JR東郷駅北口の風景(14)―駅前住宅の痕跡、ついに消滅へ

駅前にあった雑居ビル等の跡地は整地され、以前の建物基礎・擁壁は跡形もなくなりました。建物跡はロータリー拡張に用いられるようですが、従来の敷地だけだと用地が足りないようで、旧3号線側の一部低地が埋め立てられています。
最後まで残っていた駐車場跡地も整地され、建物があった場所一帯は凹凸のない更地へと変貌しました。もはや駅前ロータリーを遮るものは何もありません。

先述のように、これまで使用されてきた建物の擁壁は取り除かれ、新たな擁壁が造成されようとしています。擁壁工事は完成しておらず、工事用の木枠がまだ残されています(5月3日現在)。

JR東郷駅北口工事の目玉はなにも、ロータリー拡張だけではありません。旧3号線からの出入りが便利になる「スロープ道」設置も目玉の一つといえます。
改良工事が終わると、新たにロータリーと旧3号線を直結する接続路が供用開始されます。駅と旧3号線には標高差があるため、接続路はスロープ状になっています。
このスロープ道はすでに一部完成していますが、これまで駅前の建物基礎が撤去されなかった影響か、半ば「トマソン」状態で放置されていました。駅前の建物跡に手が入ったことで、これからスロープ道に手が付けられるものと思われます。
撮影日:2016年5月3日
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