【施設紹介】JR常磐線 原ノ町駅(福島県南相馬市)―野馬追の世界観に浸れる駅

今回は福島県南相馬市原町区にある、原ノ町駅をめぐります。所属路線はJR常磐線。常磐線のいわき以北では最大の駅にあたり、特急「ひたち」が停車するほか、普通列車は同駅を境に系統が分かれます。東日本大震災の発生直後、常磐線は津波・原子力発電所事故の影響を受け、年単位の不通区間を出しました。相馬以北は津波被害で移設を余儀なくされ、原ノ町以南は被害調査すら満足にできない状況です。さいわい、原ノ町~相馬間の被害...

【施設紹介】JR石巻線/仙石線 石巻駅(宮城県石巻市)―石ノ森漫画の世界に浸ろう

今回は宮城県石巻市にある、JR石巻駅をめぐります。小牛田と女川を結ぶ石巻線のほか、東北では珍しい直流電化の仙石線も乗り入れています。▲石巻駅舎を眺めて今でこそ駅舎は一つですが、宮城電気鉄道を買収して国鉄仙石線とした経緯から、仙石線用の駅舎が別にありました。1990年に駅舎が統合され、仙石線ホームは石巻線ホームの横に落ち着き、現在に至ります。▲石巻駅舎内部石巻市では昭和を代表する漫画家・石ノ森章太郎(現登米...

【施設紹介】JR総武本線 銚子駅(千葉県銚子市)―首都圏屈指の通勤路線の最果ては

今回は千葉県銚子市にある、JR銚子駅をめぐります。JR総武本線の終点であり、成東・千葉方面に向かう列車が発着するほか、成田線の列車も乗り入れています。▲銚子駅(現駅舎)駅舎にはガラスと木材がふんだんに使われ、明るさとぬくもりに包まれたデザインになっています。向かって右側には、2018年に役目を終えた旧駅舎の一部分が残されています。▲残された旧駅舎の一部▲にぎやかな銚子駅前ロータリー▲銚子商工会マスコット「ちょ...

【施設紹介】JR石巻線 女川駅(宮城県女川町)―温泉を併設する復興シンボル

今回は宮城県女川町にある女川駅をめぐります。所属路線はJR石巻線。今から10年前の2011年3月、女川の街を大津波が襲いました。駅も市街地も流され、残ったのは泥とがれきだけでした。それから長い歳月をかけて、土地のかさ上げ・住宅再建が行われ、2015年、女川駅は営業を再開しました。▲女川駅外観現在の駅舎は復興に伴い、200メートル内陸部に移設されています。旧駅時代から存在する温泉施設「女川温泉ゆぽっぽ」が併設され、...

【施設紹介】JR鶴見線 弁天橋駅(神奈川県横浜市鶴見区)

今回は横浜市鶴見区にある、JR鶴見線の弁天橋駅をめぐります。駅番号はJI04。いくつかの支線を持つJR鶴見線は、その大半が工業地帯の中を通っています。ここ弁天橋駅も例外ではなく、駅周辺を見渡すと工場だらけでした。ちょうど、年末年始かつ夜に来た関係で、操業していない工場が大半を占めていました。おかげで周囲はしんと静まり返っています。▲弁天橋駅を正面から眺めて鶴見小野~弁天橋駅間には、車両基地(鶴見線営業所)...

【施設紹介】JR奥羽本線/米坂線 米沢駅(山形県米沢市)―隠れかねたんを探せ!

今回は山形県米沢市にある米沢駅をめぐります。所属路線はJR奥羽本線。また、同駅から米坂線が分岐して、日本海沿岸の坂町とを結んでいます。▲米沢駅舎を正面から眺めて駅舎は市中心部に面した西側にあります。東側とをつなぐ陸橋もあるため、駅東西での「アクセス格差」は解消されています。駅周辺には住宅地や商店が密集していますが、これでも米沢市の中心部から若干離れています。今回の訪問に際して、僕は米沢の中心部に一泊...

【施設紹介】JR横須賀線 久里浜駅(神奈川県横須賀市)―スカ線の果てはローカル色濃く

今回は神奈川県横須賀市にある久里浜駅をめぐります。所属路線はJR横須賀線、駅番号はJP01。みなさま知っての通り、横須賀線最果ての駅です。ここまで直通する列車のうち、大半がE217系付属編成による逗子~同駅間の区間列車です。同じ横須賀線でも、逗子以北と以南とでは雰囲気が違い、趣味的に面白い路線だと思います。▲JR久里浜駅を正面から眺めて駅舎は趣ある木造建築です。雰囲気はどことなく、台鐵の斗南駅に通じるものがあ...

迫る世代交代・・・JR総武快速線のE217系を追え!

いつの間にか、E235系の横須賀・総武線バージョンが登場したんですって。ということはつまり、E217系の廃車が始まるということ!恥ずかしながら、横須賀・総武線系統に行く機会が少ないため、E217系を撮影したことはありません。これからE235系が増えるにつれて、勢力を狭めていくでしょう。いつの時代もそうですが、たくさん走っているうちに見ておくのが一番です。これから千葉駅を起点に、総武本線を上りつつE217系を撮っていき...

【施設紹介】JR仙石線 あおば通駅(宮城県仙台市青葉区)

今回は宮城県仙台市の中心部にある、あおば通駅をめぐります。所属路線はJR仙石線。同駅は2000年の仙石線地下化にともない誕生しました。当初、仙台駅の一部として開業する予定でしたが、現在地に仙台駅ホームが設置されることになり、この駅には「あおば通」という名前が与えられます。駅名の由来は地上を通る「青葉通り」から。▲あおば通駅コンコース隣の仙台駅からは400メートル離れています。この程度の距離なら、歩いて移動で...

【施設紹介】JR仙山線 作並駅(宮城県仙台市青葉区)―雪に埋もれた交流電化の碑

今回は宮城県仙台市東部にある、作並駅をめぐります。所属路線はJR仙山線。所在地が仙台市内だからと侮ってはいけません。ここは紛れもない山奥のローカル駅です。俗にいう「秘境駅」よりも若干開けていますが、ここが政令指定都市にある駅とは思えないほど、静寂に包まれていました。▲作並駅を正面から眺めて(停車中の車は宿の送迎車)駅舎は比較的新しい木造式で、無人駅のため窓口はありません。駅に降り立つと、ちょうど宿の...

【施設紹介】JR常磐線 夜ノ森駅(福島県富岡町)―復興のツツジが芽吹く駅

そこにあったのは、解体されたはずの旧駅舎でした・・・。今回は福島県富岡町にある、夜ノ森駅をめぐります。所属路線はJR常磐線。目次1 東日本大震災から再開までの経緯2 旧駅舎を再現した待合室3 東西自由通路で本岡地区からのアクセスが便利に4 きれいに整備された島式ホーム東日本大震災から再開までの経緯同駅は2011年の東日本大震災による福島第一原発事故の被害を受け、長期間の休止を余儀なくされました。のちに帰還困難...

JR日南線の観光特急「海幸山幸」に乗る(南郷~宮崎)

九州南端の一ローカル線として、このまま苦境の道を進むと思われていた、JR日南線。観光特急「海幸山幸」の運転が始まるなど、観光客誘致に向けたてこ入れが行われつつあります。今回はそんな日南線の現在を知るべく、南郷駅から宮崎まで「海幸山幸」に乗車しました。高千穂鉄道でトロッコ列車として使われていた車両が、いったいどれだけ変貌を遂げたのか。さっそく確かめてみたいと思います。15時20分ごろ、「海幸山幸」の乗車が...

【施設紹介】JR奥羽本線/津軽線/青い森鉄道 青森駅(青森県青森市)―北海道への玄関口は今

今回は青森県の県庁所在地・青森市にある、青森駅をめぐります。所属路線はJR奥羽本線(東北新幹線全通まではJR東北本線)。かつての北海道への接続路線・JR津軽線や、東北本線を経営分離した青い森鉄道線も、同駅に接続しています。▲青森駅駅舎訪問当時、青森駅のすぐ隣では新駅舎の建設工事が進んでいました。まもなく完成らしく、2020年度末には新駅舎(5代目)の供用が始まると聞いています。青函連絡船ありし頃の面影を残す、...

【施設紹介】JR三角線 三角駅(熊本県三角町)―観光列車のデビューで一変した駅

今回は熊本県三角町にある、三角駅をめぐります。所属路線はJR三角線(通称:あまくさみすみ線)。実をいうと、この駅に来るのは20年ぶりでかつ2回目です。前回来たときは地味な終着駅というイメージでしたが、観光列車「A列車で行こう」の運転を機にリニューアルが行われ、雰囲気が一変しました。▲三角駅舎を正面から眺めてたしか、以前は駅舎の真ん前に展望台がありましたよね。あれが撤去されたことで、駅舎を遮るものは消えて...

【施設紹介】JR日豊本線/日南線 南宮崎駅(宮崎県宮崎市)―駅舎は小さいけど構内は広い!

今回は宮崎県宮崎市にある、南宮崎駅をめぐります。所属路線のJR日豊本線のほか、同駅から日南線が分岐しています。宮崎市が大淀川の北岸部なのに対し、この駅は南岸部にあります。車両基地が併設されていることから、特急列車を含む多くの列車が、ここを起終点としています。かつては寝台特急「富士」「彗星」も、ここで折り返していました。駅舎自体は小さく、通常タイプと橋上式をごちゃまぜにしたような外観が特徴です。一般的...

【施設紹介】JR日南線 南郷駅(宮崎県日南市)―西武ライオンズ一色の駅舎

今回は宮崎県日南市にある、南郷駅をめぐります。所属路線はJR日南線。2009年3月までは旧南郷町の代表駅でした。特急「海幸山幸」を含む、一部列車が同駅で折り返しています。一時期無人化されていましたが、現在は南郷町観光協会が入居する簡易委託駅です。駅舎は国道220号線に面しています。どうやら駅周辺がかつての南郷町中心部らしく、すぐ近くには旧町役場(現南郷総合支所)があるようです。ちなみにここ南郷では、2004年か...

【施設紹介】JR指宿枕崎線 指宿駅(鹿児島県指宿市)―人気ポケモンイーブイを探せ!

今回は鹿児島県指宿市にある、指宿駅をめぐります。所属路線はJR指宿枕崎線。路線名の一部にもなっているように、同線屈指の主要駅です。観光特急「指宿のたまて箱」がここまで運転されているほか、普通列車の折り返しも数本設定されています。▲指宿駅外観▲指宿駅前広場何か面白いものがないかと駅前広場に出ると、そこにあったのは石碑でした。そこには、日本最北の駅とされる稚内駅との姉妹駅締結を紀念する、小さな石碑が鎮座し...

【施設紹介】JR小海線 中込駅(長野県佐久市)―高原のヘッドマーク博物館

今回は長野県佐久市にある、中込駅をめぐります。所属路線はJR小海線。同駅は小海線の最北部にある駅で、構内には小海線営業所が併設されており、運用上の要に位置付けられています。ただし利用者は、北陸新幹線と接続する佐久平の方が多いとのこと。千曲川の東岸部に広がる、中込地区の中心部にこの駅はあります。佐久市の市街地はいくつかの集落に分散しているらしく、佐久平駅周辺の地区も中込と同規模か、それ以上の大きな市街...

【施設紹介】JR上越線 水上駅(群馬県みなかみ町)―SLの転車台がある駅

今回は群馬県北部・みなかみ町にある、水上駅をめぐります。所属路線はJR上越線。上越線はこの駅を境に、大きく性格が変わります。同駅で系統が分割されており、寝台特急「あけぼの」の廃止後、高崎方面から越後湯沢へと直通する定期列車はありません。駅舎は主要駅らしい立派な造りになっています。駅前には大型バスも停車可能な、広いスペースが確保されているのが特徴です。旅客が多かった頃は、ここからスキー場に向かう利用者...

【施設紹介】JR大糸線 信濃大町駅(長野県大町市)―アルペンルート東の玄関口

今回は長野県大町市にある、信濃大町駅をめぐります。所属路線はJR大糸線、駅番号は23。同駅は大糸線中間駅の中でも最大規模にあたり、特急を含む全列車が停車します。その他、松本方面からの折り返し列車も設定されているなど、運行上の拠点として位置付けられています。駅舎は緑に抱かれた大町らしい、お洒落なデザインの木造洋式です。2010年にリニューアル工事が行われ、山小屋をイメージした屋根形状に変わったとのこと。駅舎...

あの折尾駅が帰ってきた!令和生まれの「最新だけどレトロ」な新駅舎をめぐる

2021年1月、JR折尾駅の新駅舎が供用開始されました。2012年秋から翌年にかけて旧駅舎が解体されて以来、大規模な工事が続けられてきました。新駅舎が開業を迎えたことで、工事はようやく終盤に突入した形です。新駅舎の供用開始から2週間後の1月16日、折尾駅がどのように変わったのか、さっそく現地に行ってみました。目次1 旧駅舎を彷彿とさせるレトロな新駅舎2 立体交差時代の面影残るコンコース3 真新しくて広々としたホーム...

【施設紹介】JR山陰本線 香住駅(兵庫県香美町)―カニの爪が出迎える駅

今回は兵庫県北西部・香美町にある香住駅をめぐります。所属路線はJR山陰本線。福知山支社管内を代表する主要駅の一つで、普通列車だけでなく、特急「はまかぜ」の一部列車もここで折り返します。2005年までは旧城崎郡香住町の代表駅でした。▲香住駅舎基本的な造りは浜坂駅によく似ています。駅正面の壁に沿って、細長いひさしが張り出していました。駅前広場は最近整備されたらしく、バス専用スペースも設置されています。▲駅前ロ...

【施設紹介】JR東海道本線 山科駅/京阪京津線 京阪山科駅(京都府京都市山科区)

今回は京都市山科区にあるJR山科駅をめぐります。所属路線は東海道本線(琵琶湖線)・湖西線、駅番号はJR-A30(琵琶湖線)・JR-B30(湖西線)。なお、京阪山科駅もここで併せて扱います(地下鉄東西線山科駅は割愛)。▲JR・京阪山科駅全景駅前広場はJR・京阪京津線の線路に挟まれた、狭いスペースにあります。そのため、いったん踏切を渡ってから中に入るという、一風変わった構造なのが特徴です。▲JR山科駅正面を眺めて駅入口は高...

【施設紹介】JR奥羽本線/陸羽東線/陸羽西線 新庄駅(山形県新庄市)―木のぬくもりに包まれた駅

今回は山形県北部・新庄市にある、新庄駅をめぐります。所属路線はJR奥羽本線・陸羽東線・陸羽西線。3つの路線が十字状に合流する「ジャンクション駅」で、山形新幹線「つばさ」は同駅まで乗り入れています。▲新庄駅西口駅舎は市街地に面した西側に向いています。▲新庄駅改札口・窓口駅舎内に入ると、高い天井に目が行きました。まるで公共施設のホールにいるかのような気分です。一面に木のぬくもりを感じました。▲観光案内所(き...

【施設紹介】JR土讃線 高知駅(高知県高知市)―南国の太陽に照らされた高架駅

今回はJR土讃線一の主要駅・高知駅をめぐります。駅番号はD45(多度津方面)・K00(窪川方面)。その名の通り、南四国・高知県の県庁所在地駅で、それ相応の立派な高架駅なのが特徴です。また、高松駅とともに、JR四国管内に2か所しかない自動改札機の設置駅でもあります(2020年12月現在)。▲高知駅南口/とさでん交通高知駅前電停高知市中心部に面した南口には、広々とした駅前広場が整備されています。市内各方面に向かう路面電...

【施設紹介】JR因美線/智頭急行 智頭駅(鳥取県智頭町)

今回は鳥取県南部・智頭町にある、智頭駅をめぐります。所属路線はJR因美線・智頭急行。同駅は智頭急行の北端部にあたり、陰陽連絡線の中に含まれています。因美線は同駅を境に南北で性格が異なり、北部は特急も走る陰陽連絡線ながら、南部は閑散とした山奥のローカル線にすぎません。智頭急行の開業にともない、南北で運命が分かれた格好です。▲智頭駅舎木造平屋建ての小さな駅舎です。駅前広場には広い歩道が整備されていました...

【施設紹介】JR中央本線 中津川駅(岐阜県中津川市)―名古屋通勤圏の最果て

今回は岐阜県中津川市にある、中津川駅をめぐります。所属路線はJR中央本線、駅番号はCF19。通称「中央西線」(金山~塩尻)は同駅を境に、大きく性格が変わります。西側は名古屋に直通する通勤路線として、東側は閑散なローカル線として、それぞれ違う顔を持っているのです。▲中津川駅舎特急も停車する主要駅ということで、そこそこ大きな駅舎です。▲駅横にある観光案内所・にぎわい物産館駅隣には中津川市観光案内所と、土産物を...

【施設紹介】JR姫新線/津山線 津山駅(岡山県津山市)―扇形庫が残る駅

今回は岡山県北部・津山市にある、津山駅をめぐります。所属路線はJR姫新線・津山線。東津山駅で分岐する因美線も乗り入れていることから、同駅は3つの路線が乗り入れる「ジャンクション駅」といえます。すでに急行以上の種別は乗り入れていませんが、今でも岡山県北部の主要駅として、輸送・運行面で重要な役割を担っています。▲津山駅舎主要駅らしい、平屋建ての大きな木造駅舎です。駅前広場は最近になって整備されたらしく、真...

松本で駅撮りしていたら、電車ばかり撮ってしまった件

ブログで「施設紹介」と銘打ち、これまでたくさんの駅を紹介してきましたが、デカイ駅ってなかなか記事にしづらいんですよ。なんたって施設が大きくて、写真数もかさばりますから、記事にしようと思っても躊躇します。今回の松本駅でもやってしまいました。「施設紹介」どころか、電車ばかり撮りすぎて、単なる駅撮りになった話です。▲松本駅に到着まずは松本駅にやってきました。この駅に来るのは2007年以来、およそ13年ぶりです...

【施設紹介】JR予讃線/高徳線 高松駅(香川県高松市)―ザ・四国の玄関口

今回は香川県高松市にある、高松駅をめぐります。所属路線はJR予讃線・高徳線、駅番号はY00(予讃線)・T23(高徳線)。香川県の中心都市・高松は、古くから四国の玄関口として栄えてきました。瀬戸大橋が開通するまでの間、高松と本州側の宇野を結ぶ鉄道連絡船が行きかい、多くの旅人が高松で「四国への第一歩」を踏み出しました。瀬戸大橋開通後、わざわざ高松を経由しなくても、松山や高知に行くことができるようになりました。...