【台東県鹿野郷】鹿野駅前をめぐる (鹿野駅~官舎~福徳宮~キリスト教会)
今回訪れた鹿野(しかの)郷は台湾東部、台東県内陸部にあります。
花東縦谷の南端部にあり、卑南渓の西岸部には肥沃な平地が広がっています。そのため、日本統治時代には内地人による移民村が数カ所設置され、現在でも地名や日本家屋などに当時の名残を見ることができます。郷の東西には関山郡蕃地にルーツを持つ延平郷が「飛び地状」に広がっています。
現在の鹿野郷における中心部は鹿野駅周辺にあり、一帯には官公庁等もあります。日本統治時代における鹿野庄の中心は駅西側にある高台(地名ではない)にあり、一帯には私設移民村の鹿野移民村が設置されていました。
現在の行政区域では、駅前一帯を鹿野村、鹿野移民村のあった台地一帯を龍田村と定めていますが、当記事では便宜上、前者を「麓」、後者を「鹿野村」と呼ぶことにします。

▲駅前通り
駅前通りは良く整備されており、貸しスクーター店が軒を連ねています。タクシーも待機しているので、タクシーを利用したい場合も苦労することがありません。


駅前両側には木造建築があります。


駅近くには状態の良い日本家屋があります。おそらく鉄道関連の宿舎として、大正~昭和年間に建てられたものでしょう。状態は悪くありません。(写真上、左右とも同一)

▲福徳宮
小さな集落にもよくある土地公祠です。

▲延平宮
平戸ゆかりの武将、鄭成功を祀っています。

駅前通りを進むと、省道9号(花東公路)に出ます。鹿野のメインストリートともいえる通りです。街の中心部が鹿野村から麓に移ったのはおそらく、後者に主要道路と鉄道駅があったからでしょう。
通り沿いの肉屋に大きな豚肉の塊がつりさげられ、生肉独特の少し生臭い匂いを漂わせていました。付近にはコンビニ(セブンイレブン)もあります。

▲台湾キリスト長老教会鹿野教会
撮影日:2014年7月6日
花東縦谷の南端部にあり、卑南渓の西岸部には肥沃な平地が広がっています。そのため、日本統治時代には内地人による移民村が数カ所設置され、現在でも地名や日本家屋などに当時の名残を見ることができます。郷の東西には関山郡蕃地にルーツを持つ延平郷が「飛び地状」に広がっています。
現在の鹿野郷における中心部は鹿野駅周辺にあり、一帯には官公庁等もあります。日本統治時代における鹿野庄の中心は駅西側にある高台(地名ではない)にあり、一帯には私設移民村の鹿野移民村が設置されていました。
現在の行政区域では、駅前一帯を鹿野村、鹿野移民村のあった台地一帯を龍田村と定めていますが、当記事では便宜上、前者を「麓」、後者を「鹿野村」と呼ぶことにします。

▲駅前通り
駅前通りは良く整備されており、貸しスクーター店が軒を連ねています。タクシーも待機しているので、タクシーを利用したい場合も苦労することがありません。


駅前両側には木造建築があります。


駅近くには状態の良い日本家屋があります。おそらく鉄道関連の宿舎として、大正~昭和年間に建てられたものでしょう。状態は悪くありません。(写真上、左右とも同一)

▲福徳宮
小さな集落にもよくある土地公祠です。

▲延平宮
平戸ゆかりの武将、鄭成功を祀っています。

駅前通りを進むと、省道9号(花東公路)に出ます。鹿野のメインストリートともいえる通りです。街の中心部が鹿野村から麓に移ったのはおそらく、後者に主要道路と鉄道駅があったからでしょう。
通り沿いの肉屋に大きな豚肉の塊がつりさげられ、生肉独特の少し生臭い匂いを漂わせていました。付近にはコンビニ(セブンイレブン)もあります。

▲台湾キリスト長老教会鹿野教会
撮影日:2014年7月6日
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