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ブヌン族の里に行こう!台東県海端郷の中心部をぶらり散策

今回お送りする海端郷は台湾東部、台東県の北辺にある小さな町です。日本統治時代には関山郡蕃地が置かれていました。

その名が示す通り、原住民(とりわけブヌン族)の比率が高く、海端という地名もブヌン語「ハイトトワン」に由来します。

台東県海端郷への入口(省道20号線)

関山市街地から池上方面を目指して歩くと、省道9号と20号の交点が見えてきます。ここを右へ進めば池上・花蓮方面、左へ進めば海端市街地に至ります。

省道20号を進むと、すぐに海端郷に入ります。

蕃地を引き継いだ自治体(秀林郷・万栄郷・卓渓郷など)はたいてい、山裾に沿って境界線がひかれており、平地が少なく広面積なのが特徴です。また、場所によっては他の自治体を通過しないと交互に行き来できない、「飛び地」のような集落も散見します。

台東県海端郷の中心部

海端市街地の入口が見えてきました。入口には原住民風の彫像が鎮座しています。

ブヌン族の彫像
▲原住民風の彫像

海端郷福徳亭と自強号

市街地端にある福徳亭にやってきました。背後を列車が通過したので、逆行気味ですが列車とあわせて記録に収めておきます。

台東県海端郷を走行する台鐵自強号
▲海端駅周辺を行くDR2900形自強号

台東県海端郷の用水路を流れる白濁の水

水路を覗くと、すさまじい勢いで泥色の水が流れていました。このような色でも、水の流れる音は非常に心地いいもので、非常に暑い日であれば尚更心地よく感じられます。

海端郷の教会
台湾キリスト長老教会海端教会

原住民集落ではおなじみの教会堂もありました。

市街地をさらに進めば、やがて右手に海端駅が見えてきます。駅に到着したところで、海端郷中心部の散策を終えました。

撮影日:2014年7月6日
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