E3系特急「こまち28号」に乗る(大曲~盛岡)
2014年3月、E3系が特急「こまち」(東京~《東北新幹線・田沢湖線・奥羽本線経由》~秋田)運用から撤退しました。その直前にあたる3月13日、E3系「こまち」を見るために「青春18きっぷ」を活用して秋田を訪れました。
ただ見るだけというのも面白くないので、最後までE3系が「こまち」運用に入っていた数少ない列車「こまち28号」東京行きに乗車し、大曲から盛岡まで移動してみましょう。
E3系「こまち28号」に乗車した理由は上記のみならず、もう一つあります。
今回乗車した区間に該当する田沢湖線は、全体を通しても普通列車の本数が少なく、とりわけ田沢湖~赤渕駅間の本数はわずか4往復のみという、「18きっぷ」利用者泣かせの区間であります。
今回は盛岡に行きたいので、どうしても田沢湖線を通る必要がありました。しかし普通列車の本数が少ないので、普通列車だけで移動した場合、その日のうちに「盛岡・福島に立ち寄ってから、東京を目指す」という方法が困難になってしまいます。ゆえに田沢湖線を南下する際、どうしても特急「こまち」でワープする必要がありました。
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秋田駅から奥羽本線を南下し、「こまち28号」よりも一足先に大曲駅に到着しました。そこで駅構内を撮りながら時間を潰すこと数十分、ついに「こまち28号」が到着し、念願のE3系「こまち」乗車が叶いました。
車両がIGBTの後期車ということもあって、走行音は静かです。中速域で時折モーターが唸るとはいえ、殆ど聞こえてきません。

徐々に暖かくなってきた九州とは対照的に、東北の山深い地域はまだまだ真冬です。田地は積雪に埋もれ、どこに畦があるのか分からないほど、雪が深く積もっています。

▲雪原と化した田地
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「陸奥の小京都」として名高い角館に到着です。

角館駅からは秋田内陸縦貫鉄道が分かれており、阿仁合を経て鷹巣(JRは鷹ノ巣)とを結んでいます。急行「もりよし」が設定されているのが特徴です。
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▲秋田内陸縦貫鉄道が分岐する
秋田内陸縦貫鉄道の線路が積雪で見えなくなっています。雪原から顔をのぞかせている機器類がかろうじて、ここに線路があるということを伝えているようです。

角館を出ると、徐々に山が迫ってきました。ゲーム「電車でGO!」でいうなら、隠し警笛が多数存在する区間に入ってきたのです。
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ときおり国道46号線と並走しながら、山道に入っていきます。
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▲刺巻駅通過
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日本一深い湖として名高い田沢湖の最寄り、田沢湖駅に到着です。ここでE3系「こまち」の後継にあたるE6系「スーパーこまち」(当時)と交換を行います。
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▲田沢湖駅でE6系「スーパーこまち3号」と交換
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▲田沢湖駅停車中の一コマ
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▲E6系「スーパーこまち」を横目に田沢湖駅を出発
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▲「車内のご案内」
E3系の写真が泣かせる。
車窓を撮るだけでなく、E3系が「こまち」として走っている「証」を記録に残してまわります。鉄道を映像に収める際、ただ車両そのものや車窓を撮るだけでなく、その他の・・・たとえば旅情をかき立てる様なモノ等を収めようと心がけています。
田沢湖からはいよいよ、県境を越えるため山奥に入っていきます。「電車でGO!」だと距離が短縮されているので、短い時間で秋田~盛岡(もしくは新花巻)駅間をプレイできますが、実際に乗車してみると、時間をかけて進んでいくことを実感させられます。

志度内・大地沢信号場を経て、岩手県雫石町にある赤渕駅に到着しました。ここではE6系「スーパーこまち」と交換するため、しばらく運転停車します。
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▲赤渕駅でE6系「スーパーこまち」と交換
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山越えを終えて再び平地に入ると、雫石駅に到着するまでそう時間はかかりません。雫石町の北側には、観光地として有名な「小岩井農場」があります。
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▲雫石駅に到着
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東北自動車道をくぐると、まもなく盛岡駅です。
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▲諸葛川
「諸葛」と書いて「もろくず」と読みます。三国志で有名な諸葛亮孔明と関係がある、というわけではありません。
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東北新幹線が寄り添ってくると田沢湖線に別れを告げ、東北新幹線との連絡線に入り、新幹線と合流して盛岡駅に到着します。
途中、2度停車したのち、衝撃音とともにE5系「はやて」に連結して扉が開きます。これぞ、新在直通特急「こまち」の醍醐味ではないでしょうか。ゲーム「電車でGO!」の内容が今、現実の光景として目の前に広がっていたのです。
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▲盛岡駅に到着
宮沢賢治ワールドでいうところの「イーハトーブのモリーオ」です。
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E5系と連結したE3系「こまち28号」は、ぶら下がる形で東京を目指し出発します。間もなくE3系が「こまち」から撤退するとはいえ、盛岡駅のホームは比較的静かで、数人のレイルファンとともに列車を見送りました。
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▲E3系「こまち」、東京に向け高速走行へ・・・
撮影日:2014年3月12日
ただ見るだけというのも面白くないので、最後までE3系が「こまち」運用に入っていた数少ない列車「こまち28号」東京行きに乗車し、大曲から盛岡まで移動してみましょう。
E3系「こまち28号」に乗車した理由は上記のみならず、もう一つあります。
今回乗車した区間に該当する田沢湖線は、全体を通しても普通列車の本数が少なく、とりわけ田沢湖~赤渕駅間の本数はわずか4往復のみという、「18きっぷ」利用者泣かせの区間であります。
今回は盛岡に行きたいので、どうしても田沢湖線を通る必要がありました。しかし普通列車の本数が少ないので、普通列車だけで移動した場合、その日のうちに「盛岡・福島に立ち寄ってから、東京を目指す」という方法が困難になってしまいます。ゆえに田沢湖線を南下する際、どうしても特急「こまち」でワープする必要がありました。
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秋田駅から奥羽本線を南下し、「こまち28号」よりも一足先に大曲駅に到着しました。そこで駅構内を撮りながら時間を潰すこと数十分、ついに「こまち28号」が到着し、念願のE3系「こまち」乗車が叶いました。
車両がIGBTの後期車ということもあって、走行音は静かです。中速域で時折モーターが唸るとはいえ、殆ど聞こえてきません。

徐々に暖かくなってきた九州とは対照的に、東北の山深い地域はまだまだ真冬です。田地は積雪に埋もれ、どこに畦があるのか分からないほど、雪が深く積もっています。

▲雪原と化した田地
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「陸奥の小京都」として名高い角館に到着です。

角館駅からは秋田内陸縦貫鉄道が分かれており、阿仁合を経て鷹巣(JRは鷹ノ巣)とを結んでいます。急行「もりよし」が設定されているのが特徴です。
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▲秋田内陸縦貫鉄道が分岐する
秋田内陸縦貫鉄道の線路が積雪で見えなくなっています。雪原から顔をのぞかせている機器類がかろうじて、ここに線路があるということを伝えているようです。

角館を出ると、徐々に山が迫ってきました。ゲーム「電車でGO!」でいうなら、隠し警笛が多数存在する区間に入ってきたのです。
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ときおり国道46号線と並走しながら、山道に入っていきます。
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▲刺巻駅通過
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日本一深い湖として名高い田沢湖の最寄り、田沢湖駅に到着です。ここでE3系「こまち」の後継にあたるE6系「スーパーこまち」(当時)と交換を行います。
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▲田沢湖駅でE6系「スーパーこまち3号」と交換
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▲田沢湖駅停車中の一コマ
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▲E6系「スーパーこまち」を横目に田沢湖駅を出発
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▲「車内のご案内」
E3系の写真が泣かせる。
車窓を撮るだけでなく、E3系が「こまち」として走っている「証」を記録に残してまわります。鉄道を映像に収める際、ただ車両そのものや車窓を撮るだけでなく、その他の・・・たとえば旅情をかき立てる様なモノ等を収めようと心がけています。
田沢湖からはいよいよ、県境を越えるため山奥に入っていきます。「電車でGO!」だと距離が短縮されているので、短い時間で秋田~盛岡(もしくは新花巻)駅間をプレイできますが、実際に乗車してみると、時間をかけて進んでいくことを実感させられます。

志度内・大地沢信号場を経て、岩手県雫石町にある赤渕駅に到着しました。ここではE6系「スーパーこまち」と交換するため、しばらく運転停車します。
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▲赤渕駅でE6系「スーパーこまち」と交換
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山越えを終えて再び平地に入ると、雫石駅に到着するまでそう時間はかかりません。雫石町の北側には、観光地として有名な「小岩井農場」があります。
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東北自動車道をくぐると、まもなく盛岡駅です。
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▲諸葛川
「諸葛」と書いて「もろくず」と読みます。三国志で有名な諸葛亮孔明と関係がある、というわけではありません。
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東北新幹線が寄り添ってくると田沢湖線に別れを告げ、東北新幹線との連絡線に入り、新幹線と合流して盛岡駅に到着します。
途中、2度停車したのち、衝撃音とともにE5系「はやて」に連結して扉が開きます。これぞ、新在直通特急「こまち」の醍醐味ではないでしょうか。ゲーム「電車でGO!」の内容が今、現実の光景として目の前に広がっていたのです。
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▲盛岡駅に到着
宮沢賢治ワールドでいうところの「イーハトーブのモリーオ」です。
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▲E3系「こまち」、東京に向け高速走行へ・・・
撮影日:2014年3月12日
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