【2016年夏】阪九フェリー「ひびき」に乗る(新門司⇒泉大津、1)
両船は新門司と泉大津を結ぶ航路で使用されています。泉大津便の出発・到着時刻は神戸便よりも早く設定されており、朝早くから行動したい方にはありがたい存在です。
大阪市街地までの移動に関しては、泉大津も神戸(六甲アイランド)も変わりありません。乗船時間・滞在地での過ごし方に合わせて、両便を使い分けると良いでしょう。
今回は「ひびき」の乗船記を2回に分けてお届けします。前篇となる(1)では、写真を中心としながら同船の外観・内装をご覧ください。まず初めに外観から入っていきます。
外観

▲新門司港で出港を待つ「ひびき」
新造船ということで、外観はきわめて綺麗です。

▲「ひびき」ファンネル
いざ船内へ― 5階(客室1層目)
客室1層目となる5階には、フロント・売店をはじめとするエントランスに不可欠な設備のほか、キッズルーム・ロビー喫煙室・カラオケルームが置かれています。等級の低い客室も5階にあります。

▲フロント・売店

▲エントランス・ロビー

▲喫煙室

▲ロッカールーム

▲ゲームコーナー

▲カラオケルーム

「ひびき」を縦に貫くエレベータも、決して無視できない存在です。エレベータ内に設置された窓からは吹抜が見えるようになっており、その造りは百貨店やホテルのエントランスを思わせます。
6階(レストラン・自販機・プロムナード)
阪九フェリーといえば、何と言っても充実したレストランじゃないでしょうか。6階にはレストラン、プロムナード、展望デッキのほか、上級客室が置かれています。

▲レストラン商品価格表

▲レストラン商品配置図

▲「ひびき」レストラン

▲自販機・飲食スペース
レストラン横には自販機スペースが置かれています。明るく開放感ある同スペースには飲食できるテーブルもあり、広大な海原を眺めながら寛げるようになっています。

▲プロムナード

▲6階(客室2層目)から吹抜を眺めて
7階(最上階)


▲7階・吹抜周辺の通路

▲7階から吹抜を眺めて

▲「ひびき」浴室
「いずみ」「ひびき」の浴室には新たに、展望露天風呂が設置されました。屋根なしでアクリル板を通じて外が見える、文字通りの「露天風呂」です。
スタンダード和室(≒二等船室)
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スタンダード和室は従来の二等船室に比べ、相当な進化を遂げています。近年の船にありがちな「頭部のしきり」は勿論のこと、頭上にはコイン式ロッカーも置かれました。貴重品が心配だからと、荷物を抱いて眠る「ひと手間」がこれで省けるというわけです。
甲板部

▲「ひびき」救命浮き輪

▲甲板部に設置されたテーブル・椅子
夜になると甲板付近はライトアップされ、海風にあたりながら散歩できるようになっています。

▲救命ボート
総括
以上、「ひびき」船内外の様子を見てきました。
「せっつ」「すおう」に比べると相当な進化を遂げており、「つくし」「やまと」と比較しても、結構な発展を見てとれました。新造船が登場するたびに、船内がより「都会のホテル」に近づいているのを実感できます。
個人的には、潮風に当たりながらひとっ風呂楽しめる露天風呂がおすすめです。「いずみ」「ひびき」ご利用の際はぜひ、お試しください。
次項(2)では、お待ちかねの乗船記がはじまります。穏やかな瀬戸内海を眺めながら寛げる、「ひびき」の旅情をお伝えしていきます。
撮影日:2016年7月2日
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