小川阿蘇神社(熊本県宇城市小川町)―巨大クスがある宿場の鎮守

今回は熊本県宇城市にある、小川阿蘇神社をめぐります。旧小川町の中心部、すなわち薩摩街道の小川宿に鎮座する神社です。その歴史は11世紀に遡り、その長い歴史の中で、焼き討ちや領地没収などを経て今日まで続いています。祭神は阿蘇十二神。▲小川阿蘇神社入口・一の鳥居一の鳥居横には、明治29年(丙申)生まれの同年会による石碑が建立されています。このように、同級生が集まりコミュニティを作っていたことが、石碑から分か...

東九州道で耶馬渓駅跡&羅漢寺を見に行った

怒涛の6連勤が終わった翌日、東九州道を通って耶馬渓方面(大分県中津市)に行きました。宗像からだと、昔は仲哀トンネル経由のR201ルートが近道でしたが、東九州道が開通したことで中津が一層近くなりました。途中に数か所PAがあって、こまめに休憩できるのが良いですよね。豊前ICで一般道に降りて山国川沿いに入ると、ここであることを思い出しました。80年前に廃止された宇島鉄道の存在です。たしか、青の洞門の近くにその終点...

廃墟から甦った芝居小屋「八千代座」(熊本県山鹿市)

かつて物流の中心地として栄えた熊本県山鹿市には、当時の繁栄を今に伝える建築物がいくつもあります。今回はその中でも、とくに有名な「八千代座」という芝居小屋をめぐっていきます。この八千代座は1910(明治43)年、山鹿の実業家たちによって建てられました。娯楽の中心地として長く、歌舞伎などの用途に供されたそうです。やがて、芝居小屋としての役目を終えると、建物はそのまま廃墟となり、更地化を待つばかりとなりました...

熊本県山鹿市の中心部をめぐる(八千代座通り~千代の園酒造) 付録:山鹿駅最後の痕跡

熊本県北部の温泉地、山鹿市の中心部をめぐっていきます。一帯は薩摩街道(豊前街道)の宿場町として古くから栄えてきました。温泉地としての開発も行われたことで、人・物資が集まる場所として機能しました。街道沿いはレトロタウンとして整備されており、明治・大正期に建てられた建築物がいくつも残っているそうです。今回は街道筋を進みながら、そのいくつかを見ていきたいと思います。▲山鹿灯篭民芸館(旧安田銀行山鹿支店)...

【熊本市武蔵ケ丘】強烈な辛さ「本場インド料理サンジ 光の森店」のインドの家庭料理セット

熊本市に行く用ができたので、現地のインド料理店でお昼にしました。今回は熊本市北区武蔵ケ丘にある、「本場インド料理サンジ 光の森店」でランチにします。この店では辛いインドカレーがいただけるそうで、スパイスファイターとしてはぜひとも、MAXレベルの辛さに挑戦したいと思いました。はたして、どんな辛さが待ち受けているでしょうか?お目当ての店はJR光の森駅に近い、武蔵中央通りにあります。店の外観はこれでもかとい...

高森田楽の里で焼き肉&郷土料理を堪能!

今回は熊本県高森町にある、「阿蘇高森田楽の里」に来ております。こちらで囲炉裏を囲み、昼食にしようというのです。さて、田楽というのはですね、簡単に言うと食材に味噌を塗りつけて、囲炉裏で焼いて食べる料理です。田楽自体は全国各地に存在しますが、とりわけ熊本県阿蘇地方の田楽には、里芋や豆腐、川魚等が使用されています。これまで、高森田楽は3度経験してきましたが、ここ「高森田楽の里」に来るのは初です。店舗は古...

池の川水源(熊本県南阿蘇村)

今回は熊本県南阿蘇村にある水源地・池の川水源をめぐっていきます。白川の水源がある南阿蘇には湧き水が多く、名水を求めて多くの旅行者が訪れています。池の川水源は南阿蘇鉄道中松駅から近く、国道325号線の旧道沿いにあります。マイカーでのアクセスは結構便利な方だと思いました。もし南阿蘇鉄道が全線復旧したら、鉄道利用での来訪も容易いんじゃないでしょうか。水自体は非常に透明で、飲料に適しています。今回、こちらで...

国道265号線 高森峠の展望台で絶景満喫

国道265号線といえば、なんといっても「九州最凶クラスの酷道」ですよね。熊本県阿蘇市旧一の宮町を起点に、九州山地を縦断して宮崎県小林市までの200キロ弱を結ぶ国道です。今でこそ改良により、大部分の区間で走りやすくなっていますが、現在でも椎葉村~旧須木村の区間に未整備区間が残り、マップルの地図では「山ばかりの風景。走りづらく、えんえんと時間を費やす」と酷評されています。今回は熊本県高森町から国道265号に入...

観光よし食事もよし!道の駅「あそ望の郷くぎの」

食事と休憩を兼ねて、熊本県南阿蘇村にある道の駅「あそ望の里くぎの」にやってきました。その名の通り、旧久木野村にあります。広い敷地には物産館、レストラン、ドッグランなど、観光客を受け入れるための施設が揃っています。駐車場も広く、ちょうど夏休み期間中ということもあり、自家用車で埋め尽くされていました。さすがは九州屈指の観光地・阿蘇ですね。建物の裏手に回ると、ものすごい絶景が広がっていました。手前には芝...

扇坂展望所&俵山展望所 (熊本県西原村・南阿蘇村)―遮るものない絶景!

熊本市と阿蘇を結ぶルートの一つ・俵山峠は、これまで曲がりくねった狭隘路でした。俵山トンネル・南阿蘇トンネルが開通したことで、従来県道指定されていた峠越え区間は、村道に格下げされ現在に至ります。今回はあえて旧道を進んで俵山峠を越え、西原村から南阿蘇村を目指しました。これから、途中にある扇坂展望所・俵山展望所に立ち寄ってみようというのです。▲まずは峠手前で小休止まずは西原村にある扇坂展望所にやってきま...

道の駅「七城メロンドーム」から山鹿温泉へ(熊本県菊池市~山鹿市)

今回は温泉どころとして名高い、熊本県菊池市から山鹿市にかけてをめぐっていきます。ちょうどお昼時ということで、最寄りの道の駅に立ち寄ってみることに。菊池と山鹿の間には、メロンの産地として有名な七城町があります。そんな七城にあるのが、道の駅七城メロンドームです。ドームというからには、丸っこい建物なんでしょうか。うむ、やはりその通りでした。屋根が特産品メロンの形になっている、面白い建物です。早速中に入っ...

菊池渓谷でヒンヤリ体験(熊本県菊池市)

とにかく厳しい暑さが続く今夏、例年以上に避暑地が重宝されているでしょう。九州には山間部を中心に、魅力的な避暑地が沢山あります。今回はその中でも、熊本県菊池にある菊池渓谷を巡っていきます。九州道の菊水ICから車で約1時間、菊池渓谷の入口にやってきました。写真上の建物はビジターセンターで、土産物店やレストランが入っています。また、近隣にはレジャー施設の「菊池渓谷水の駅」もあり、一帯は熊本県北部を代表する...

【施設紹介】東九州自動車道下り線 別府湾SA(大分県別府市)

今回は大分県別府市にある、東九州自動車道の別府湾サービスエリア(下り線)をめぐっていきます。温泉地として有名な別府の街を一望できる、風光明媚な高台の上に位置するSAです。現時点では、東九州自動車道の単独区間(北九州JCT~日出JCT・大分米良SA~清武南JCTほか2区間)にはサービスエリアがありません。日出JCTから大分米良までの区間を東九州道との重複区間とみなした場合、東九州道唯一のサービスエリアということになりま...

高台にある杵築藩旧武家屋敷(大分県杵築市)

かつて杵築藩の城下町として栄えた、大分県杵築市にある武家屋敷をめぐっていきます。当地の武家屋敷は谷間の商人街を挟むようにして、南北2か所の高台に建てられ、今もなお昔の風情を残しています。まずはじめに北側の高台へとやってきました。谷を挟んで北側の武家屋敷街を「北台」、南側の屋敷街を「南台」いいます。観光地として有名な酢屋の坂を上がると、さっそく武家屋敷街が見えてきました。敷を囲む土塀は老朽化でゆがん...

杵築城址・天守閣展望台(大分県杵築市)

大分県杵築市にある杵築城へとやってきました。今回は同城をめぐっていきます。▲杵築城門杵築城は室町期に木付氏によって築城されました。江戸期以降ははじめ小笠原氏が入り、のち松平氏の統治下に入って明治維新に至ります。門をくぐると庭園に出てきます。ここには沢山の石碑や石柱が並べられ、壮観な姿を我々に見せてくれます。古いものだと、500年以上前の室町期に建立された石塔もあります。どうやら、ここにある石塔類は城下...

酢屋の坂・志保屋の坂―商家と武家屋敷をつなぐ2つの坂道(大分県杵築市)

今回は大分県杵築を有名にした「坂道」を求め、同市中心部へとやってきました。城下町の杵築には今もなお古い町並みが残っているそうです。その中にある坂道が、古い町並みと見事に調和して、観光客に大うけだというのです。今回足を運んだ「谷町」という地区は、昔から商人の町として栄えてきました。その名の通り、谷底にそって町が広がっています。現在でも古い町並みが残されており、電柱を地下に埋設するなど、周囲の景観に配...

明礬温泉でいただく蒸しプリン&湯の花小屋(大分県別府市)

大分県別府市にある明礬温泉にやってきました。温泉どころとして有名な別府には、至る所に温泉街があります。今回来た明礬温泉は別府随一の温泉街・鉄輪の西側にあり、周囲は山がちになっています。鉄輪から坂を上りきって、明礬温泉に到着です。岡本屋売店の前に車を止めて・・・まずは売店で名物「地獄蒸しプリン」をいただくことに。ちょうど休日ということもあって、駐車場はマイカーでパンパンになっています。駐車場から山の...

湯煙に覆われた集落「岳の湯」を行く (熊本県小国町)

熊本県の北端に位置する小国町には、至る所に温泉があります。その中でも、とくに黒川温泉と杖立温泉がよく知られています。今回訪れたのは黒川でも杖立でもありません。「岳の湯」という名前の温泉地です。こちらは「温泉蒸気に覆われた集落」として、ツウの間では有名なんだそうですね。私も以前から訪れたいと思っていました。小国町中心部から車で進むこと10分、峠道を上り詰めた先に目的地はあります。一応観光地として整備さ...

豊礼の湯―「岳の湯」の麓にある温泉宿(熊本県小国町)

冬になるとつい、温泉に入って温まりたくなりますよね。ということで、今回は熊本県小国町にある温泉宿「豊礼の湯」に立ち寄りました。一応温泉宿ですが、日帰り客向けの大浴場・家族風呂も併設されているんです。豊礼の湯の周辺には温泉施設がいくつもあり、かの有名な煙に覆われた集落「岳の湯」も、ここからすぐ近くの場所です。目の前には涌蓋山がそびえています。駐車場の背後にある事務棟で入浴料を支払い、浴場へと向かいま...

岡本とうふ店の裏に廃線跡発見 おまけに廃車体まで・・・(熊本県小国町)

まさか、あの岡本とうふ店の裏側に宮原線が通っていたとは思ってもいませんでした。昭和59年に廃止された国鉄宮原線の廃線跡を航空写真でたどっていると、小国町にある老舗豆腐店「岡本とうふ店」に行きつきました。ぶ厚い油揚げで有名なこの豆腐店には、これまで何度も立ち寄っています。まさか、すぐ横に廃線跡があろうとは・・・たまたま近くを通る用があったので、岡本とうふ店から廃線跡まで歩いてみました。ちょうど雑草の枯れ...

国鉄宮原線 麻生釣駅跡 ―藪に消えた高原の秘境駅(大分県九重町)

大分県玖珠町と熊本県小国町を結んでいた国鉄宮原線は、1984年の廃止からすでに30年以上が経過しています。アーチ橋やトンネルといった構造物が保存・活用される一方で、道路化や風化により消えゆく以降も少なくありません。今回は九州屈指の秘境駅として知られていた、麻生釣(あそづる)駅の跡地をめぐっていきます。麻生釣駅跡は国道387号線沿いにあります。国道から未舗装の山道に入り、坂を少し上ると駅跡に至ります。「山のお...

中津城跡(大分県中津市) 中津にもあった官兵衛ゆかりの地

福澤諭吉先生の出身地にして大分県北最大の都市・中津には、城下町の風情が今も色濃く残っています。今回は中津のランドマークともいえる中津城跡をめぐります。中津城は官兵衛こと黒田孝高によって築造され、関ヶ原合戦の直後まで黒田氏が治めていました。関ヶ原の功により、黒田氏が筑前に転封されると細川氏の居城となり、さらに細川氏が肥後に入ると小笠原氏が入り、最終的に中津城は奥平氏の居城となりました。廃藩置県まで奥...

JR中津駅から中津城を目指して(大分県中津市)

大分県最北部にある城下町・中津市中心部を巡っていきます。今回はJR大分駅を起点に、中津城址を目指して1キロ強の徒歩散策です。福沢諭吉ゆかりの地として有名な中津ですが、はたしてどんな史跡や街並みに出会えるでしょうか。起点の中津駅は昭和の雰囲気を感じさせる高架駅になっています。昭和50年までここから大分交通耶馬渓線が出ていましたが、当時の面影を感じることは全くできません。なお、耶馬渓線で活躍した車両は中津...

青井阿蘇神社(熊本県人吉市)―400年の歴史を誇る社殿は必見!

熊本県南東部に位置する人吉市中心部に、今回お届けする青井阿蘇神社はあります。同神社の創健は9世紀初頭とたいへん古く、九州屈指の歴史を誇る神社の一つです。祭神は建磐龍命、阿蘇津媛命、国造速甕玉神の3柱。▲一の鳥居と禊橋、奥には二の鳥居と社殿一の鳥居は明神タイプです。手前から順に一の鳥居、禊橋、二の鳥居、社殿という配置になっています。禊橋が架かる池には蓮が植えられています。所々で蓮の実が付き始め、人によ...

一福岡県民が見た平成28年熊本地震とその影響について

4月16日現在、熊本県内を震源とする「平成28年熊本地震」が発生してから1日半が経過しました。熊本を中心に、九州各地で強い揺れが幾度も起きているだけでなく、震源周辺では大規模な土砂災害・建物崩落等の被害が発生しています。私は福岡県内に居住していますが、こちらでも強い余震がいまだに続いています。熊本県内外にかかわらず、地震に対して強い警戒を持ってもらうために本記事を設置しました。4月14日夜~15日夜最初の揺...

発電所跡が残る、沈堕の滝(大分県豊後大野市)

阿蘇山の外輪山に隣接する大分県南西部は、湧水が多く出ることで知られています。また、阿蘇山噴火の影響により雄大な渓谷や滝が形成され、一帯は九州を代表する「水の里」として知られています。水が多く湧き出るし、水遊びに適した場所が沢山あるということで、夏になると大分県内陸部は多くのレジャー客でにぎわい、日によっては主要道路に渋滞ができるほどです。今回は比較的静かな環境下にあり、静寂を求める方にぜひおすすめ...

大分のナイアガラ・原尻の滝(大分県豊後大野市)

うだるような暑さで悩む我々に活力を与えてくれる存在、それが「涼」です。毎年夏になると、各地で凉をとる人々の姿を見かけます。海では海水浴が、山では瀑布鑑賞が主な「納涼」手段と言って良いでしょう。私はどちらかというと、塩辛くてベタつく海水よりも山水の方が好きなので、凉をとる場所といえば海よりも専ら山の方に偏りがちです。そういうこともあって、「夏おすすめの納涼スポットをあげよ」といわれたら、真っ先に滝や...

【国指定重要文化財】白水ダム(大分県竹田市荻町)

今回お届けする「白水ダム」は大分県中央部、竹田市荻町の山深い渓谷にあります。二階堂酒造のCMに登場したことで一躍有名になったというこのダムは、正式名称を「白水溜池堰堤水利施設一溝」といい、農業用水を農地に供給するための灌漑用ダムとして建設されました。荻市街地から非常に離れた場所にあるだけでなく、ここが離合困難な1車線路を進みに進んだ最果ての地でもあるので、マイカーでないと行くのは難しいでしょう。▲白水...

九重夢大吊橋(大分県九重町)~ミヤちゃん!?

九州中央部、大分県九重町には飯田高原という高原地帯があり、九州を代表する避暑地として知られています。高原の入口には九酔渓という、これまた美しい渓谷があります。そこにあるのが今回お送りする、九重夢大吊橋です。日本で一番高い歩行者専用橋であることはよく知られており、筆者もかねてより訪れてみたいと思っていました。あいにくの天気ではありましたが、九酔渓の素晴らしい眺めを一望することができましたよ。▲九重夢...

滝つぼ横にはケルンも・・・鍋ヶ滝(熊本県小国町黒渕)

野暮用で熊本県小国を訪れたときのこと、途中で鍋ヶ滝なる景勝地の近くを通ったので、納涼がてら立ち寄ってみました。▲旧蓬莱小学校来訪者が多いため、滝の横にある駐車場を使うことはできず、廃校になった蓬莱小学校のグラウンドに車を止め、マイクロバスで滝に移動するようになっていました。駐車場は有料です。旧蓬莱小学校前にあるポンプ車格納庫付近からマイクロバスが出ていました。格納庫のシャッターにはなぜか、ゴリラの...