お知らせ

1月1日:新年あけましておめでとうございます。
 

南投県埔里鎮は台湾中央部にあることから、「台湾のおへそ」と呼ばれることがあります。そんな埔里には日本統治時代、能高郡の役所が置かれていました。現在でも南投県東部の要所ですが、昔から一帯の中心地として栄えてきたのです。

今回めぐる能高社は、能高郡の鎮守にあたる存在でした。埔里市街地東部の虎頭山に建立され、昭和10年代まで社殿が鎮座していました。やがて、新しい社殿が造成されたことで、山麓に遷座。名称も能高神社に改称されましたが、わずか数年で終戦を迎え、能高神社は廃止されました。

能高神社の跡地は埔里工職高校に転用され、かつての面影を見出すのは難しい状況ですが、能高社跡地は登山道に生まれ変わり、神社時代の面影をとどめています。



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さっそく旧能高社入口にやってきました。ここから登山道になった参道を通り、頂上の社殿跡を目指します。

神社のあった虎頭山は、埔里市街地の一番東側にあります。中心部からだと若干距離があるため、バスを使うと良いでしょう。最寄りは「高工前」バス停。埔里転運站から霧社・盧山・清境農場に向かうバスに乗ってください。

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参道は全体的に整備され、歩きやすい登山道になっていました。

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▲台湾地理中心と刻まれた岩塊

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入口から若干進んだ場所には、台湾地理中心碑とはまた別のモニュメントが置かれています。

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モニュメントを過ぎると、いよいよ本格的な登山道が始まります。昔は両脇に石灯篭が置かれていたのかもしれません。雰囲気自体は、どこか福岡市西区の愛宕神社を思わせるものがあります。

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途中、休息スペースも整備されています。一応展望台のようになっていますが、そもそも標高が低いので、展望性は低いです。

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登山道を進むと、道脇にコンクリート塊が放置されていました。これは紛れもない、能高社の石灯篭の一部です(写真上)。形状からして竿の部分でしょう。

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▲昭和十一年九月一日建立
石灯篭の竿には刻銘が残っていました。通常、年号は消されていることが多いものですが、こちらは完全な状態で残っています。

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このほかにも、石灯篭の部品が各所にあるのを確認しました。

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石灯篭の「笠」が顔を覗かせています。

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古写真を見る限りだと、参道の途中に鳥居があったようです。また、石灯篭を置くために築かれたものでしょうか、崩れかけた石垣も数か所ありました。

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ついに虎頭山の頂上に到着しました。ここには元々、能高社の社殿が置かれていました。現在は社殿跡に台湾地理中心碑が建てられています。

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▲台湾地理中心碑

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山頂をくまなく探しましたが、能高社の痕跡は一向に見つかりません。結局見つかったのは、石灯篭の竿部分が一基のみという状態でした。

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▲日月潭水電工事記念
昭和八年十一月二十日建立

こちらは昭和の部分が削り取られています。以前は直立していたようですが、強い風が吹いたのか、それとも人為的なものか、横倒しになっていました。

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最後に頂上の展望台に向かいました。ここからの眺めは素晴らしく、埔里市街地を一望することができます。こうして見ると、埔里が思った以上に大きな街であることが分かりますね。

なんでも、埔里鎮の人口は8万人とのこと。台湾では市制施行の要件が12万人ということで鎮のままですが、日本ならすでに単独市制できるほどの人口を有しています。これで鉄道がないのだからビックリです。

撮影日:2019年9月17日

あとがき

近所を移動中、たまたま分蜂群に出くわしました。



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木の一角が盛り上がっているので、もしや・・・と思い近づいてみると、まさに思った通りでした。ミツバチが古い巣から分かれて、新たな居場所に移ろうとしています。小さいながらも、迫力のある光景ですね。




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