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【2016年2月】名門大洋フェリー「きたきゅうしゅうⅡ」乗船記(3)【大阪南港⇔新門司】

前項では、名門大洋フェリーの新造船「きたきゅうしゅうⅡ」の乗船記1日目を掲載しました。今回は一夜明けた2日目の乗船記をお届けします。



夜明け~明石海峡大橋まで


何度も利用していると、だんだん「早起きしないでゆっくり過ごそう」と思うようになってきます。外は非常に寒く、早起きして朝焼けを撮ろうにもその気になれません。

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結局起床したのは明石海峡大橋を通る直前の、7時前でした。甲板に出てみようと外に出ると、あまりの冷たさと強風に、1分も出ていられない状況です。毎度恒例の海峡大橋撮影には、プロムナードから挑んでみました。

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船内にいると、風が吹いてこないので風切り音が入ってきません。しかも暖房で暖かく、撮影するには快適すぎる程です。

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明石海峡大橋をくぐった直後、ほんの少しだけと再度、甲板に出てきました。あまりにも酷い寒さですが、ここは我慢して、朝陽に映えるファンネルと大橋をさっと収めておきます。

明石海峡大橋~大阪南港到着まで


大阪湾に入ると、進行方向右手に工業地帯の巨大煙突が見えてきます。複数の煙突から煙突がたなびく様子は、工業と商業の街・大阪を象徴する風景といえましょう。

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既に朝食バイキングは始まっています。この便では、船内で朝食をとらないで、上陸後に朝食とする予定でいます。レストランの奥では、喋り声や食器の音が賑やかそうに響いてきます。

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ツーリスト寝台は狭く、長身の私では座っていられません。ここは居所をうつして、南港が近づくまでずっとプロムナードに留まることにしました。その前にひとつ、自販機で100パーセントジュースを購入。

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時間はゆっくり流れているかのようにみえますが、刻々と到着の時間は迫っています。それと同時に、遠くにうっすらと見えていた煙突も、徐々に鮮明な形になって見えてきました。

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▲夜宴のあと

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やがて、陸が間近に迫ってきました。周囲はコンテナとクレーンばかりで、ここが港湾施設であることを感じさせられます。それもそのはずで、時計を見ると到着15分前。すでに大阪南港に入っていました。

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遠くには、大阪と別府とを結ぶ「フェリーさんふらわあ」が止まっています。あちらの乗船場は名門大洋フェリーと大きく異なり、フェリーターミナル駅(ニュートラム)ではなく、トレードセンター前駅(同上)が最寄りです。

やがてエントランスには、荷物を持った乗客が下船のため、列をなしてきました。それほど荷物を持っているわけではない私は、アナウンスが流れてから荷物をまとめ始めます。

大阪南港到着~下船まで


8時半、大阪南港に到着です。下船口が開くと、乗客が大量に出ていきます。急ぐ必要のない私は、8割方出ていってから下船することにします。

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人の少なくなった下船口を出て、ターミナルまでの長い通路を歩いて移動しながら、新造船「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」を撮って回ります。夜は見えなかった、船体の各所各所がくっきりと綺麗に見えます。

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▲きたきゅうしゅうⅡを正面から眺めて

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ここ名門大洋フェリーには、カモメを象ったマスコットキャラがあります。新造船が建造されるにあたり、イラストが一新されました。

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▲新旧マスコット比較
新たに「フェリーニ」「ノリーナ」が誕生した


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▲オレンジフェリー「おれんじ7」

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▲左から、「おれんじ7」、名門大洋フェリー「きょうとⅡ」

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▲大阪南港フェリーターミナルから「きたきゅうしゅうⅡ」を眺めて

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▲フェリーターミナル駅に停車する大阪市営「ポートラム」

ここまで、往路・新門司~大阪南港までの記録をお届けしました。復路・大阪南港~新門司編は、また別項にて1ページにまとめてお送りします。



▲今回収録した動画です。
高評価&チャンネル登録お待ちしております!


撮影日:2016年2月18日

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COMMENT

レラティー

まだ、大阪対北部九州だと、旺盛な需要があるんでしょうね。
北海道だと、釧路-東京などフェリーが衰退しています。
とはいえ、近いうちに室蘭港にフェリーが復活するという動きもあります。

展望窓、もの凄い人ですね!
瀬戸内海の島々や橋が見えるので、北海道航路とは違った光景なんでしょう。
ただ、海峡が狭く、松山から広島へ行ったとき、「音戸の瀬戸」で反対向きのフェリーを待ったこともありました。

長身でいらっしゃるとは!
スポーツとかお得意なんでしょうね。


フェリーの車両が出る所が斜めになっていたり、従来の船よりカッコ良くなっていますね。
私が乗船したのとは別ですが、苫小牧-大洗航路のフェリーで、ほぼ同時期に火災があり、非常にショックでしたが、老朽化も原因だと考えております。

2016年02月28日(日)15:36

wra

レラティーさん

> 瀬戸内海の島々や橋が見えるので、北海道航路とは違った光景なんでしょう。
> ただ、海峡が狭く、松山から広島へ行ったとき、「音戸の瀬戸」で反対向きのフェリーを待ったこともありました。

絶海の中を航行する外洋航路とは違い、ずっと陸地の見える中を進んでいきます。おかげで、プロムナードにいても風景が常に移り変わって面白いですよ。


> 長身でいらっしゃるとは!
> スポーツとかお得意なんでしょうね。

実はまったくの正反対で、球技は全然だめですよ。バスケの上手さ具合も平均以下といったところでしょうか(笑)
スポーツは長距離走を嗜んでいるぐらいです。


> 私が乗船したのとは別ですが、苫小牧-大洗航路のフェリーで、ほぼ同時期に火災があり、非常にショックでしたが、老朽化も原因だと考えております。

あれは大変な事故でしたね。福岡でもたくさんニュースで扱われていました。

2016年02月28日(日)22:00

レラティー

瀬戸内海は、架橋が充実し、あまり船にお世話になる機会は少ないでしょうが、時間があれば試してみたいです。


(PhotoScape、そもそも「メニュー」の画面を未だに見つけられずにいます・・・)

(今日は「二・二八事件」の日でしたね。すっかり忘れていました・・・)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/international/international/1-0240274.html

2016年02月28日(日)23:34

wra

レラティーさん

> (PhotoScape、そもそも「メニュー」の画面を未だに見つけられずにいます・・・)

「メニュー」という名前の欄はありませんよ。もしかすると、「ツール」のことではないでしょうか?
トップ画面上の右下には、「ホーム」「オブジェクト」「トリミング」「ツール」と書かれた4つのボタンがあるはずです。

2016年02月29日(月)17:59

焼きそば

戦場ならぬ、船上カメラマンですね

いずれにせよ、撮影は大変そうです。


朝食バイキング、楽しみだったのに(笑)。上陸後を待ちますかね。

2016年03月02日(水)00:42

wra

焼きそばさん

甲板での撮影には気を付けないと、風で物が飛ばされそうになることがあります。冬場は寒いし大変ですよ。

2016年03月02日(水)17:28