【施設紹介】JR北陸本線 筒石駅(新潟県糸魚川市)
今回お送りする筒石駅は新潟県西部、糸魚川市仙納地区にあります。この駅は皆様もご存じのとおり、地中深いトンネルの中にある駅として知られており、多くの鉄道ファン・旅行愛好者に愛されている駅です。
開業当初の筒石駅は地上にあり、線路は海岸線沿いを通っていました。糸魚川~直江津駅間では度々地滑りが発生し、列車が流れ出る土砂に乗り上げたこともありました。度重なる土砂災害への対処に加え、電化・複線化の計画が出ていたことから、大規模なルート変更が行われることになりました。
当該区間最長のトンネル・頸城トンネルはちょうど旧筒石駅の山側に建設され、移転後の筒石駅は同トンネル内に設置されることになりました。これが「トンネル駅」筒石駅の由来です。
現在の駅舎は海岸沿いの集落から少し離れた、山間に位置しています。国道8号線からは500メートル離れており、ゆっくり歩いて移動すると10分ほどかかります。もちろん地上にあるのは駅舎だけで、肝心のホームは地下深くにあります。駅舎の背後には山々がそびえており、現在の駅が置かれた環境をひしひしと感じとることができます。
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▲筒石駅駅舎

▲筒石駅入口に建つ標識

▲ホームは40m下!トンネルの中の駅

▲窓口の営業終了について

▲筒石駅窓口の様子

▲フラッシュ撮影は絶対にしないでください
駅舎内部はこじんまりとしていますが、地下にある構内を管理し、乗客の安全を確保するため駅員が配置されています。以前は「入坑証明書」や「赤い青春18きっぷ」を取り扱っていましたが、例の「経営分離」の準備が行われており、当日は取り扱われていませんでした。
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改札を抜けるとすぐ坑道に入り、階段を下っていきます。入口付近に立つと、構内から流れてくる強い風が押し寄せてきます。階段を下るにつれ徐々に寒くなってきました。冬はただ寒いだけですが、夏場だったらひんやりとして心地いいかもしれません。
筒石駅には階段もエレベーターもなく、ホームから駅舎へ行くのにどれだけ難儀するだろうかと思っていましたが、階段は意外にも緩やかでびっくりしました。
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▲筒石駅ホーム待合室への入口
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▲筒石駅ホーム待合室の様子
途中で向かい側ホームへと向かう坑道を分かち、さらに階段を下っていくとホーム入口にある待合室に到着します。待合室の大きさは小さめで、列車を待つための最低限の設備(ベンチ・時刻表など)置かれています。
ホーム入口には引き戸があり、通過する列車から発生する強い列車風から、待合室と利用者を守っています。

▲筒石駅駅名標

▲トンネル奥深くにある筒石駅構内
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▲筒石駅を出発する413系普通直江津行き
千鳥式のホームは薄暗く、トンネルの途中に設置された駅であることを実感することができます。列車が来ない時間帯はもっぱら、水の流れる音だけが聞こえてきます。
撮影日:2015年3月7日
開業当初の筒石駅は地上にあり、線路は海岸線沿いを通っていました。糸魚川~直江津駅間では度々地滑りが発生し、列車が流れ出る土砂に乗り上げたこともありました。度重なる土砂災害への対処に加え、電化・複線化の計画が出ていたことから、大規模なルート変更が行われることになりました。
当該区間最長のトンネル・頸城トンネルはちょうど旧筒石駅の山側に建設され、移転後の筒石駅は同トンネル内に設置されることになりました。これが「トンネル駅」筒石駅の由来です。
現在の駅舎は海岸沿いの集落から少し離れた、山間に位置しています。国道8号線からは500メートル離れており、ゆっくり歩いて移動すると10分ほどかかります。もちろん地上にあるのは駅舎だけで、肝心のホームは地下深くにあります。駅舎の背後には山々がそびえており、現在の駅が置かれた環境をひしひしと感じとることができます。
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▲筒石駅駅舎

▲筒石駅入口に建つ標識

▲ホームは40m下!トンネルの中の駅

▲窓口の営業終了について

▲筒石駅窓口の様子

▲フラッシュ撮影は絶対にしないでください
駅舎内部はこじんまりとしていますが、地下にある構内を管理し、乗客の安全を確保するため駅員が配置されています。以前は「入坑証明書」や「赤い青春18きっぷ」を取り扱っていましたが、例の「経営分離」の準備が行われており、当日は取り扱われていませんでした。
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改札を抜けるとすぐ坑道に入り、階段を下っていきます。入口付近に立つと、構内から流れてくる強い風が押し寄せてきます。階段を下るにつれ徐々に寒くなってきました。冬はただ寒いだけですが、夏場だったらひんやりとして心地いいかもしれません。
筒石駅には階段もエレベーターもなく、ホームから駅舎へ行くのにどれだけ難儀するだろうかと思っていましたが、階段は意外にも緩やかでびっくりしました。
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▲筒石駅ホーム待合室への入口
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▲筒石駅ホーム待合室の様子
途中で向かい側ホームへと向かう坑道を分かち、さらに階段を下っていくとホーム入口にある待合室に到着します。待合室の大きさは小さめで、列車を待つための最低限の設備(ベンチ・時刻表など)置かれています。
ホーム入口には引き戸があり、通過する列車から発生する強い列車風から、待合室と利用者を守っています。

▲筒石駅駅名標

▲トンネル奥深くにある筒石駅構内
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▲筒石駅を出発する413系普通直江津行き
千鳥式のホームは薄暗く、トンネルの途中に設置された駅であることを実感することができます。列車が来ない時間帯はもっぱら、水の流れる音だけが聞こえてきます。
撮影日:2015年3月7日
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