惜しい、おかしい!韓国で発見「へんてこ日本語」(2016年4月版)
大企業や公的機関がかかわる施設だと、日本人や日本語に精通した韓国人が文章に目を通しているためか、ちゃんとした日本語表記を見ることが専らです。また、観光客向けの個人商店や食堂でも、日本語表記を見ることがあります。つまり、それだけ日本人が多く訪れるということです。
今回は短い滞在時間で見つけた「へんてこ日本語」を、簡単に3つだけお届けします。

日本人なら「プルコギ」として知られている焼き肉料理も、このように「ブルゴギ」として書かれています。
最初にこれを見たときは違和感を感じましたが、じつをいうと、朝鮮語のアルファベット表記では「プルコギ」を「Bulgogi」と表記するのです。これを日本語ローマ字に当てはめて、「ブルゴギ」と表記したのでしょう。

これはたしか、釜山港国際ターミナル食堂で見かけたものです。すでに「汁」と書いてあるのに、最後に「汁」と同じ意味の「じる」を付け足しています。韓国語で例えるならば、「ホットク」を「ホットットク」と書くようなものです。
故事成語でいう、「蛇の落書きに足を付け足した」物語に通じる所がありますね。いわゆる蛇足です。

これには苦笑いしました。だって、動詞があまりにも不完全すぎますから。動作を示す言葉が抜けて、「~にてります」という意味不明な文章になっています。
それにしても、本当は何と表記したかったのでしょうか。マッサージ店なので、おそらく「同じ料金にて(マッサージを)承ります」としたかったのかもしれません。
以上、3つの「へんてこ日本語」を見てきました。このような日本語が記された看板は、釜山の街に行けばたくさん見つかります。今回写真に収めなかった分を含めても、数十ほど見つけることができました。
また訪問次第、新たな「へんてこ日本語」をお届けする予定です。
撮影日:2016年4月5日
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