三春天満宮(福岡県うきは市浮羽町三春)
同神社は大分県との県境から2キロほどしか離れておらず、その位置はちょうど朝倉平野の東端部にあたります。東側には日田の山々が、南側には耳納山地、北側には朝倉の山々が迫り、三方を山に囲まれています。
三方の山で蓄えられた水はやがて川になって下り、筑後一帯の水田を潤します。そのおかげで、筑後川流域は九州屈指の米処となり、数多くのブランド米を各地に出荷しています。
ここ三春天満宮も水量豊富な農村にあって、稲作農家の鎮守として大切にされていることが分かりました。ここからは写真を中心に、神社の姿をお届けします。

▲三春天満宮入口・狛犬
同神社はJR筑後大石駅から近く、ときおり列車の通る音が聞こえてきます。駅から徒歩約3分という好立地です。

▲三春天満宮の神牛像
奥に見えるのはJR久大本線の線路。時期によっては、境内から菜の花の絨毯を望むことができます。運がよければ「ななつ星」も見られますよ。

▲三春天満宮の神牛像(その2)
神牛像はもう一つあります。先ほどの像よりも古い時期に建立されたのか、風化して角(かど)がとれていました。

▲三春天満宮の狛犬(その2)

▲末社・石碑など

▲梅風会館
三春天満宮境内には、社務所と思しき建物があります。その名も「梅風会館」といい、朱・茶色・白を基調とした色合いの平屋建てです。建物基礎の色合いからして、比較的新しい建物と見ました。
鳥居・同会館のしめ縄といい、境内の除草具合といい、とにかく手入れが行き届いています。ここまで綺麗だと、参拝に来た私も心地良いものです。

拝殿前の狛犬一対に目をやると、台座に何かが置かれています。不思議に思って近づいてみると、それはお供え物と思しきみかんでした。信心深い住民が置いていったものでしょう。

▲三春天満宮本殿と末社「宮地嶽神社」
神社への入口は2か所あります。拝殿から向かって正面にある入口とは別に、拝殿正面から垂直に伸びる参道と、その入口もあります。
ここでは前者を「正面参道」、後者を「側面参道」と呼ぶことにしましょう。

▲三春天満宮もう一方の入口・鳥居を眺めて
一の鳥居をくぐると、神橋で池をわたり二の鳥居へと続きます。


▲三春天満宮の狛犬(その3)

▲末社「宮地嶽神社」鳥居
正面参道とあわせると、同神社には計4基の鳥居があります(正面参道:1基、側面参道:2基、末社:1基)。いずれも状態は良く、定期的に整備されているようです。


▲三春天満宮の狛犬(その4)
撮影日:2016年4月10日
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