福岡市中央区・若者の街「親富孝通り」を行く
この「親富孝通り」という街路名は"おやふこう"と発音し、その発音から既にお察しの方もあるでしょう、もとの名前を「親不孝通り」といいました。
名称の起源はかつて一帯にあった予備校に由来します。予備校に通う浪人生は近隣の飲食店に入り浸っていました。街の人々はその様子を皮肉を込めて「親不孝だ」と評したところ、やがてそれは街路の通称として定着しました。現在では「親不孝」から「親富孝」に改称されながらも、その名前は天神の一角に根付いています。

▲昭和通りと親富孝通りが交差する舞鶴1丁目交差点

この親富孝通り、「大名」や「春吉」よりも若干静かな印象を受けますが、たしかに若者向けの店舗がたくさん並んでいます。カラオケボックス、ダーツ店、居酒屋は勿論のこと、他にも異様な数のインド料理店が見受けられました。とにかく多いです、インド料理店。

さらに歩くと、茶色いビルが右手に見えてきました(写真上)。ほう、これがエンターテイメントショーで有名な「あんみつ姫」の劇場ですか。「博多どんたく」のパレードにも毎年参加しているこの「あんみつ姫」、たしか近年では外国人向けのショーもやっていると聞いています。

スタート地点の舞鶴1丁目交差点を出てから10分、あっという間に那の津通りと交差する福祉センター交差点に到着しました(写真上)。こちらが親富孝通りの北の果てにあたります。

福祉センター交差点から那の津通りを東に進むと、やがて九州朝日放送(KBC)本社が見えてきました(写真上)。ここから北に進めば那の津埠頭、東に進めば須崎公園、南に進めば天神交差点に至ります。
さて、KBC本社前に着いたところで今回の散策はお終いです。
2017年1月31日
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