ブログヘッダー画像

【施設紹介】下関港国際ターミナル(山口県下関市)―朝鮮・満州への玄関口は今

今回お届けする「下関港国際ターミナル」は、JR下関駅から徒歩5分という好立地にあります。下関駅からペデストリアンデッキを歩けば、地平に一切降りることなく、さらに横断歩道を一切渡ることもなく、ターミナルに至ることができます。とても便利ですね。戦前運行されていた「関釜航路」には「鉄道連絡」があったそうですから、船~鉄道間の連絡が良いのは、80年前も今も同じなのでしょう。▲下関港国際ターミナル全景国際ターミナ...

外国人観光客で大にぎわい!大阪城址をぶらり散策

今回お届けする「大阪城」は言うまでもなく、大阪を代表する観光地の一つです。その知名度は日本国外にも及び、日々多くの外国人観光客も訪れています。さらには、2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』ゆかりの地ということもあり、今(2016年)や大阪で一番ホットな場所だといえます。今回はそんな大阪城内をめぐってみましょう。散策はJR大阪城公園駅から始まります。▲JR大阪城公園駅大阪城は非常に広く、天守閣に行って戻るまで少なく...

グリーンモール商店街(山口県下関市)―「関釜航路」の記憶残る街

今回の訪問地「グリーンモール商店街」は異国情緒打溢れる場所でした。商店街に一歩足を踏み入れると、そこには韓国料理や韓国雑貨を扱う店が軒を連ねているのです。大阪生野ほどの大規模ではありませんが、まさに朝鮮部落です。その背景には、「グリーンモール商店街」を抱える山口県下関市の歴史が深く関わってきます。20世紀初頭に朝鮮を併合した日本は、内地と朝鮮とを結ぶ交通路を開拓してきました。その中で、内地下関港と朝...

【施設紹介】JR宇部線 琴芝駅(山口県宇部市)

今回お届けするJR宇部線琴芝駅は、宇部市中心部に近い場所にあります。宇部市きっての繁華街は宇部新川と同駅の間に広がっており、宇部市役所はここ琴芝駅が最寄りです。無人駅。▲琴芝駅 駅舎オレンジ色の瓦屋根が特徴の、古い洋館のような駅舎です。駅前広場はたいへん狭く、「街中の小駅」といった風情を醸し出しています。今回はご紹介できませんが、駅前食堂もなかなか趣ある建物でした。▲駅裏側から琴芝駅構内を眺めて琴芝駅...

大歳神社(山口県下関市)―屋上のような場所に建つ神社

今回お届けする大歳神社は山口県西部、下関市の中心部にあります。同神社はJR下関駅のすぐ東側に立地しており、韓国釜山に向かうフェリーが発着する「下関港国際ターミナル」もこの付近です。下関市で一番利便性の良い場所にある神社といえます。▲大歳神社 一の鳥居入口に高くそびえ立つ一の鳥居は、高杉晋作によって結成された「奇兵隊」と縁深い、白石正一郎によって奉納されたものです。幕末の動乱期に活躍したこの奇兵隊は、...

間もなく解体へ・・・取り残された昭和「赤坂門市場」を行く

福岡市中央区にある「赤坂門市場」はご存知ですか?地下鉄赤坂駅を出て、赤坂交差点から大正通りを南下すると、向かって右手に古びたアーケードが見えてきます。それが今回お届けする「赤坂門市場」です。建造から半世紀以上といわれる同市場は、施設の老朽化を受け、2016年8月末に取り壊しが予定されています。福岡は九州一の大都会として日々発展を続けており、昭和の建築物は年々数を減らしています。その一方で、「赤坂門市場...

登場、更新、縮小・・・大阪環状線で話題の列車を激写

関西私鉄にばかり目をとられている間に、JR西日本のアーバンネットワークでは変化が起きつつあります。中でも、大阪環状線に新車323系が導入される件はレイルファンや利用者の間でも大きな話題になっていると聞いています。今回は大阪環状線をグルリと回転しながら、今日話題になっている列車たちを追いかけてみようと思います。まずは天王寺駅に向かい、接続する阪和線の頭端ホームへ。阪和線は元々私鉄だったこともあり、同駅の...

旧船木鉄道 船木町駅―廃止から半世紀、駅舎残る(山口県宇部市楠町)

今回は山口県宇部市、旧楠町にある鉄道廃線跡に触れてみます。楠町の中心部・船木地区は山陽道の宿場町として、古くから栄えてきました。同地区には鉄道も通っており、船木鉄道(宇部~船木町~万倉~吉部)による運営が行われました。やがて、第二次大戦期に万倉~吉部駅間はレール供出のため役割を終え、ついで1961(昭和36)年には全線廃止を迎えます。そんな船木鉄道の船木町駅跡には、廃止から半世紀を経た今も駅舎が残っているそ...

近鉄南大阪線~大阪線を乗り換える(土師ノ里→河内国分)

近鉄大阪線と南大阪線は、それぞれ並行するかたちで大阪と奈良盆地を結んでいます。場所によっては2キロ未満にまで接近しているところもあるので、両線を歩いて乗り換えることもできます。今回は南大阪線から大阪線に歩いて乗り換えたいと思います。数か所ある「乗り換えポイント」の中から、道明寺駅(南大阪線)と河内国分駅(大阪線)を結ぶルートを選んでみました。巨大古墳の散策を兼ねて、今回は道明寺駅より一つ手前の土師ノ里...

【施設紹介】JR宇部線 宇部新川駅―「旧型国電」最後の聖地は今(山口県宇部市)

今回お届けするJR宇部新川駅は宇部市中心部にある、宇部線最大の中間駅です。小野田線の列車は全列車が分岐駅の居能ではなく、ここ宇部新川を始発駅としています。宇部線列車の中にも同駅で折り返す列車があり、構内には電留線も備えられています。また、2000年代前半まではJR九州の415系も乗り入れていました。宇部市内にはこれとは別に、宇部駅という市名を冠した駅があります。ただし市中心部からは非常に離れており、宇部新川...