2016年・アクティブな新年の迎え方―走り初め編
(前回の内容)
終夜運転の様子を見るため、JR博多駅構内に入ってみました。年明けの博多駅は静まり返り、ラッシュ時の賑やかさとは対照的です。香椎線での仕業を終え、竹下に戻っていく気動車は0時過ぎに博多駅を通ります。
0時半を過ぎ、ようやく終夜運転の第一便が小倉目指し、出発していきます。博多駅から太宰府天満宮まで走り初めをするため、1時をめどに改札を抜けました。
とにかく寒い。動いていないと常に震えが起こってたまりません。時計を見ると、出発の目安としていた1時が近づいていたので、少しウォーミングアップしてから、太宰府までの15キロを走り始めます。

オフィス街の筑紫口界隈は静まり返り、交通量も非常に少ないです。ただし例外が一つだけありまして、それが若者グループです。
道中至る所で、飲み会帰りの若者グループを目にしました。静かな住宅街でもお構いなしに騒ぎ立て、いくら酒の勢いだからとはいえ、周囲の迷惑を全く考えないその様には驚きあきれました。正月ぐらいはハメを外そうにも、限度というものがあります。限度をわきまえなければ、ただのアホでしかありません。

▲麦野交差点
筑紫通りをひた進み、麦野交差点で左折。やがて県道112号と合流すると、ついに車道が片側1車線路となり、福岡市から抜け出します。このルートで通ると春日市を通らないので、福岡市を出ると大野城市になります。
ここで背後から、けたたましい爆音が次第に近づき、あっという間に遠ざかっていきました。音の主はスポーツカーで、速度は確実に100キロを上回っていました。交通量の少ない夜は、車道の狭い道でもお構いなしに爆走する「飛ばし屋」がいるので、歩道があればぜひ入っておきたいものです。

▲大野城市・太宰府市境付近
今回は信号に引っかかる回数が多く、3回に1度は引っかかりました。信号の多さを考えると、博多~太宰府よりも、宗像大社近辺で走った方が良いのかもしれません。あちらは信号が殆どないので。
大野城市内をあっさりと抜け、ついに太宰府市に入りました。私の感覚だと、太宰府市に入ったらすぐにゴールというイメージでしたが、なんと全く違いました。太宰府市に入ってからゴールの天満宮まで、なんと5キロ近くもあります。福岡市内の区間を測ったところ約6キロ半だったので、太宰府市=狭いというイメージが一気に変わりました。
天満宮が近づくと、駐車場の空きを待つ車列が迫ってきました。残念ながら、ここでもハメを外す若者に遭遇しました。車列を横目に進んでいると、真横の車から「あけましておめでとうございます」と絶叫する娘が二人ありけり。真剣にランニングしている最中、言葉を発するわけにもいかないので、軽く手を挙げて応じてやると、なぜか大爆笑を始めました。何がやりたいのか、意味がわかりません。渋滞待ちで暇なのはわかるけど、見知らぬ人をからかうのはアウトでしょう。
このバカチンが!
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博多を出て1時間半、目的地の太宰府天満宮に到着です。久しぶりのランニングということで、体力をかなり消耗しました。やっぱり運動は大事ですね。
時間が早すぎたのか、太宰府まで走っている中で、走り初めランナーを見ることはありませんでした。時間帯が早すぎたのか、それとも太宰府に走り初めするランナーが少ないのか。私は前者だと思うのですが、いかがでしょう。
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深夜2時という時間帯にもかかわらず、天満宮は多くの初詣者で賑わっています。名物「梅ヶ枝餅」の売店は、どこも長蛇の行列をなし、まるで昼間のようです。
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神門に掲げられた、「謹賀新年」の横断幕が趣あり。やっぱりランナーウェア姿でいるのは私だけでした。
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初詣を済ませ、つづいて西鉄電車で天神に戻ります。西鉄でも終夜運転を実施していますが、福岡(天神)行きの本数はそれほど多くありません。毎時1本程度なので、乗り遅れないよう、気を付けながらの移動になりました。暖房の効いた電車に乗車しても、結局体の寒さは取れないままでした。
天神には4時ごろに到着しました。ここから博多駅に移動すれば、あとは電車一本で帰宅できます。ところが、ここで大問題に遭遇しました。
博多駅に行こうにも、地下鉄が動いていません。
外に出ると、ちょうど地下鉄入口のシャッターが閉まっているところでした。惜しくも、30分前に終夜運転が終わっていました。暖をとる場所はなし、とにかく動いていないと体が持ちません。だいぶ疲れましたが、歩けるだけ歩いてみることにしました。ついでに櫛田神社の初詣にもいってみましょう。
「2016年・アクティブな新年の迎え方―朝の博多編」に続く。
撮影日:2016年1月1日
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