して、JR指宿枕崎線の観光列車「指宿のたまて箱」に乗車しました。目次1 キハ200系「なのはな」方向幕七変化2 まずは普通列車で指宿へ3 短い「いぶたま」の旅が始まった!▲鹿児島中央駅に停車中の817系今回、指定券残数の関係で指宿から乗車しました。まずは鹿児島中央から普通列...

JRあまくさみすみ線の観光列車「A列車で行こう」に乗る(熊本~三角)

今やJR九州の名物になっている、各地を走る観光特急「D&S列車」。今回は三角線を走る「A列車で行こう」に乗るため、熊本駅にやってきました。三角線といえば、天草への玄関口としての性格を持ちながらも、長く地味なローカル線であり続けました。そんな三角線がテコ入れされたのは、九州新幹線が開業した2004年のことです。快速列車「おこしき」の運行が始まり、やがて九州新幹線が全線開業すると、今度は観光特急が走ることに...

【施設紹介】JR日南線 飫肥駅(宮崎県日南市)―蔵っぽい城下町の駅舎

今回は宮崎県日南市にある、飫肥駅をめぐります。所属路線はJR日南線。同駅は日南市「北の玄関口」というべき場所で、伊東家5万1千石の城下町でした。今でこそ日南市の中心地ではありませんが、古い景観が良く残されているため、市内屈指の観光地として整備されています。飫肥を端的に言うならば、「観光の中心地」というべきでしょうか。駅と城下町は酒谷川によって隔てられており、東岸部に駅が、西岸部に城下町があります。▲お...

【施設紹介】JR日豊本線 別府駅(大分県別府市)―温泉一色の高架駅

今回は温泉地で有名な大分県別府市にある、JR別府駅をめぐります。所属路線は日豊本線。日本を代表する観光地ということもあり、全種別の列車が停車するほか、豊肥本線・久大本線からの特急がここまでやってきます。▲油屋熊八像がたつ別府駅東口別府の観光史を語る上で、油屋熊八の存在を欠かすことはできません。その功績をたたえて、東口ロータリーに銅像が建立されています。▲熱いので要注意!別府駅東口にある指湯東口といえば...

宮崎の異端児713系「サンシャイン」に乗る(付録:初期タイプの817系)

同じ九州でも、福岡とは真逆の宮崎・鹿児島県に行く機会は大幅に限られます。前に宮崎駅を利用したのは、果たして何年前だったでしょうか。すぐに思い出せないぐらい、僕にとって南九州はなじみが薄いものです。そんなこともあって、宮崎地区でしか運転されていない713系は、ほんの数回しか見たことがありません。もし乗る機会があれば、ぜひとも乗っておきたいものです。しかし、そう都合よくやって来るものでしょうか。▲こじんま...

【施設紹介】JR鹿児島本線 小川駅(熊本県宇城市)―低いホームが残るローカル駅

今回は熊本県宇城市にあるJR小川駅をめぐります。所属路線は鹿児島本線。平成の大合併までは、下益城郡小川町の代表駅でした。駅舎は東側に面しています。全体的にこじんまりとした駅ですが、かつての町代表駅ということもあってか、広々とした駅前広場でした。駅舎内には待合室のほか、ギャラリースペースが設けられています。業務委託駅。小川駅は2面2線の相対式ホームを有しています。九州の大動脈らしく、有効長はだいぶ長めに...

格安ネットきっぷで九州新幹線に乗ってみた 福岡⇔熊本(2=完)

目次格安ネットきっぷで九州新幹線に乗ってみた 福岡⇔熊本(1)格安ネットきっぷで九州新幹線に乗ってみた 福岡⇔熊本(2)格安切符を使い、九州新幹線で熊本に入った僕は、宇城市小川町に立ち寄りました。八代の手前にある小さな町です。ここのイオンモールに野暮用がありました。▲今回の宇城市内散策経路図正午までに用を済ませ、無料シャトルバスで小川駅に戻ることにしました。時間は12時10分。ちょうど良い時間にバスがあれ...

格安ネットきっぷで九州新幹線に乗ってみた 福岡⇔熊本(1)

~wra的旅行リハビリ、ついに最終章へ~少しづつ距離を伸ばしていきながら、旅人の勘を思い出しつつ、僕らしいネタを拾ってきました。世間は依然としてアレですが、僕自身は完全に元通りです。ということで、最後は新幹線を利用して熊本に向かいました。JR九州の格安切符を使おう!思い出してください。新幹線といえば速い分、運賃は決して安くありません。博多から熊本まで新幹線を利用した場合、運賃は下のようになります。高速...

【施設紹介】JR筑豊本線(若松線) 二島駅(北九州市若松区)

今回はJR筑豊本線の最北端部にあたる、若松線の二島駅をめぐります。所在地は北九州市若松区。駅番号はJE03。同駅を含む区間は、工業地帯として有名な洞海湾に沿っていますが、海自体はほとんど見えません。2001年に桂川~折尾間が電化されたのちも非電化のまま、キハ40形がつい近年まで走っていました。2018年に蓄電池電車BEC819系が導入されたことで、現在では「実質的な電化路線」と見なされています。二島駅は鉄筋コンクリート...

【2019年9/28】リバイバル急行「阿蘇号」運転!原型12系客車を激写

2019年9月28日。熊本デスティネーションキャンペーンの一環で、リバイバル急行「阿蘇号」が運転されました。JR西日本宮原区の12系客車が九州に入り、広島~熊本間を結ぶというもので、沿線には珍しい列車を見ようと、多くのレイルファンが集いしました。今回、私は筑豊本線の桂川駅で「阿蘇」発着シーンを動画に収めました。あいにく、発達した積乱雲のせいで雨が降り出し、濡れながらの収録になりましたが、20年前を思い出す懐か...

【施設紹介】JR大村線 ハウステンボス駅(長崎県佐世保市)

今回は長崎県佐世保市にある、JRハウステンボス駅をめぐります。所属路線はJR大村線。その名の通り、長崎県を代表するテーマパーク「ハウステンボス」に隣接する、同園の最寄り駅にあたります。博多駅から特急「ハウステンボス」号が直通するため、早岐からハウステンボスまでの一区間だけ電化されています。ハウステンボス駅は国道205号線と早岐瀬戸に挟まれた場所に立地する、橋上式の駅です。駅舎デザインはハウステンボスに合...

【施設紹介】JR大村線 南風崎駅(長崎県佐世保市)―引揚者の帰国第一歩の地

今回は長崎県佐世保市にある、南風崎駅をめぐっていきます。所属路線はJR大村線。ハウステンボス駅からトンネルを挟んで800メートル南に位置する同駅には、ハウステンボスの賑やかさとは対照的に、穏やかな漁村の風景が広がっています。小ぶりなものですが、コンクリート造の駅舎を有しています。無人化された今となっては、駅舎に人の気配はなく、事務室の跡はガランドウとしていました。▲駅名標ハウステンボスと小串郷の間にある...

【施設紹介】JR佐世保線・大村線 早岐駅(長崎県佐世保市)

今回は長崎県佐世保市にある、JR早岐駅をめぐっていきます。所属路線は佐世保線。同駅からは大村湾に沿って南下する大村線が分岐しており、隣のハウステンボスまで電化されています。また、駅構内には広大な留置線が置かれ、かつては早岐機関区が置かれていました。長崎駅高架化にともない、長崎車両センターが早岐駅構内に移転する形で、佐世保車輛センターが誕生しました。昔から今に至るまで、運行上の拠点として機能しています...

【大回り乗車】香椎線&後藤寺線&日田彦山線の旅 国鉄型キハ40系を求めて田川へ

蓄電池電車BEC819系の導入により、キハ40系の居場所は狭まりつつあります。2019年3月には香椎線の全列車がBEC819系化されたことで、若松線に続いてキハ40系の独壇場は消滅しました。福岡県内だと、今や原田線(筑豊本線)・後藤寺線・日田彦山線だけで、キハ40系が使用されています。今回は近距離切符の特例「大回り乗車」を利用して、キハ40系の活躍場所をめぐっていきましょう。目次1 宇美駅とBEC819系2 新飯塚で後藤寺線に乗...

【施設紹介】JR筑豊本線 本城駅(福岡県北九州市八幡西区)

福岡県北九州市八幡西区にある、JR筑豊本線の本城駅をめぐります。駅番号はJE02。同駅は筑豊本線の最北部、折尾~若松間の通称「若松線」にあります。歴史は浅く、2003年に開業を迎えました。筑豊本線の中で最も新しい駅です。駅前には国道199号線が通っていて、桜並木になっています。駅を訪れた際、ちょうど桜が咲き始めようとしていました。199号線の交通量は多く、車が高速でひっきりなしに駆け抜けています。とにかく走る車の...

【2019年春デビュー】JR九州の新型電車821系を初体験

2019年3月16日、JR九州の新型車両821系がデビューしました。従来の817系から大幅に仕様変更され、デコトラなみの装飾が施されているほか、制御装置には、811系1500番台と同じSiCが採用されています。新年号「令和」が発表された4月1日、遅ればせながら821系に乗車しました。どのような車内で、どういった乗り心地なのか。じっくりと味わってみます。821系の運用は固定されており、現状だと、博多以北にはあまり入ってきません。今...

【施設紹介】JR筑肥線 糸島高校前駅(福岡県糸島市)―構想から20年ごしの請願駅

2019年3月16日、JR筑肥線の新駅「糸島高校前駅」が開業しました。同駅はいわゆる請願駅で、1990年代後半にはすでに設置構想がありました。つまり、構想から20年ごしの実現ということになります。今回はそんな糸島高校前駅をめぐります。駅番号はJK07。駅舎は一般的な橋上方式を採用しています。雰囲気は鹿児島本線の新宮中央駅(新宮町)に近いです。写真上は北側(国道202号線側)から写したもの。つづいて、上の写真は南側(あご...

【2019春ダイヤ改正特集】折尾駅の若松線ホーム、高架線切り替えへ

2019年3月16日、毎年恒例のダイヤ改正が行われました。これに伴い、JR折尾駅の筑豊本線(若松線)ホームが移設され、地上ホームから高架ホームに切り替わっています。今回は折尾駅とその周辺をめぐりながら、真新しい若松線ホームと閉鎖された旧ホーム、そして列車が通らなくなった旧線を順に辿っていきます。鹿児島本線 水巻~折尾間の前面展望まずは導入として、鹿児島本線水巻~折尾駅間の前面展望から見ていきます。筑豊本線...

解体修復完了!約7年ぶりに帰ってきた門司港駅舎をめぐる

2019年3月10日。福岡県北九州市にあるJR門司港駅のレトロ駅舎が、およそ7年にわたる解体修復を終え、美しい姿で帰ってきました。これにより、門司港駅で長きに行われていた工事は終わり、同駅に平穏が戻ってきました。今回はそんな門司港駅をめぐっていきます。はたして、どのような光景が広がっているのでしょうか?長い前置きになりますが、まずは門司港駅ホーム上での様子から見ていきます。いつものように、列車で門司港入りし...

まもなく見納め!宇美駅で香椎線キハ40系を激写

2019年3月のダイヤ改正を受け、JR香椎線が架線レスながらも「電化」を迎えます。新型電車BEC819系の導入に合わせて撤退するキハ40系を収めるため、南の終点宇美駅にやってきました。香椎駅から2両の鈍行列車で宇美を目指します。その走りっぷりは豪快といいましょうか、時折激しい揺れを伴うことがあります。ジョイント音もまた豪快です。まさにキハ40系らしい、武骨な走りが続きます。終点宇美駅に到着しました。冬の乾いた冷気が...

811系トップナンバーPM1編成を眺める 2018年末の福間駅

福間駅に811系のトップナンバーPM1編成が停車していました。折り返しの区間快速荒木行きとして、これから鹿児島本線を下っていくようです。今回は出発を前に、車両を外から眺めてみます。最近、駅ナンバリングに対応した駅名標が設置されました。これに合わせて、縦型駅名標も新設されています。811系の車体更新が進む中で、未更新車と縦型駅名標の組み合わせはそう長く見られないでしょう。チャンスは逃しません。今回、PM1編成と...

JR香椎線 西戸崎駅(福岡県福岡市東区)

今回は福岡市東区にある、JR西戸崎駅をめぐっていきます。所属路線は香椎線、駅番号はJD01。香椎線は元々博多湾鉄道として開業した経緯から、一般的なJR線とは異なる路線形状をしています。両端の駅が他の路線と接続しておらず、ゆえに特殊な盲腸線として知られています。今回お届けする西戸崎駅は、そんな香椎線の北の終着駅にあたります。駅舎と周辺の様子駅舎は民営化後に再建されたもので、灰色の寒々しいデザインです。香椎線...

撤退せまる香椎線キハ40系に乗る 18年ぶりの西戸崎駅へ(香椎⇒西戸崎)

ついに香椎線への蓄電池電車・BEC819系導入が決定しました。2019年3月のダイヤ改正により、全列車がキハ40系から新型電車に置き換えられ、香椎線は筑豊本線(若松線)についで、架線なき電化を迎える予定です。今回は撤退せまるキハ40系に乗って、香椎駅から西戸崎を目指します。実をいうと、西戸崎まで列車移動するのは2000年以来、およそ18年ぶりのことです。あの頃はキハ200系も投入されていましたが、香椎線から撤退してはや10...

香椎駅に生じた変化2つ 香椎線ホーム電化&完成近づく駅前広場

久々に訪れた香椎駅は、今まさに変貌を遂げようとしていました。ときは12月14日。以前から駅前広場の整備工事が行われていて、その様子が気になり香椎駅を訪れました。早速電車を降りてホームに上がると、ちょっとした違和感に襲われました。JR九州では12月頃から、駅ナンバリング対応の駅名標への交換が進められています。最寄りの東郷駅はもちろんのこと、香椎駅でもすでに新駅名標が設置されていました。デザイン自体は従来の駅...