昭和ロマン漂う!JR大阪環状線「寺田町駅」の旧駅名標

駅構内には昭和のレトロな雰囲気が漂っています。電光掲示板や時折やってくる新型電車を見なければ、あたかも30年前に移動したかのような感覚を覚えます。

▲寺田町駅に到着する225系
大阪環状線はその路線形状から、カーブが随所に存在します。そのため、レイルファンにうってつけの撮影スポットが数多くあります。寺田町駅も例外ではありません。

▲寺田町駅の現駅名標
探し物をしながらホームを歩くと、通常とは異なる色の駅名標に行きつきました。大阪環状線の駅名標は更新により、黒・赤を基調としたものに変更されています。
今回探していた物件は、駅名標のすぐ近くにありました。

探していた物件とはそう、寺田町駅で近年発見された「旧駅名標」です。
JR寺田町駅では駅改良工事の際、看板の裏側から古い駅名表が発見されました。これは壁に直接描かれたもので、保存価値が高いと判断されたことから修復の上、保存展示されています。
旧字体(写真上、「区/區」の文字に注目)で書かれているため、設置時期は間違いなく60年以上も前のことです。

▲寺田町駅・旧駅名標横の説明板
説明板によると、駅名標には右から左へ文字が書かれた痕跡があるため、戦前に設置された可能性が高いとされています。
このような様式の駅名標は極めて希少価値の高いといえます。戦災、戦後復興を見てきた旧駅名標は、これから寺田町駅のシンボルとして愛されていくことでしょう。寺田町にお立ち寄りの際は、ぜひ旧駅名表をご覧ください。
撮影日:2016年7月3日
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