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岡本監輔の樺太旅行記 『窮北日誌』を読む会(第22回目)【6/26鵞小門岬~28松毛鵞小門】

樺太北部をフィールドワークした岡本監輔の旅行記『窮北日誌』を読む会。22回目となる今回は、岡本一行が鵞小門岬を出発するシーンから読み進めていきます。これから進むのは、樺太最北部にあたる地域です。鵞小門岬を過ぎて方角を南西に変え、まずは鵞小門の村に移動しました。▲今回の巡検ルート(矢印が読み進める行程)6/26 鵞小門岬~鵞小門二十六日、濃霧あること四合なり。払暁に発し、西南を指す。霧の霽るに会ふも、余靄 ...

岡本監輔の樺太旅行記 『窮北日誌』を読む会(第21回目)【6/23泥生戸~25鵞小門岬】

樺太北部をフィールドワークした岡本監輔の旅行記『窮北日誌』を読む会。21回目となる今回は、岡本一行が泥生戸を出発するシーンから読み進めていきます。下の地図にある通り、今回でついに樺太最北端に到達します。と同時に、窮北日誌の上巻を完読することになります。ここまで長かった!▲今回の巡検ルート(矢印が読み進める行程)6/23 高波で水浸しになる二十三日、天陰なり。午牌、西南風ありて発せんと欲す。刀破袁・気志喩理...

岡本監輔の樺太旅行記 『窮北日誌』を読む会(第20回目)【6/17弁連戸~22泥生戸】

樺太北部をフィールドワークした岡本監輔の旅行記『窮北日誌』を読む会。20回目となる今回は、岡本一行が弁連湖畔を出発するシーンから読み進めていきます。▲今回の巡検ルート(矢印が読み進める行程)6/17 音沓戸に到達する十七日、陰・風あり。蝦夷皆な発せんと欲すも伝九郎悦ばず。余、蝦夷に従ひ、乃ち行く。浜海・沙汀平垣にして、岡阜断続す。乾位向きて走る。遥かに正北を望むに、山脉横亘にして、雲外に三峰の駢列せり。是...

岡本監輔の樺太旅行記 『窮北日誌』を読む会(第19回目)【6/10~16 弁連戸】

樺太北部をフィールドワークした岡本監輔の旅行記『窮北日誌』を読む会。19回目となる今回は、岡本一行が弁連戸を出発するシーンから読み進めていきます。▲今回の巡検ルート(矢印が読み進める行程)6/10 満洲の食器を見る十日、夷戸を過ぐ。貧窶・臭穢なり。蓋し蝦夷は皆な席(むしろ)有るも、肉分・小六子は則ち之無し。肉分夷の室に居するに、板上に水豹の皮、もしくは大皮裘を鋪きて臥したり。器物も亦た、甚だ備はらず。鍋・...

岡本監輔の樺太旅行記 『窮北日誌』を読む会(第18回目)【6/8茶江~9弁連戸】

樺太北部をフィールドワークした岡本監輔の旅行記『窮北日誌』を読む会。18回目となる今回は、岡本一行が茶江を出発するシーンから読み進めていきます。▲今回の巡検ルート(矢印が読み進める行程)6/8 茶江~鰭持歯八日、潮を候して行く。潮未だ満たざるも、舟を盪して前(すす)む。湖の東西、相ひ距ること一里ばかり。西北の平山際無く、樹木蒼然たり。唯だ見るは、天外に一、二の峯尖を露はすのみ。湖西の山に倚りて、小六子夷...

岡本監輔の樺太旅行記 『窮北日誌』を読む会(第17回目)【6/6縫江~7茶江】

樺太北部をフィールドワークした岡本監輔の旅行記『窮北日誌』を読む会。17回目となる今回は、岡本一行が縫江を出発するシーンから読み進めていきます。▲今回の巡検ルート(矢印が読み進める行程)6/6 縫江~徳女津六日、晴れて風無し。弁連戸(ベレント)の肉分夷の爾都刀牙(ニツトゲ)と云ふ者に命じ、嚮導と為し、湖に泛(うか)びて行くこと一里ばかり。右顧すれば肉分夷の七家有り。即ち吾苧隖(アオー)なり。稍や北して三...

岡本監輔の樺太旅行記 『窮北日誌』を読む会(第16回目)【6/2~5 縫江】

樺太北部をフィールドワークした岡本監輔の旅行記『窮北日誌』を読む会。16回目となる今回は、岡本一行が縫江に滞在するシーンを読み進めていきます。▲今回の巡検ルート(赤枠が読み進める範囲)6/2 対毛川流域について聞き取り調査をする二日、微陰にして北風頗る寒し。土夷の郡来すること陸続として止まず、煩囂極まる。予古便を召し、遠近の夷落の状を問ふ。予古便曰く、此の河総て鷺毛隖(ロモー)と名づく。所謂縫江(ヌエ)...

岡本監輔の樺太旅行記 『窮北日誌』を読む会(第15回目)【6/1 女侶区隖~縫江】

樺太北部をフィールドワークした岡本監輔の旅行記『窮北日誌』を読む会。15回目となる今回は、岡本一行が女侶区隖を出発するシーンから読み進めていきます。このあたりから、海岸線に沿うようにして、巨大湖がいくつも出現します。それに伴い平地が増え、村数も増えてきました。どんな地名が記録されているでしょうか。▲今回の巡検ルート(矢印が読み進める行程)6/1 女侶区隖~縫江六月初一日、昧爽にして未だ起きず。肉分夷の婦...

岡本監輔の樺太旅行記 『窮北日誌』を読む会(第14回目)【閏6/29丁母木~30女侶区隖】

樺太北部をフィールドワークした岡本監輔の旅行記『窮北日誌』を読む会。14回目となる今回は、岡本一行が丁母木を出発するシーンから読み進めていきます。▲今回の巡検ルート(矢印が読み進める行程)6/29 丁母木~盧碁隖(呂郷沼)二十九日、朗晴なること昨のごとし。行くに長崖の、二里の外に連亘するを見る。高さ三丈ばかり。一河有り、甚だ深からず。此より北、土地平衍・極目なること際無し。唯だ落葉松を見るのみ。行くこと八...

岡本監輔の樺太旅行記 『窮北日誌』を読む会(第13回目)【閏6/23縫鵜~28丁母木】

樺太北部をフィールドワークした岡本監輔の旅行記『窮北日誌』を読む会。13回目となる今回は、岡本一行が縫鵜を出発するシーンから読み進めていきます。ついに北緯50度を越え、アイヌ圏の最果てに到達しました。この辺りの地形は険しく、海岸線の近くにまで山が迫っています。過酷な地形が続く中、岡本一行はどのようにして航行するのでしょうか。▲今回の巡検ルート(矢印が読み進める行程)6/23 縫鵜~植子谷二十三日、大霧ありて...