【施設紹介】JR筑豊本線=福北ゆたか線 新入駅(福岡県直方市)
今回は福岡県北部、直方市にある新入駅をめぐります。駅番号はJC20。JR筑豊本線でもとくに本数の多い「福北ゆたか線」内にある同駅は、かつて直方気動車区の最寄りでした。駅からは車庫や広い構内が見え、50系客車「レッドトレイン」や後藤寺線のキハ52など、今では見られない車両がたむろしていたのを覚えています。電化後、気動車区跡地は区画整理で消え、そこには商業施設が建てられました。気動車区の痕跡は土地境界標など、ご...
福岡トンネル坑口でJR山陽新幹線を激写!【2023年春】
トンネル区間や防護壁の多いJR山陽新幹線には、撮影地が多くありません。今回は数少ない撮影地の一つ、「福岡トンネル坑口」がある宮若市にやってきました。皆さんご存知のように、宮若市は鉄道空白地帯です。おまけに山がちの地域ですから、場所によっては公共交通機関が乏しいこともあります。この撮影地はまさに交通不便地の典型例で、近くを走るバスの本数はまばらです。そんなわけで、今回ここを訪れるにあたり、自宅からクロ...
【施設紹介】JR鹿児島本線/日豊本線 西小倉駅(北九州市小倉北区)
今回は福岡県北部、北九州市小倉北区にある西小倉駅をめぐります。東九州の一大幹線・JR日豊本線の起点にあたるほか、JR日田彦山線からの列車も乗り入れています。▲駅南口外観駅舎は橋上式です。すぐ背後をJR山陽新幹線が通っており、頻繁に列車の走る音が聞こえてきます。市街地寄りの場所ですが、駅前には落ち着いた雰囲気が漂っていました。駅前通りから少し歩けば小倉城です。▲駅舎内部駅舎内に入ると、明り取りの窓から光が差...
【施設紹介】JR香椎線 須恵駅(福岡県須恵町)
今回は福岡県北部、須恵町にある須恵駅をめぐります。その位置はJR香椎線の「南区間」(香椎~宇美)にあたり、福岡市郊外のベッドタウンを構成しています。駅番号はJD13。▲駅前広場駅前には閑静な住宅街が広がっています。線路に沿って町道が走っており、交通量はそれほど多くありません。都会の騒がしさがなく、住みやすそうな場所にみえました。▲駅舎駅舎の方はというと、香椎線に多く見られるコンクリ打ちっぱなし・ガラス張り...
【施設紹介】JR日田彦山線 大行司駅(福岡県東峰村) ※水害前
今回は福岡県中央部、東峰村にある大行司駅をめぐります。かつての宝珠山村中心部に近く、それを見下ろすように立地しているのが特徴です。里山に溶け込んだ木造駅舎は、同駅の名物として長年親しまれてきましたが、水害のため被災。土砂崩れのため、駅舎は跡形もなく消えました。その後、被災区間の再開を願い、木造駅舎が村によって再建されるも、JR九州は不採算を理由に鉄路復旧を拒否。被災区間は自動車交通(BRT)による復旧...
西九州新幹線開業前の長崎駅で去りゆく「電車」を激写!
西九州新幹線の開業を2日前に控えた9月21日、JR長崎本線の終点・長崎駅を訪れました。あと数日もすれば、この駅から新幹線以外の電車が姿を消し、平行在来線は非電化に戻ります。去りゆく光景を目に焼き付けながら、駅ホームで撮影・動画収録を行いました。長崎駅に出入りする列車を撮る特急かもめ3号で長崎入りした僕は、まず最初に下車したその足で撮影しました。もちろん最初に目を引いたのは、まもなく開業を迎える西九州新幹...
【施設紹介】JR長崎本線 現川駅(長崎県長崎市)―通過線がある小駅
今回は長崎市郊外にある現川駅をめぐります。その所在地からもわかるように、同駅はJR長崎本線の末端区間にある無人駅です。市布経由の新線(喜々津~浦上)で唯一、通過列車用の中線を有しています。▲駅入口駅前には広い駐車場と公衆便所が整備されています。駅舎はなく、構内に入ると右手には券売機が、正面にはICカードリーダー、左手には跨線橋入口があります。思ったよりもシンプルな駅でした。周囲を見渡すと、青々とした山...
415系鋼製車「真のラストラン」 普通221M乗車記(折尾~福間)
その日は突然やってきました。長年、関門トンネルの主として活躍してきた415系のうち、初期に製造された鋼製車が運行終了するというのです。終了寸前の告知に、多くのレイルファンが驚きました。それからというもの、連日多くのファンが沿線に押し掛けたのは言うまでもありません。415系鋼製車は関門トンネルだけでなく、鹿児島本線・日豊本線・長崎本線でも使用されました。なかでも注目を集めたのは、西九州新幹線がらみで話題沸...
【施設紹介】JR長崎本線 浦上駅(長崎県長崎市)―新幹線開業で縮小・上熊本化へ
今回はJR長崎本線の終点・長崎駅の一つ手前にある浦上駅をめぐります。市街地に近いため、古くから特急も停車する主要駅でした。駅周辺には平和公園など史跡・観光地が多く、長崎市第二の玄関口ともいえます。しかし、その役割も長くは続きませんでした。西九州新幹線開業にともない、平行在来線は文字通り「電車」すら通らない一ローカル線に転落。JR浦上駅は主要駅としての役目に終止符を打ちます。▲駅舎外観(手前は長崎電軌)...
間もなく見納め!夜明け前の東郷駅で「肥前山口行き」を撮る
西九州新幹線の部分開業が迫るなか、「江北駅」に改称される肥前山口駅がちょっとした話題になっています。交通の要所として知られる同駅ではかつて、ブルートレイン・在来線特急の分割併合が行われていました。それだけではありません。運行上の拠点として、同駅発着の列車も多く設定されています。線内完結の列車はもちろんのこと、鹿児島本線からの直通も存在します。2022年9月1日現在、肥前山口行きでなおかつ小倉口から来る列...